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[四柱推命] 滴天髄 通神論1 天道 [和訳 現代語訳]

皆さま、こんにちは。波濤ろく🌊です。
今回から、四柱推命の三大名書のひとつに数えられる『滴天髄』の解説記事を投稿してまいります。解説、とは言うものの、私の乏しい読解力ベースですので、その解釈の正しさを保証するものではございません。ご容赦くださいませ🙇‍♀️

原文パートは、❶滴天髄原文、❷原注、❸任氏注(『滴天髄闡微』著者である任鉄樵氏による評注)の3つに分かれています。便宜のため、1文ずつ番号を付しています。
⚠️❷の原注は、元々滴天髄に付されていたもの(即ち、劉基氏によるもの)なのか、『滴天髄輯要』著者の陳素庵氏によるものなのか、ご存じの方いましたら教えてください💦

現代語訳パートは、翻訳ツールなどを存分に活用し、なんとなく意味が通るように微修正を入れております。一から中国古典に立ち向かうほどの力は持っておりません🤷‍♀️

✅原文

1 欲識三元萬法宗,先觀帝載與神功。

🌸原注

2 天有陰陽,故春木、夏火、秋金、冬水、季土,隨時顯其神功,命中天地人三元之理,悉本於此。

🌸任氏

3 幹為天元,支為地元,支中所藏為人元。
4 人之稟命,萬有不齊,總不越此三元之理,所謂萬法宗也。
5 陰陽本乎太極,是謂帝載,五行播於四時,是謂神功,乃三才之統系,萬物之本原。
6 《滴天髓》首明天道如此。

✅和訳 現代語訳

1 三元と万法の根本原理を知ろうとするならば、まず帝載と神功を観察しなさい。

🌸原注

2 天には陰陽がある。だから春は木、夏は火、秋は金、冬は水、季月は土であり、時の流れに従ってその神秘的な働きを表す。天地人の三元の理は、全てこれに基づいている。

🌸任氏

3 幹(干)を天元とし、支を地元とし、支の中に含まれるもの(蔵干)を人元とする。
4 人の生まれ持った命は多様であるが、全てこの三元の理を越えることはない。これがいわゆる万法の根本である。
5 陰陽は太極に基づく、これを帝載と言い、五行は四時に広がる、これを神功と言う。これが三才の統系であり、万物の根源である。
6 『滴天髄』の冒頭で天道を明らかにするのはこのようなものである。

✅波濤ろく🌊の解釈

以下は、私が思ったこと、理解したこと、押さえておきたいポイント、疑問点、ツッコミ、ぼやきなど、自分勝手に述べるパートです💋

1、3 三元とは、天元、地元、人元の3つのこと。四柱推命の命式における天干=天元であり、地支=地元、蔵干=人元。その三元の働き(原理)を知りたいのであれば、「帝載」と「神功」を見ましょうね、という話🔍👀

2、5 天には陰陽がある。時の流れによって、明暗、寒暖、乾湿などが生まれる🌞⛄そうした陰陽の功用を「帝載」と呼ぶみたい。帝載の帝は帝王の帝。王という字は、天地人の3つ(三)をひとつの棒が縦に貫いている(統べている)。帝王といえば十二運の帝旺が想起される。季節ごとに旺じる五行が移り変わる。それは正に、春には木という王、夏には火という王が君臨するようなもの👑

5 季節ごとに五行が旺じることで、さまざまな功用が生じる。動物、植物、人間の成長など🌱そうした作用を「神功」と呼ぶみたい。帝載と、それによって生じる神功が万物の根源であり、それらを観察し理解すれば、天地人三元の働きを理解でき、天干、地支、蔵干の働きを理解でき、人の運命が理解できる、ということ?🤔

今回はここまで✨
たった1つ進めただけなのに、滅茶苦茶疲れるわねこれ💦興味を持っていただけたら、スキ、コメント、フォローなどお待ちしているわ💕
次回をお楽しみに、拜拜👋

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