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パニック必須!?ノーガードに叩き込まれるMeetingのファシリ依頼の凌ぎ方

勤労者諸君、お疲れ様!
今日のテーマは、突然のファシリ依頼の凌ぎ方、だ。
唐突にやってくる『ファシリお願いね』の一言。
アナタは慌てずに対処できているだろうか。
もし、迷える子羊になっているようであれば、この記事で少しでも救いを感じてもらえると幸いだ。

先ずは、元気に『はい!』

ファシリを頼まれたら、まずは元気に「はい!やってみます!」と答えよう。
なぜか、「いや~」と渋っていても、相手はアナタに任せることが既定路線なうえ、渋ることによって「仕事を任せられないな…」など負の評価を得てしまい、アナタはその後のアクションが取りにくくなるのだ。その結果、Meetingを凌げる可能性は減ってしまう。

むしろ、「はい!やってみます!」と答えて相手を気持ちよくさせておくのが重要だ。
あくまで、「やります!」ではなく、「やってみます!(トライしてみます)」と言おう。
100%自信があるという佇まいではなく、若干不安があるんですといった佇まいでいることが重要だ。

やってみるんだけど、不安なので、助けが必要。このスタンスが取れるか次第でその後のアナタの運命は決まる。

快諾した次は、慌てよう

「はい!やってみます!」と見事に言えたら、次は慌てよう。

慌てた様子は大事。元気よく引き受けてくれた上に、急いで頭を回転させようとしている印象、つまりは対応しようとしている良い印象を相手に重ねて持たせることができる。

慌てた様子で、「ちょっと一瞬だけ時間をください」と言って即座にMeetingの案内を開くのだ。開くだけでよい。
何か大事なことを確認しようとしていることを匂わすのだ。

『落としどころ』を確認せよ

そして、「一点だけ確認させてください」と言い、こう続けよう。
「落としどころってどこになりますか?」
この瞬間、ほとんどすべての場合に相手の意識はアナタに向くことになる。

『落としどころ』の魔力

落としどころとは、「オフィシャルに掲げたゴールに届かない場合に、何となくこうなっていたらよいなという感覚的なゴールの腹案」、と捉えてしまって現場ではOKだ。

さて、この「落としどころ」を聞くと、相手の意識はアナタに向き、「そうだよね…どうしようか」となる。
つまり、話を聞いて相談に乗ってくれる状態になる

なぜか。
それは、落としどころは会議案内等に明文化されておらず、聞かない限りは確認のしようがないからだ。

しかも、まだ言語化されていない場合がほとんどである上、これを答えられないと、感覚が欠けている=センスがないと思われてしまうリスクが相手にはあるからだ。

相手が相談に乗ってくれる状態になったら、アナタの勝ちだ。

落としどころに関する話をしながら、手元の会議案内を見て、その他の不明点(例えばキーパーソンなど)を聞けるだけ聞いて、不安を解消しておこう。

更には、やる気とセンスが評価される

落としどころとは前述の通り、上手くいかない場合の腹案である。
これは格好良くいうと、実現可能性の高いゴール、なのである。
このゴールをチーム内で握りMeetingに臨もうとする姿は、Meetingを何とかセンスよく成功裡に終わらせようというやる気のある印象を相手に持たせることができる。

そして、アナタにファシリをお願いしてくる相手(多くの場合は上司やクライアント)もこれまで難しい局面を「落としどころ」で凌いで来た人がほとんどであるから、「落としどころ」の確認は非常に安心感を産むのだ。くどいがセンスのよい対応なのだ。

落としどころと併せて確認しておくとよい項目

落としどころと併せて確認しておくとよい項目を例示しておく。
ご参考いただきたい。
聞く際には、「ちなみに」、「あ、ごめんなさい。もう1件ちなみに」といった感じで聞くことで現場感としてはOKだ。

・キーパーソン(攻め落とすべき人、気を付けるべき人)
・背景や目的の不明点
・ネクストアクションの想定
・もし、難易度高いMeetingであれば、Meeting後の振り返り時間

まとめ

さて、いかがだっただろうか。
突如ファシリをお願いされたMeetingに向かう準備はできただろうか。
少しでもアナタの支えになれれば幸いだ。
次は、Meeting中の凌ぎ方についても話していきたいので、こうご期待いただきたい。




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