深淵の光のライン
体はここにいながら
考えては消えて
考えては中断し
結局は、曖昧なままで
結論には至らない。
目には見えず
カタチにもならず
それならそれは
ないも同じと言いながら。
やがて積もった思考の残像は
抽象的な線を描き
行くべき方向へと続いていく。
それは目にはみえず
暗闇の中でこそ光ると知る。
深淵に潜る思考の中に
光のラインが浮かび上がる
その時を待つ。
photo by @takahiro_bessho
text by Miho Kameguchi
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