李書文八極拳の套路(型)の使用法!!「体」と「用」を内在する練習法!!
八極拳に限らず、中国武術の練習では、套路(型)の練習を重視します。
この套路の練習には、二種類の意味があります。
それは、「体」と「用」です。
「体」とは、身体を作るための練習です。
現代でいう、筋トレなどの、肉体を強化する類の練習です。
通常の筋トレなどでは、実際に運用するのに、不必要な部分を鍛えてしまう場合があります。
これは、逆に技の運用を、阻害する原因を作る恐れがあります。
それに比べて、套路に内在する方法による肉体強化では、その危険性は低いと言えます。
なぜなら、套路による肉体強化では、技の形態を基準にしているため、肉体と技との誤差が少なくなります。
「用」とは、使用法です。
套路の形態を、どのように使うか、という事です。
套路に含まれる技は、ほとんどの場合、この「体」と「用」の二つの側面を持ちます。
また、この二つの割合が、套路によって違います。
つまり、肉体強化の側面が強い套路もあれば、使用法に特化している套路もあります。
八極拳は、比較的、肉体強化の色が強い套路が多いと言えます。
使用法に特化した套路が多いのは、蟷螂拳です。
そのため、この性質の異なる、二種類の武術を練習する事は、意義があります。
また、八極拳や太極拳などの、高度な技術を要する武術や、内家拳などは、使用法が抽象的に表現されています。
逆に言えば、抽象的だからこそ、変化させやすいとも言えます。
もっとも、その為には、極めて高い能力と研究量が必要ですが。
武術の套路や技を、そのままの形で、使おうとする人がいます。
もちろん、初期の段階では、形のまま使う練習は重要です。
これは、その技の性質を知るためです。
しかし、実際には、そのままの形での使用は、ほとんどの場合難しいと言えます。
それは、套路や技に、「体」の要素が含まれているためです。
使用のためには、「体」の部分を切り離す必要があります。
現代スポーツなどでは、「体」と「用」の練習を、別々に行うのが普通です。
しかし、套路の練習は、「体」と「用」の練習を、同時に行う事ができる、優れた方法だとも言えます。
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