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自己紹介とNACHARALについて

皆さん、こんにちは。
林夏子(はやしなつこ)と申します。
2022年4月に静岡茶をつかったスパ商品専門店
「NACHARAL」
をオープンしました。
あらためて自己紹介とオープンに至った経緯を
書かせていただきます。

●略歴
岐阜市出身・江戸川区在住。
金沢大学法学部卒業。

●資格・検定など

日本茶インストラクター
CIBTAC認定スパセラピスト
AEAJアロマテラピーインストラクター
化粧品成分上級スペシャリスト
旧司法試験短答式試験合格
行政書士資格
日商簿記2級

●法律の世界から美容業界へ

社会の役に立つ仕事をしたい、女性として一生続けられる仕事をしたいと法学部に進学。大学3回生から司法試験を受験していましたが、ストレスで体調を崩し、入院したりもしました。それでもあきらめきれず7回も受験をしましたが、新司法試験に移行するタイミングで断念。

司法浪人中出会った、市民オンブズマンの活動を支援しながら会社を経営する社長の姿に憧れ、起業の道を選択します。ストレスで体調を崩したことから美容や健康分野に強い興味があり、女性が活躍している美容業界に飛び込みました。修行の後、名古屋市内でエステサロンを共同経営し奮闘しました。

お客様が美しく変化することで生きる力を得ていく姿に、美容を一生の仕事にしようと決意しました。

しかし、厳しい美容業界。
お店を閉めざるを得なくなりました。その後転職したエステサロンがブラック企業で心身ともに疲弊し、一旦美容業界を離れることにしました。

失意の中、サロン経営の中で一番面白かったWeb制作の仕事に従事しました。転勤族の夫と結婚してからは、数年に一度引っ越しをしながら続けることのできるWEBコンテンツ制作・ECサイトの運営に携わってきました。小さな子どもを連れて知り合いのいない土地に引っ越しを繰り返す生活は大変でしたけれど、多くの人に出会えたことはとても幸運なことでした。

●お茶処静岡でお茶に癒され

2014年から夫の赴任で過ごした静岡でお茶に「出会い」ました。
当時幼児2人の育児と仕事に追われていたのですが、
一杯の茶が、混沌とした世界をととのえてくれた気がします。

▼静岡では、DRESS部運営幹事としても活動しながら、
静岡やお茶の情報を発信をしていました。

2017年から静岡県茶業会議所のティーリポーターとして静岡のお茶農家さんへの取材活動をはじめ、2018年に「はてしないお茶物語」の運営をスタートさせました。

●「ゆるり」のお母さんと出会って一緒に開発

静岡県立大学のお茶博士に直接お話を伺う機会を得、明らかになってきたお茶の薬効を知り、お茶に魅了されていきました。

▼緑茶カテキンの皮膚適用時の有益効果(オレオサイエンス8 巻 (2008) 9 号/)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/oleoscience/8/9/8_371/_article/-char/ja/

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取材で茶農家民宿「ゆるり」の西山京子さん宅に伺った際、お茶風呂を用意してくださいました。普段は飲用のお茶に体ごとつかるはじめての贅沢な体験をし、静岡茶の魅力が鮮やかに上書きされました。

▼お茶風呂の詳細は以下の記事にあります。

西山さんご自身でお茶風呂用の茶葉を販売しようとこころみたこともあったそうですが、法律の規制が厳しく断念されたそうです。お話を伺い、その場で原料茶を預かって帰宅した日のことを今でも鮮明に思い出します。


●安定した価格で茶を購入することで茶畑を次世代に繋ぎたい

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(2018年1月に企画・開催した静岡県内の若手茶業者さんの座談会)

消費者の嗜好の変化やペットボトル茶を利用する機会が増えたことなどの要因から需要が減少しており、一番茶の単価は1999年をピークに半値以下に低迷しています。静岡県内の茶園の45%は機械化の難しい急傾斜の中山間地に点在しており、大量生産による効率化を図ることが難しい小規模茶園も多いです。そういった小規模茶園は、家族経営もしくはそれに準じる経営形態で高齢化し生活費を年金で賄いながらお茶を作っていることもすくなくありません。

市場や卸売り問屋に持ち込んでも、暑い日も寒い日も畑に出て作業をした人件費が出ない茶の単価に肩を落とし、いつまで続けられるだろうか……と肩を落とす農家さんのおはなしをいろんなところで伺いました。

そのため、購入する茶葉の買取価格は農家さんと協議の上設定しました。

▼農家さんを取り巻く状況については以下の記事に寄稿しました。


●構想から4年、ようやく商品化

原料茶の分析結果から専門家に工場をみていただき製造工程の見直しを行いました。モニターさんの意見をもとに、協力工場の研究室と試作を繰り返しました。構想から4年、さまざまな方のご支援やご助言をいただき、ようやく納得できる商品が完成しました。

最後までお読みいただき本当にありがとうございます!
次回は、商品開発についてお伝えします。



読んでくださった方のこころに一瞬でも何かを残せたら、とても嬉しいです。