スクリーンショット_2020-03-06_10.47.09

レベル1の勇者に世界は救えるか?

おすおす!勇者ライフクリエイターのTomooです!いつもとちょっと肩書を変えてみたんですけどどうでしょうか?「勇者の生き方」って、僕が勝手に言ってるだけなので、自分でクリエイトしていきたいと思ったんですよね!でも、まだちょっとしっくりこないかな。笑
さて、皆さんは、誰かを助けたいと思ったことありますよね?勇者は、誰かを助けることも目的の1つとしています。でも、誰かを助けるってとっても勇気があることだと思うんです。断られたらどうしよう?自分何か役に立てるのかな?まだ、自分はレベルが低いんじゃないか。誠実な人であればあるほど、こんな葛藤にさいなまれるのです。でも、大丈夫!無理して救わなくていいのさ!え?って思った方。ぜひ、果てしない旅に出かけましょう!5000字超えです。時間のあるときにどうぞ^^

このマガジンは無料でお楽しみいただけます!noteには、クリエイター自身に支援(サポート)できる機能がついていますが、全て読み終えたあとで、あぁこの記事に価値があったと感じてくださった方は、記事単位でサポート(ご購入)していただくこともできます。記事に対していただいたご支援の一部は、ぼくが応援している未来を担う勇者たち(タンザニアや世界の難民の方々)への寄付に役立てます。


▼誰かを救いたいと考える勇者は3つの不安を抱いている


僕は、いろいろなことに挑戦できる勇気を持つ人が勇者だと考えています。
だから、誰かを助けることに挑戦する人も勇者だと思っています。

想像してみてください。
誰かを助けたい!そう思う。
例えば、足が不自由な老人が横断歩道を渡ずに困っている。
そんな場面に出くわしたとします。

あなたは声をかけますか?

  ▶︎はい
   いいえ

この時、勇者は3つの見えない敵と戦っています。


①自分の力でその人を救いきることかできるのかという不安

②「あなたの力なんていらないよ」と拒否される不安

③周りから白い目で見られないだろうかという不安


①自分の力でその人を救いきることかできるのかという不安

自分は、ちゃんと車を止めてその人が横断歩道を渡るための道を作ってあげることができるのか?
自分は、その人をおぶっていくだけの腕力があるのか?
自分の力が、その問題を解決するのに充分であると言い切れる勇気が必要です。

②「あなたの力なんていらないよ」と拒否される不安

こちらが親切でやったことなのに、相手に拒否されてしまうんじゃないか?

これ、きっついですよね。

横断歩道くらい自分で渡れるわ!!

なんて言われたらどうしよう?
この世の終わり!

③周りから白い目で見られないだろうかという不安

なんだよ、かっこつけちゃって。

ヒーロー気取りかよ。

こんな第三者からの目も気になるところではないでしょうか。


これらの不安に挑戦していく勇気が、勇者には必要です。


▼勇者はいきなり世界は救わない

ロールプレイングの鉄則だと思います。
「魔王を倒して、姫を救ってくれ!」
王様はいつも勇者に頼みますよね。

無茶振りもいいとこです。

だって、勇者レベル1ですよ?

いくら王様の頼みであっても、
すぐに魔王の元へ出かけるでしょうか?

行ったら最後、魔王の餌食になることは間違いありません。

だって、レベルが桁違いなんです。
いくら勇者が勇敢だからって、レベル1でいきなり魔王に突っ込んで行ったら、敵うはずがないんです。

だから、勇者はいきなり世界は救わないんです。

最初は、ほんの小さなことから。
例えば、贈り物を隣町に届けるとか。
例えば、小さな街にかかった呪いを解くとか。

小さな小さなクエストから始めていくのです。

決して、大きな無理はしないのです。
ちょっと背伸びをすればできるようなクエストから始めていくのです。

将来たくさんの人を助けられる勇者。
将来世界を救える勇者。

なのに、無謀な戦い方をしたら、すぐ敗れてしまいます。
一体誰がこの世界を救うって言うんだ?


▼世界を変えるレベルが足りない

昔、電車の広告を見て心が熱くなったことを今でも思い出します。

画像1


世界も、自分も、変えるシゴト。

このキャッチコピーにグっときました。
JICAボランティアの国際協力のお仕事でした。

世界には、困っている人たちがいて、その人たちを助けたい!

それから、何度も何度も説明会に足を運んで、僕にできることが何なのかを考え続けました。

でも、当時大学を出たての僕は、考えても考えても何ができるのかなんてわからなかったんです。

冒頭の3つの不安に駆られてたんです。


①自分の力が誰かの役に立てるなんて想像ができない

②僕なんかが行っても「足手まといだ」と言われるんではないか。

③「海外ボランティアだなんて行ってどうするんだ」って言われるんじゃないか。

今思えば、自分がこのクエストに挑戦をするのにまだまだレベルが低かったんですね。

勇気も、スキルも、精神力も。

友人にも、何人か現地へ行って国際協力をしてきた人たちがいました。

僕は彼らのことを本当に尊敬しています。めちゃくちゃかっこいいです。

行っちゃえばどうにかなるよ!なんて言えてしまうんだから、

みんなのレベルは本当にすごいなって思うんです。

帰国してからの話を聴いて、彼らが世界に残してきた影響は本当に多大なものだと感じました。

でも、僕のように、誰かを助けたいけれど一歩を踏み出せない。

そんな人も大勢いるのではないでしょうか?


画像3


▼無理して助けず、誰かに任せる勇気

もしも、誰かの力になりたいと思っても、なんだか自信がないなって思ったら、無理して助けなくてもいいのだと思います。

そう考えると、冷たく聞こえるでしょうか?

でも、これはロールプレイングゲームの勇者ととても似ているのです。

自分のレベルが低いうちに、難易度の高いクエストに挑んでしまうとどんなことが起こるでしょうか?

東日本大震災の時、津波で損壊した地域は、食料も寝る所もままならない状況でした。
しかし、多くのボランティアがなんとか力になりたいと体1つで駆けつけたのです。
でも彼らの全ては、自分自身で食料や宿を確保していたわけでは無いのです。
かなり過酷な環境での作業が続きました。

だから、現地の方々も何とかボランティアの方がくつろげるような場所を提供したいと考えました。

だけど、寝るところも食料も自分たちの分だけで精一杯。

ボランティアの方々の分を工面することなんて到底できないのです。

ボランティアの方々がいなければ、こんなにも早く復興はしなかったと思います。

僕も、ボランティアに出かけた1人ですから、自分のしたかったことやしようとしたことを前向きに捉えたいと思うんです。

だけど、僕たちボランティアのレベルがもっと高ければ、現地の人たちが困ることもなかったのかもしれません。

当時は、自分自身で寝床や食料を確保するできる人だけがボランティアに来てください。なんてことも言われていました。

それよりも、できる人に任せて、自分は何ができるのかを考えるのも大切だったなぁって感じます。

ライフセービング


▼「あとで助ける勇気」もありなんじゃない?

助けたいと思う気持ちは大切です。

僕は、「あとで助ける勇気」も大事だと思うんです。

今は助けられないけれど、後で必ず助ける。

そんなふうに自分自身で思うことがとても大事です。

でも、この時に大切にしなくてはならないことがあるんです。

これめっちゃ大事。


何で困っている人がいるのに、自分は助けに行くことができないんだ!

なんで自分に、誰かを助ける力がないんだ!

そんなふうに自分を責める事はしてはいけません。

あなたは、誰かを助けたいと思った。その気持ちがとても大切です。

だから次のように考えてください。

どうしたら助けられるか?

これがとても大切なのです。

あなたは助けたいと思っているんです。

だから自分に責任を求めるのではなくて、どうしたら助けられるかと言う未来に向かった考え方をしていきましょう。

できない原因を探すのではなくて。

できるようにする方法を考える。

それが今すぐでなくても、できることからやっていけば、勇者の願いは叶うはず。

▼「なんでできないんだ思考」から「どうやったらできるか思考」へシフト


10年前、ぼくはまだまだレベルが足りなくて、現地で国際協力の仕事をするなんて自分自身にイメージがつきませんでした。

自分自身に誰かを助けられる勇気もなかったし
自分自身が足手まといになってしまうのではないかと言う不安もありました。

そこで僕は、どうやったら支援ができるかと考えることにしました。

そこで、たどり着いたのが、
お金を出すと言うことでした。

以前僕はFacebookにこんな書き込みをしました。


画像2


【寄付10年目に入りました】

教員歴と同じ位の時間、
ぼくは難民支援に協力をさせていただいています。
先ほど、感謝状が届きました。

就職前から、僕は世界には様々な層の人たちがいらっしゃることを意識していました。
そして、僕はすぐにでも世界に出て、彼らのために何かをしたいと願いました。

僕にはその時は勇気がなくて、海外に行くことができませんでした。

手は貸せないけれど、お金はせめて出そうと決めました。

家族からは、
「そんなお金があるなら私を支援してくれればいいのに」
とも言われました。

確かに、自分の周りの人から助けて行くべきなのかもしれません。

なのに、なぜか僕は海の向こう側にいる人たちのことを意識せずにはいられなかった。

当時まだ学生だった僕にとっては、なかなかたくさんの金額を出す事はできなかったので、
当時は1000円。
毎月たった1000円だけですが、寄付をすることにしました。

ある日、大学の授業を受けているときに、いきなり電話がかかってきました。
当時シリア難民が激増している時期でした。

電話の向こうで男の人が話しました。

「毎月1000円ご寄付をいただいていますが、
1500円でも2000円でも、
少しでいいので増額することはできませんか?」

ほんの少し。500〜1000円でいいから。
多く出してほしいと、連絡をしてきたのです。

たった500円でも、たくさんの人の生活を助け、命を助けられるのだそうです。

僕は、その時このように話をしました。

「たった1000円でいいんですか?
世界の人が困っているんでしょう?
であれば、3倍の3000円を出します。」

当時僕は、時給970円で飲食店のアルバイトをしていました。
3時間働いても、出せない金額です。

よくぞまぁそんなことを言ったなと。
10年前の自分を抱きしめたくなる思いを今抱いています。

その時、僕には多分余裕があったのだと思います。
金銭面ではなくて気持ちにゆとりがあった。

月始めの3時間ちょっとは、
世界の難民のために捧げている。

そんな意識を持って、働いていました。


今の僕には、さすがに当時よりは金銭面の余裕はあるわけです。

10年前と同じ返答できるのでしょうか?
寄付を増額できないかと問われたら、、、

「もちろん協力をさせてください。
できる限りの支援をさせていただきます。」

しっかりと胸を張って言える自分であり続けたいと思いました。



今から、もう10年前の話です。

スクリーンショット 2020-02-25 0.02.54

▼少しの行動が、レベルアップにつながる

やはり、まだ現地に行くことができないんだけれど、こうしてnoteで自分の支援の経験を伝えることができました。

こんなことを伝えたら、どう思われるかっていう不安もありましたが、もう10年もやれることをやってきた。

それが自分の勇気になって、ようやく人に話せるようになりました。

ぼくは教員をしていますが、子供たちに支援のことを伝えることもできました。

確実に10年前の自分よりもレベルは上がっているはず。

何でもはできないけれど、何かはきっとできるはず。
ちっちゃな思いやりが、大きな力になりますね。

レベル1の勇者でも、世界を救う何かができると信じています。


貴重なお時間を使って、最後まで読んでいただきありがとうございました!

もしよかったら"スキ"を押していただけるととても嬉しいです^^

このマガジンは無料でお楽しみいただけます!noteには、クリエイター自身に支援(サポート)できる機能がついていますが、全て読み終えたあとで、あぁこの記事に価値があったと感じてくださった方は、記事単位でサポート(ご購入)していただくこともできます。記事に対していただいたご支援の一部は、ぼくが応援している未来を担う勇者たち(タンザニアや世界の難民の方々)への寄付に役立てます。

未来の勇者に幸あれ!

ここから先は

0字

¥ 300

私自身へのサポートも嬉しいです!この記事単体へのサポートも嬉しいです!!よろしくお願いします。