見出し画像

誰にも言えない話をしよう

(詩+後半は雑記です)


誰にも言えない話をしよう

苦手なものを互いに話し
深く関係を作る ような
ちゃんと親しくなる みたいな
そういうのに少し憧れて

わたしの言えない話をし、
あなたの言えない話を聞くの

そういう時にする話、
ふと考えるんだけど
秘密がたくさんありすぎて
考えるだけで辟易するの

片付けられない部屋を、前にした時のよう
洗濯せずに放置した山を、前にした時のよう

わたしの本質を突いていて、
話したらなんだかそのあとに
隠し事をしないでいれる、
親しくなれるそういう話

全く一体どれだろう

生きていくために隠したことを
生きていくために陽に晒す

月夜の下でこっそりと
もしくは炉端で火を囲み
もしくは刑事に自白するように

小さく、けれど必要な儀式
私たちの明日のために必要なそういうの

さあ 苦手なものの話をしよう


(果ノ子 2018年はじめに作成)





少し前に書いた詩で夜はお茶を濁す。

昼間投稿した経験話を書いていたら、なんだか精神的に微熱気味さがあり、攻撃的な文章しか書けなくて、クールダウン目的で。

以前書いた↓の記事で、

詩のワークショップに参加した話を書いた。

言葉を出す場として、排出したい私にはとても詩を書くことがあっている気がした。何編も書いた。

この詩は年始ぐらいに書いたが、
その後ぐらいから書きたいと思う詩の性質が少し変わっていった。

私の書きたいという、あらわしたいと思っていた感情の箱の底には、
憎しみとか、怒りとかそういうものが残っていた。

直接は言えない、大人への強い思い。
子供の時の言えなかったこと。
そういうのを言葉にしたくてたまらない。
それをワークショップで声に出せたら何か違うんじゃないかって思った。

いつものようにワークショップで音読し、詩の感想をもらえたら、共感とかはいらない。でも何か変わるんじゃないかって思った。
私より年上の人もいる、子育てもしているそういう人に聴かせたい。下手をすれば聴かせてやりたい、傷つけたいに近い、薄暗く厚い欲を持った。


大人や親への薄暗い思い。それを私は仕事の中でも消化していたから、そっちの方法論とか、専門職としての見方みたいのも書けたらいいな、でnote始めた。
けど、書きたいままにまずは書く、で好き勝手に書いてたらまだ詩の方がいいのかもっていうものまで、文章にしようとしてたようだ。
一個前の記事はいつか文章にしてみたかった私の話だけど、たぶんまだ完璧に消化できてない感情がたくさん入ってた。良いことをするために子供を省みない大人、組織、考え、そう言うものへの思い。
ちょうどまだ投稿してないけど、対大人への思いの記事も書いてたから、正直いま大人への憎しみが、ぱない。

ただ、そのこどもの私が言いたいことは、もはや大人になった私にもかかってくる、というのが難しい。

そしてnote上で憎しみ話や大人ってどうなん話ばっか書いててもどうなん?って思ってたんだけど。まあ、それが私の今の、この詩にある通り、誰にも言えない話ならば、話すか書くか、運動エネルギー(筋トレ・カラオケ)に変えるか。していきたいなー。

さあ、苦手な話をしよう。
(と言いつつ、書きたい話あったらそれ書きます。)


果ノ子
(大人との関係で色々抱えている人には、三浦しをんのまほろシリーズはオススメです。読み終わって少しスッキリするから。いつかおすすめ本もまとめたいな。)
(今日はそれを読んで寝ます。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?