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最強のチームのつくりかたを話した理由

おひさしぶりです。Tomooです。今回、Microsoft Education Day2020に登壇をさせていただきました。そこで、ぼくはチームビルデイングについて話をしました。今日は、イベントにお越しくださったみなさまのための、おまけ的な要素を入れて書いてみます。なぜ、テクノロジーこってこての場所で、テクノロジーについて話をしなかったのか。気になった方はご覧いただけると嬉しいです。


▼チームをつくらなきゃ、教育にイノベーションは起こらない

今、教育界はイノベーションを求められています。

テクノロジーを活用して、よりよい教育をしていこうよ、って多くの人が考えています。

ぼくは、たくさんの人とお話をする機会があります。

しかし、その度に、寄せてくださる相談があります。

「まだまだコンセンサスをとれていなくって、テクノロジーの導入に踏み切れない」

とか

「導入したはいいんだけど、一体どのように活用していいんだかわからない」

とか。

こんな声がたくさんあるのです。

学校として、ICTの環境がないところは、先生が実費で機器を整えることもあるそうです。

チャレンジを起こすのは、教室単位であれば、わりとすぐにできてしまいます。

しかし、一つの教室で起こった変化では、全体に広げていくことは難しいのです。

一人で起こせるイノベーションのレベルは、決して高いものではありません。また、周りとの温度差も広がってしまうでしょう。

だから、イノベーションを起こすには、チームづくりがかかせないのです。

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▼毎日を楽しくすることが、教員の進化につながる

イベントでアンケートをとりました。

会場には60名ほどの方がいました。

「自分の所属しているチームは理想的ですか?」と尋ねました。

驚いたことに。というか、予想はしていましたが、この質問に手を挙げたのは、たった2名でした

そう、全国津々浦々から集まってくださった多様性のあるお客様なのに。

みんな、どうやら「組織」という共通の悩みを持っているようなのです。

人は一日に10時間くらいは働きます。

一日のおよそ半分です。

仕事の関係性をよくすることが、一日の半分の時間を有意義なものにします。

ぼくが皆さんにできるお話としては、最高級のものだと信じています。

教員のみなさんが生き生きしたら、もうそれは最強です。あらゆる面で子どもたちに有意義な影響をトスすることができるはずです。



▼Microsoft education day2020大成功!(FaceBookより)


今年も終わりました!

講演会司会、口頭発表、ポスターセッション、ワードラリーの探し人、懇親会の進行。

一日に5つの役割を経験させていただきました。
教員がどんなにマルチタスクな職業だとしても、こんな日ってとても貴重です。
なかなかありません。
任せていただき、本当に感謝でいっぱいです。

今年は、イベントを迎えるまで
ゆとりをとることができず、
仲間にたくさん助けていただきました。
エンタメチームのみんな、ありがとう😊

初めてこのマイクロソフト品川本社に訪れたのは、2018年の冬。
まさに、このイベントでした。

登壇する先生たちが本当に凄すぎて。
こんなにも大勢の中で、
堂々と登壇する姿がかっこいいなぁって思っていたのを覚えています。

自分がマイクロソフト認定教育イノベーターになってから。
活動の幅が一気に広がりました。

1番嬉しかったのは、
名古屋出張でした。

学校の教員は、基本的に、毎日同じ場所にいます。
だから、仕事で遠くへ行けることがとても嬉しくて、プライベートな旅行でもないのに、子どものようにはしゃいだことを覚えています。

認定をいただけたことが嬉しくて、
大阪まで研修に出かけたこともありました。

去年は、2度ほど司会もさせていただき。
自分がまさかそんな役をいただくことになるなんて、全く思っていませんでした。
それも嬉しくて嬉しくて。
でも、未熟さも感じ。
くりぃむしちゅーの上田さんのような司会がしたいと思いながら、難しいなぁと感じ。笑

あれから1年。
ちょっとだけ司会のことも学んでみました。
今日は、去年よりもみなさんの心地よい時間をコーディネートできていたらいいなぁって思います。

今日はなんといっても
本校のチームビルディングについて
全国からお集まりいただいた皆様にお話ができたこと。
これは、なんといっても大きなことでした。

チームのことを話すには、仲間の活躍にたくさん触れる必要があります。
今日ご紹介したものは、全ての実践が、ぼくではなく同僚の活躍でした。

ぼくは、曲がりなりにも
教育イノベーターという肩書を持っています。
でも、今日は自分の実践を、何一つとして話さなかったのです。

これって、ぼくはすごいことだって思います。

自分の所属するチームは、ここまできてる!って、最高なことだ!

それを紹介するのが楽しくて仕方ありませんでした。
これまでの軌跡を一つひとつ紐解いて、分析して、自分なりに価値づけて。

今日させていただいたぼくの話は、自分で言っちゃうけど、とても尊いです。

なぜなら、自分の話ではないからです。

みんなが、一つひとつ紡いできたものだからです。

口頭発表が終わってからは、何人もの方がポスターセッションコーナーにやってきてくださいました。
そして、ご自身の組織のことや、本校への嬉しい感想を寄せてくださいました。

ぼくは、それがとても幸せでした!!

テクノロジー教育こってこての場で、
あえてテクノロジーの話はしない!

イノベーターなのに、
あえて自分の話はしない!

でも、みんながきっと興味のある話!!

今日の話をするために、
チームビルディングの専門家のもとも訪ねました。
今日の話をするために、
近所の本屋にある組織論の本をほとんど棚ごと買いました。

協力してくださった、皆さま。
本当にありがとうございました!

たくさんの方の知見が詰まった、25分の講演でした。

講演のテーマを勇気を持って決めた当時の自分のことも誇りに思います。

またいつか、みなさんの前で、こんな話ができることを、ぼくは心待ちにしています!

本当に今日はいい日でした!

出会ってくださった皆様、ありがとうございました!

私自身へのサポートも嬉しいです!この記事単体へのサポートも嬉しいです!!よろしくお願いします。