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SNSの「いいね」が現代の人間心理に与えた功罪

こんにちは~池さんです(#^^#)

最近、一駅分徒歩で通勤するようにしたら、体重が2kg減って喜んでいます✨

さて、本日のテーマはこちら!

【SNSの「いいね」が現代の人間心理に与えた功罪】

もはや生活の中で当たり前になってきたSNS(ソーシャルネットワークサービス)ですが、サービス利用当初から話題に上がっていた「いいね」という機能について心理的に長短を考えていきたいと思います。

SNSの「いいね」が現代の人間心理に与えた功罪


SNSと「いいね」の仕組み

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まず始めに、SNSと「いいね」の仕組みについて簡単に説明したいと思います。

SNSは、ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略で、登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービスのことです。友人同士や、同じ趣味を持つ人同士が集まったり、近隣地域の住民が集まったりと、ある程度閉ざされた世界にすることで、密接な利用者間のコミュニケーションを可能にしています。  出典先:総務省

詳しくは、以下の資料をご一読ください。

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/basic/service/07.html

そして、「いいね」とは以下のように説明されています。

いいね!ボタンとはソーシャル・ネットワーキング・サービス、インターネットフォーラム、ニュースサイト、ブログの、ある特定のコンテンツが好き、楽しい、支持できるといった意志を示すためのコミュニケーションソフトウェアの機能(ソーシャルボタン)である。  出典先:Wikipedia

つまり、SNSとは、登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービスのことであり、いいねとは、ある特定のコンテンツが好き、楽しい、支持できるといった意志のことを指します。

まとめると、インターネットやWeb上で発信した情報について肯定的な反応を受けることを、「SNSでいいねをもらった」と表現することができます :idea: 

SNSの「いいね」が現代の人間心理に与えた功

では、続いてSNSの「いいね」が現代の人間心理に与えた功について3つの観点から考えていきたいと思います。

共感性の可視化

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1つ目に、「共感性の可視化」が挙げられます。

SNSで情報を発信し、その投稿に関心が集まれば「いいね」の数が増えます。

これはつまり、自分の意見や価値観に共感してくれた人の数とも捉えることができます。

グッドボタン(👍)やハートボタン(💛)の数量で他人からの共感度合いが分かるのです。

しかも、その相手が目の前にいなくても四六時中「いいね」がもらえるという特徴があります。

この共感性を目で見て確認できるという所に満足感や達成感を得ることができる仕組みが「いいね」には隠されていると言えます :idea: 

承認欲求の充足

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2つ目に、「承認欲求の充足」が挙げられます。

他人から共感性を感じられるということは同時に、相手から受け入れられているという承認欲求や受容感を得られることも意味します。

特に思春期以降の青年は、自分の意見や価値観に自信がなかったり他人のそれと比較することが難しかったりします。

そこで、SNSの「いいね」は自分の考えを肯定してくれ、社会から認められているという感覚を与えてくれます。

SNS上の発言に「いいね」がつくことで、自信の正当性を確立することができ、社会から理解されているという承認欲求を満たすことができます :idea: 

所属感の獲得

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3つ目に、「所属感の獲得」が挙げられます。

これまでお話した通り、「いいね」は不特定多数の他人からの賞賛の声や同意の証として機能します。

この「いいね」をもらえる機会が増えると、それだけ社会集団の一員として帰属意識が芽生えます。

自分はここに居てもいいんだ・・・

と思えることで、安心感を得ることができます。

要するに、自分にとっての居場所が確保できたと受け止めやすい状況が作れるのです :idea: 

SNSの「いいね」が現代の人間心理に与えた罪

一方で、今度はSNSの「いいね」が現代の人間心理に与えた罪について3つの観点から考えていきたいと思います。

依存性や中毒性がある

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1つ目は、「依存性や中毒性がある」です。

「いいね」を貰えるようになると、もっとたくさんの「いいね」が欲しくなるよう心の機能が働きます。

これを心理学で「強化」と呼び、さらに「いいね」がもらえるよう発信の回数が増えたり、内容も過激になりやすかったりします。

すると、心の中が「いいね」に支配されてしまい、「いいね」がないと不安になったり焦ったり恥ずかしかったりします。

「いいね」は承認欲求や所属感が満たされる反面、他人からの反応を過度に気にしすぎてしまい、それに依存しやすい性質を持つと言えるでしょう :idea: 

精神的・身体的に疲労が溜まる

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2つ目は、「精神的・身体的に疲労が溜まる」です。

安定していつでも「いいね」が貰えると良いこともあるでしょうが、「いいね」がいつもより貰えないと、イライラしたり不安になったり心への負担が大きくなります。

「いいね」の反応を気にするばかりSNSを確認する回数や時間が増えると、画面を注視したり、姿勢が崩れたりして心身への影響が免れません。

時には心身の不調を訴え、精神衛生上良くない方向に影響が出ることも珍しくないでしょう :idea: 

喪失感や空虚感を抱きやすい

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3つ目は、「喪失感や空虚感を抱きやすい」です。

SNS上の「いいね」は現実の賞賛や承認より抽象度が高く、統一性があるため実感が湧きにくいという特徴があります。

最初が「いいね」が貰えて喜んでいたのに、次第にその嬉しさや楽しさが減り、虚しさや悲しさを感じやすくなります。

「いいね」自体の価値が下がると、徐々に喪失感や空虚感を覚えるようになります。

これは正しく、「いいね」を追い求めた反動・リスクとしてのネガティブな感情の生起だと言えるでしょう :idea: 

まとめ

本日は、SNSの「いいね」が現代の人間心理に与えた功罪についてお伝えしました。

私たちの生活に浸透したSNSと「いいね」という機能は、我々の心に多大な影響を与えています。

良くも悪くも見ず知らずの人とコミュニケーションが取れ、レスポンスが得られる世界が当たり前になっています。

こうした情報機器やツールの進化に伴う社会変革は、私たちの対人関係の在り方を変え、そこに価値を生み出してきました。

それと同時に、欲求や欲望の表現の仕方や満たし方も変化しており、これらメディアとの上手な共存を迫られています。

新しいものを否定し、古きものを大切にするということでもなく、時代の変化に伴う社会への適応のために、私たちの「こころ」もアップデートしていく必要性が出てきたのかもしれません。


本日のお話は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございます。

今日も素敵な1日をお過ごしください。池さんでした(#^^#)

では、また明日お会いしましょう😊

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