[四柱推命] 滴天髄 通神論9-6 干支総論 [和訳 現代語訳]
皆さま、こんにちは。波濤ろく🌊です。
前回のテーマは「干支総論」第5回。陰陽と寒暖の話だったわね。十二支には陽支と陰支があるけれど、日干を助ける用神としては、東南の陽支(寅、辰、午)、又は、西北の陰支(酉、亥、丑)が望ましい💖支の陰陽と季節方角が合っていると、生扶する力が強いから💪そして、その用神を生扶する支は、用神と陰陽、寒暖が逆の支が望ましい。五行のバランスはもちろん、陰陽のバランスにも気を配りましょうね、というお話🌞🌛
詳しくは前回の記事をチェック✨
今回のテーマは「干支総論」第6回。早速見ていきましょう🏃♀️💨
⚠️原文として載せている『滴天髄闡微』には、命式例が数多く取り上げられておりますが、割愛させていただきます🙇♀️
⚠️和訳、現代語訳の正しさについては保証いたしません💦
⚠️押さえておきたいポイントに「💡」印を付しています。
✅原文
💡1 陽乘陰位氣盛,還須道路光亨。
🌸原注
2 六陰之位,獨酉亥醜為陰方,乃陰位之純。
3 五陰居之,如若是旺神,最要行運陽順光亨之地。
🌸任氏
4 六陰皆陰,非酉、亥、醜為陰之盛也,須分陰寒陰暖而論也。
💡5 承上文西北為寒,東南為暖,假如酉、亥、醜全,為西北之陰寒,最要行運遇東南寅、辰、午之陽暖是也。
💡6 如卯、巳、未全,為東南之陰暖,最要行運遇申、戌、子西北之陽寒是也。
7 此舉大局而論,若日主之用神喜神,或金,或水,或土,是西北之陰寒,歲運亦宜配東南之陽金、陽火、陽土,方能助用神喜神,而福力彌增。
8 若歲運遇東南之陰金、陰火、陰土,則為純陰不育,難獲厚福,不過和平而無災咎也。
💡9 陰寒之局如此論,陰暖之局亦如此論,所謂“陰盛包含柔順之氣,須配以陽盛光昌剛健之地”者是也。
✅和訳 現代語訳
💡1 陽が陰の位に乗り気が盛んなとき、更に陽が進む道が輝かしく順調である必要がある。
🌸原注
2 六陰(陰支)の位置の内、特に酉、亥、丑が陰の方角であり、純粋な陰の位置である。
3 五陰(陰干)がこれらの位置にある場合、もしこれが旺神であるならば、最も重要なのは運勢が陽の順に進み輝かしい場所に行くことである。
🌸任氏
4 六陰は全て陰であるが、酉、亥、丑の三陰のみを陰が盛んであるとするわけではない。陰の寒暖を分けて論じる必要がある。
💡5 上記の文(「通神論9-5 干支総論」)に従うと、西北は寒く、東南は暖かい。もし酉、亥、丑が揃うならば、それは西北の寒い陰の状態である。最も重要なのは、行運において寅、辰、午の東南の暖かい陽に会うことである。
💡6 もし卯、巳、未が揃うならば、それは東南の暖かい陰の状態である。最も重要なのは、行運において申、戌、子の西北の寒い陽に会うことである。
7 これは大局的に論じたものであるが、もし日主の用神や喜神が金、水、土、即ち西北の寒い陰であるならば、歳運においても東南の陽金、陽火、陽土を配することが望ましい。このように用神や喜神を助けることで、福力が更に増す。
8 もし歳運が東南の陰金、陰火、陰土に会うならば、それは純粋な陰であり育つことができず、厚い福を得るのは難しい。平和ではあるが災いもない。
💡9 陰の寒い局についてはこのように論じるように、陰の暖かい局についても同様に論じるべきである。所謂「陰が盛んで柔順な気を包含するならば、陽が盛んで光り輝き剛健な地を配する必要がある」ということである。
✅波濤ろく🌊の解釈
今回の話は、前回(「通神論9-5 干支総論」)の話とほぼ一緒だから、改めて詳しく論じることは控えるわね。一旦、十二支を方角(寒暖)、陰陽で分類した表で復習。
$$
\def\arraystretch{1.6}
\begin{array}{|c|c||ccc|} \hline
\textbf{陽 (剛健)} & \text{東南の陽支} & \text{寅 (生)} & \text{辰 (墓)} & \text{午 (旺)} \\ \hline
\text{↑} & \text{東南の陰支} & \text{卯 (旺)} & \text{巳 (生)} & \text{未 (墓)} \\ \hline
\text{↓} & \text{西北の陽支} & \text{申 (生)} & \text{戌 (墓)} & \text{子 (旺)} \\ \hline
\textbf{陰 (柔順)} & \text{西北の陰支} & \text{酉 (旺)} & \text{亥 (生)} & \text{丑 (墓)} \\ \hline
\end{array}
$$
5、6 例えば、❶地支に酉、亥、丑(表4行目)が揃っている場合、❷用神、喜神が酉、亥、丑である場合、行運において寅、辰、午(表1行目)に会うのが望ましい🌞つまり、西北の陰支(表4行目)に対しては東南の陽支(表1行目)、東南の陰支(表2行目)に対しては西北の陽支(表3行目)を合わせると、寒暖と陰陽のバランスが取れる、という話ね💖
7、8 大運、歳運においては、土行を除くと同じ五行の支が2つ続くことになる。例えば、2025年は乙巳、2026年は丙午と、2年連続火行の支が続く🔥同じ火行ではあるけれど、乙巳は陰干陰支、丙午は陽干陽支。用神が丑(西北の陰土)であるならば、火行は共に土を生じるため良い運勢と言えるけれど、巳(東南の陰火)よりも午(東南の陽火)の方が福力が増すと述べているわね👼
9 つまり、前回も言ったけれど、五行のバランスはもちろん、寒暖のバランス、陰陽のバランスが取れてこそ貴命であるということね💖同じ五行であっても、福力が増すものと大して影響がないものがあるよということ。
今回はここまで✨
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次回をお楽しみに、拜拜👋
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