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【勉強しない子の2つの理由と3つの対応策】どうしたうちの子は勉強するの?

こんにちは~池さんです(#^^#)

最近気温も上がり、湿気が多くなってきて蒸し暑く感じますね💦

今日のテーマはこちら!

【うちの子が勉強をしない理由とその対応について解説】

多くの家庭で悩みを抱えているのではないかと思う「学習」についてお話していきたいと思います。

子どもたちが勉強をしない2つの理由

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勉強できるのに、勉強しない子

まず初めに、「勉強できるのに、勉強をしない子」の理由について見てみましょう。

本人は「勉強したくない」の一点張りでどうにもやりたがらない

能力は十分にあって、取り組めば内容を理解できるし、テストで点数も取れるはずなのに…

こうした悩みを持っている家庭は多いのではないでしょうか。

このような子どもたちの勉強しない理由は以下の3点です。

1.勉強以外に時間を費やしたいから

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これは、勉強よりも大切にしたい時間ができたからという理由です。

習い事や趣味、友達との時間など、子どもたちにとって勉強以外の有意義な時間の使い方がたくさんあり、どうしても勉強に割ける時間が少なくなってしまうことがあります。

そうすると、勉強の優先度は下がってしまい、能力はあっても勉強で成果を出すことは難しくなります。

2.身体的・精神的に疲れ切っているから

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学校生活や習い事で1日疲れ切った状態では勉強に費やせるエネルギーが残っていません。

やる気はあっても、身体が休息モードに切り替わってしまうと、頭も働かなくなります。

そういう時に勉強をしても日頃の実力が発揮できず、できるものもできなくなってしまいます。

子どもは大人よりも体力がついていなかったり、1日のエネルギー配分を上手くコントロールすることが難しかったりするので、周りの大人が配慮してあげると良いでしょう。

3.勉強の内容が簡単すぎてつまらないから

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これは一般的な学力の子よりも更に高い能力を持っている子に多く見られます。

当該学年の内容では知的好奇心が満たされず、どうしても周りに合わせた課題をやらねばならないのでとても窮屈に感じていることでしょう。

このようなタイプのお子さんは、本人のレベルに合った難しい内容の課題を与えると自主的に学習を進める場合があります。

番外編:家庭では勉強するのに学校では勉強しない子(またはその逆)

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これはどちらか一方で頑張りすぎており、どちらか一方では休憩をとっているパターンが多いです。

頑張りすぎている場所が、本人にとってストレスや負荷の強い可能性があります。

逆に、休憩を取れる場所は、本人にとって安心感やリラックス感が得られると言えます。

そこを上手くバランスよく取れているのであれば、本人のペースでやらせてみても良いかもしれません。

勉強できないから、勉強しない子

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続いて、「勉強できないから、勉強しない子」について考えてみます。

勉強できないんだから、人一倍努力しないのに全く取り組もうとしない

何度声をかけても、「どうせ私は勉強なんてできない」って言うの

こうした悩みを持っている家庭は多いのではないでしょうか。

このような子どもたちの勉強しない理由は以下の3点です。

1.知能の成長速度が同年齢と比べてゆっくりだから

一般的な小学校3年生の子たちが、中学生高校生の学習内容に取り組むのは難しいと誰もが思うでしょう。

それは、人間の発達年齢により扱える抽象度のレベルが違うからです。

少し難しい表現をしましたが、要するに学年が上がるに連れ、内容が複雑で分かりにくくなるため、子どもの理解に及ぶ範囲も変わってくるというお話です。

今回は極端な話をしましたが、小学校3年生の学習が定着していないと、それ以降の学習の定着は難しくなるということです。

何と当たり前の話を…と思われる方もいるかもしれませんが、学校のクラスの中はこのような状況にある子が少なくありません。

まるで先生の話している内容が英語のように難解な言語で話しているように感じるのです。

この知能の成長速度は生まれながらに持っており、生涯を通じて安定して伸びると言われているため、いきなり頭が良くなったり悪くなったりすることは考えにくいと言えます。

2.既に自己効力感が下がってしまっているから

上記で挙げたように、一度学習でつまづき、その箇所を放置していたら分からないまま学習が進むので、”理解できない”、”解けない”経験がどんどん積み重なっていきます。

すると、自分ではどうしようもできないという無力感が芽生え、新しく学習することへの意欲が著しく低下します。

こうなると、一人でも頑張れば答えを導き出せる問題でも取り組もうとしなくなります。

”やる気スイッチ”が接触不良している状態ですね。

これはどんどん悪循環に陥り、徐々に勉強から足が遠ざかる要因になります。

3.勉強の内容が分からなくてつまらないから

人は理解できないことを理解しようとするとかなりの労力を使います。

この状態が繰り返されると頭がヒートアップしてエネルギーを急激に使用します。

温度の高くなった携帯電話の電池消費が早いのと一緒です。

クラスの中での授業や家庭での宿題なども内容がとても難しいので、かなりのカロリーを消費し、考えることになりますが、取り組める時間はどうしても短くなります。

必然的に問題が最後まで解けなかったり、それによって達成感も得られづらくなります。

すると、”勉強しない”から”勉強できない”へとシフトしていくのです。

子どもが勉強をするようになる対応3選

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それでは、上記のような子どもたちに対してどのような関わりをしたら良いのでしょうか。

以下3つの観点から解説したいと思います。

1.勉強を面白く、楽しくする

第一に、勉強の内容に興味や関心が向かなければいけません。

小学校低学年までは習ったことがすぐ身の回りにあるものと結びつくので、生活の中で学習の定着が見込まれます。

一方、小学校中学年以降から、実際に経験したことのないものや頭の中だけで考えるものが増えてきます。

すると、実際の生活と結びつけにくくなるので、覚えるための工夫やコツが必要になってきます。

その時に役立つのが、その子が既に知っていることや好きなこと、面白いと思うことや楽しいと感じることと新しく学習する内容をできるだけくっつけて記憶に残りやすくするという方法です。

内容も格段に分かりやすくなりますし、記憶に残りやすいと思い出すときにもスムーズですし、結果的に知識として積み重なっていきやすいと言えます。

そのために、日頃から色々な情報に触れておくことやその子が何を面白いと感じているかを知っておくことは大切なことです。

2.子どものレベルに合った内容、教材にする

続いて、学習は子どもの持っている能力に見合った内容や教材であることが重要です。

小学校3年生だから小学校3年生用のテキストが能力に見合っていると言えますが、一部の子どもたちはそうではありません。

上記で話したように、知能の発達が早い子とゆっくりな子では、小学校3年生のテキストは適切であるとは言えません。

知的な発達が早い子は、4年生以上のテキストが、知的な発達がゆっくりな子は、2年生以下のテキストが最適でしょう。

自分が少し努力したら解けるような内容の問題を続けていくことが、本当の意味の成長に繋がります。

3.将来どんなことで役に立つのか子どもと一緒に考えてみる

最後に、今の学習が将来どの場面で必要になってくるか、どんな状況であなたを助けてくれるかを子どもと一緒に考えてみるのも良いかもしれません。

特に、中学生以上になると日常ではほとんど使わない知識を学ぶので、「そんなの大人でも分かんないよ~」と思う人もいると思います。

その時には、直接生活で役立たなくても、その子の将来の夢にどう関係するかを考えると良いでしょう。

教員になりたければ大学を卒業する必要があり、そのためには高校に行っておくと大学受験に有利だし、そのためには・・・というように、逆算して考えると繋げやすくなるかもしれません。

この考えは、学習の内容云々ではなく、1つのモチベーション維持の方法だと言えるでしょう。

まとめ

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今回は、【子どもが勉強をしない理由とその対応】について解説しました。

子どもたちが勉強しない理由は様々あり、今回挙げられていない理由もたくさんあるでしょう。

ただ闇雲に「勉強をやりなさい!」では通用しない程、現代は価値観が多様に変化しています。

今一度勉強すること、学習することの意義を捉え直し、子どもたちに楽しい学びの機会を提供できる環境にしていけると幸いです。

最初から勉強が嫌いな子は珍しいと思います。

多くの勉強の嫌いな子どもたちは、できなくなるまでに色々な過程を経ています。

その過程のどこかで軌道修正できると、きっと自分から主体的・自発的に学習する姿勢が身に付くと思います。

是非、親御さんだけで悩むのではなく、学校の先生や専門機関の方々を頼って一緒に考えていきましょう。


本日のお話は以上になります。

それでは本日も良い1日をお過ごしください。池さんでした(#^^#)

では、また明日お会いしましょう😊

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