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中国武術の練習法!!外界との隔絶と山籠もり!!

中国武術を訓練する場合、昔の「武術家」は、家の中に籠もり「外界」と離れた状況を作り訓練する場合がありました。

日本の武術においても、「山籠もり」などによって、「中国武術」と同じ状況で訓練しました。

では、何故このように「外界」と隔絶した状況を作る必要があったのでしょうか。

この事について「私論」として考えて行こうと思います。

「山籠もり」などでは特にですが、一般的には、「外界」と隔絶する事で訓練に集中するためと考えられています。

確かに、そのような意味もあったと思いますが、違った意味も存在したのではないかと思います。

それは、「外敵」から身を守るためです。

「武術」を訓練する場合、「季節」や「技術レベル」の向上によって、訓練内容を大幅に変える場合があります。

この訓練を変更した直後の時期は、一時的に「筋肉痛」になったり、「体力」や「気力」が低下する場合があります。

また、身体がその訓練に慣れるまでは、「重心」や「体軸」が安定しない場合もあります。

昔の「武術家」は、現代の「スポーツ」などとは違い、戦う日程が決まっている訳ではなく、日常の中の突然に「戦闘状態」に入る場合もありました。

もし、上記のような力が低下している時期に「戦闘状態」になれば、不利な状況となります。

そのため、身体が安定し戦闘が出来る状態になるまで身を隠す必要があったのではないでしょうか。

「中国武術」にかぎらず、日本の武術においても、「訓練方法」や「戦闘方法」は、「時代」や「生活環境」によって大きく左右されるのではないかと思います。

そのため、現代の環境において、「武術」の「技術」や「慣習」の全てが適用するとは限らないのではないかと思います。




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