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馬歩站椿(騎馬式)の練習法の解説〈初級編〉!!李書文八極拳の基本練習にして、秘伝練習

站椿功は、中国武術特有の練習法だと言えます。通常のスポーツでは、動くことから練習に入ります。しかし、武術では、逆に止まった状態での練習を重要視します。

中国的な練習体系では、「静」が重要な要素だと考えます。つまり、ある一定の姿勢や形をとって、黙って立ち、腰を下ろして耐える練習を行うという事です。

もちろん、ただの我慢比べをするわけではありません。多くの要求が内在しています。このような練習を総称して、站椿功と呼びます。また、練習初期では、この、站椿功の練習を通して、沈墜勁の習得を求める部分があります。

下記は、沈墜勁の解説記事のリンクです。


八極拳の站椿功


站椿功は、特定の姿勢で立ち、「静」を練る練習ですが、門派(流派)や系統によって、形や要求は様々です。例えば、形意拳では「三体式」、意拳では「立禅」、太極拳では「太極椿」や「無極椿」などを練習します。

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