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李書文八極拳の爆発勁!!名称の使いまわしの危険性!!

八極拳の名人である、李書文の晩年の系統には、「爆発勁」という技術があります。

この「爆発勁」とは、小周天の運用から、五行気を生成させ、大周天に導く事で、力を発生させる技術です。

また、この「爆発勁」には、2種類の運用法が存在します。

この2種類の運用法に、明確な名称はありませんが、当流では、順と逆という呼び方で区別しています。

当系統の先師である蘇昱彰は、演武などの時には、順の身法によって表現する事が多かったようです。

これは、順の身法の方が、素人目にも力強く見えるためです。

この「爆発勁」という名称は、60年代〜70年代に「武壇」という台湾の武術組織内にて、作られた造語です。

練習生への教習の必要性から生まれました。

それまでは、「爆発するような勁」というような言い回しで説明されていました。

他派に「爆発勁」という名称があったかの確認はしていませんが、おそらく「武壇」による命名が最初ではないかと思います。

つまり、元々「爆発勁」などと言う言葉は存在していない、という事です。

「沈墜勁」や「十字勁」などの言葉も、現在では一般的に使われています。

しかし、それぞれの武術門派(流派)には、技術に対する名称が存在します。

また、技術に名称がない場合もあります。

このような内容に、他派の名称を使えば、技術のニュアンスが変わってしまい、正確に伝わらない場合があります。

その武術門派に伝わる名称以外の使用は、上達を阻害する可能性があるのではないかと思います。

名称が存在しない事も含めて、他派の名称を無理矢理当てはめず、教習する事が肝要だと思います。



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