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アピール嫌いのアナタへ捧げたい

「職場ではアピールする方がいいよ!」…といった声を聞くと、いい気持ちがしない人がいるかもしれない。
評価は純粋に成果ベースで頼むよ…と、考える人はその傾向が強いかもしれない。
ただ、それは非常にもったないない!
成果に自信があればあるほど、日々のアピールを心がけよう。
実は、振り上げた拳を下せないように、『(本当はアピールしてもっと評価されていきたいのに)自分はアピールなんて結構っす…」と、心が凝り固まってしまったアナタにこそ、この記事が届いてくれれば幸いだ。

そもそも、アピールとは

この記事におけるアピールとは、
「おれ、こんだけやってます」、「ワタシ、これだけやったんだ」、といった、「他のヤツらとは違うんですよ、頑張っているし、当然、成果を出しているし。」を周囲(特に上司)へ積極的に(ときにウザげに)自己主張すること。

・・・ではなく。

「私、抑えるべきところ抑えて仕事を前に進められていますよね」といったいぶし銀な自己主張のこと、と捉えてほしい。

単純に人の目を引きたいだけの浅はかな演技ではなく、相手に「あぁ、コイツ分かっているな~」と思わせる芯を食った振る舞いのことである。

先ず、己を知ろう

上司(自分を評価する人)から仕事を任されたときに、こう思う人がいるだろう。

「やった。仕事を任された。自分の能力が認められているんだな。」

だが、それは、物事の一側面のみを捉えているに過ぎない。
雑に言うとルーキーの考え方だ。

上司はアナタがどれくらい考えられるか、手を動かせるのか、分かった上で、自分の関心事を実現するための手段として仕事を割り当ててきているのだ。(もちろん、アナタの成長機会といった期待値もそこにはあるだろうが)

残酷だが、アナタは上司にとって、自己実現のためのツールといった立ち位置にすぎないのだ。

この辛い現実を冷静に受け止めた上で、では、上司(Aさん)の関心事とは何なのか。

上司の関心事を理解しよう

アナタがすべきことは、上司の関心事を理解して行動する、である。

では、上司(Aさん、とする)の関心事は何か。

それは、Aさん自身の上司の期待値に応えること、および、Aさんの対面のクライアントの期待値に応えること、この2つしかない。

これら上司の関心事2つをアナタはこう理解すればよい。

自分がやるべきことは上司のステークホルダーの期待値に応えること

これで100%間違いない。

このシンプルな理解をもってすれば、自ずとAさんからの依頼への理解の仕方と応え方も決まってくる。

例えば、「クライアントへの説明資料を作っといてくれないか?」と言われた場合、「クライアントへどのように説明するとよいかストーリーを考えてほしい」と理解すればよく、作った資料のレビューを受けるときも、「Aさんにとってよろしいですか?」ではなく、「クライアントに刺さりそうですかね?」になる。

さすれば上司はアナタはをどう捉えるか

Aさんは、「コイツは分かってるな~。任せてよかった。同じ目線で話せるヤツで頼れる。」と、なる。

この、同じ目線で話せる、ということが大事だ。

ここが実現されれば、真っ当な上司であれば、「オレが突然動けなくなっても、コイツがいるから大丈夫。」と思う。

そうして、『なるべく同じ役割を発揮できるポジションへ引き上げよう』、と考えるのだ。

どうだろうか。
全く自分からは「オレ、やってます」感を積極的に主張せずとも、相手が勝手に頭のなかでアナタの存在(アピール)を感じ取って評価してくれるのだ。
そうすると、自ずと、成果(アウトプット)もよく、振る舞いもよい、ということで、それ相応の評価を貰えることになる。

もし、アナタが昇進に興味なくても・・・

「昇進すると責任が増えるし嫌なんだけど。」そんな人もいるだろう。
だが、どうだろう。
そのポジションは、成果も出せて、振る舞いもよい人間の方が確立しやすいのではないだろうか。

まとめ

いかがだっただろうか。
実はアピールでさえも、アナタの成果をよりよくする一つの要素である、そう思っていただいて、アピールせず嫌いのスタンスを緩和いただけたら幸いだ。


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