ひとり親の貧困は自己責任について
この記事を読んで思うこと。
私自身もひとり親だし、低所得。
がん治療のため休職しているうえに、養育費は勝手に減額されている。
正直、裕福な生活は出来ていない。
こんな状況ではいけないと思い、収入を上げるための工夫や自己投資をしている。
養育費をまともに払わない元夫に対して思うことはたくさんあるが、子供に出会えたことだけで私は十分幸せ。
日々たくさんの幸せをくれる我が子のための努力なんて、全く苦しくない。
むしろ、こうやって努力するきっかけをくれた今の状況に感謝さえしている。
貧困家庭に該当する私だけど、
「離婚による貧困は自己責任」は実際その通りだと思う。
世の中のひとり親とその元配偶者の中から
自分の感情と権利ばかり主張する人と
責任感がない人を除いたら
一体どれくらいの人数が残るのだろうか。
憎き相手から奪えるだけ奪ってやろうという思考を持った人から逃げるためにハチャメチャな感情論をぶつける人の不毛な戦いや、
責任感がない人が自分のしんどい状況を相手のせいにしながら子供を育てて、責任感のない人が養育費を支払わなくなる図もよく見る。
(これに関しては私も潜在的にこういう感情を抱いているのかもしれないので自分を見つめなおす必要あり)
貧困になる理由の一番は
ひとり親になる側の精神的・経済的自立ができていないことだと思っている。
厳しいこと言うようだけど、精神的にも経済的にも自立する気がないならひとり親になるのはやめた方がいい。
養育費なんて払われなければそれで終わり。
抜け穴だらけの制度の養育費をあてにして生活してたら振り込まれなくなった時に終わる。
いくら公正証書を作ったって、相手が逃げ切ればこちらの負け。
その時に自分の気持ちがボロボロになってイライラしてしまうくらいなら、最初からあてになんかしない方がいい。
自分1人でもやっていけるぐらいの強さを身につけないとやってけない。
だから、離婚してからまずやるべきことは
精神的自立のための意識改革と経済的自立のための行動。
たいていの場合、100%相手が悪いことなんてない。
一見相手が悪いと思えることでも、自分にも非があったなんてよくある話。
苦労を引き寄せてしまった自分の思考を根本から変えていかない限り、形を変えて状況を変えて人を変えて、同じことが繰り返される。
離婚してハッピー!なんて、解放された自分だけかもよ。
子供はどう思うのだろうか?
今は子供が楽しそうでも、長い目で見たときに本当は辛かったなんて言われたら、親としてはやるせない気持ちになるはず。
子供に不自由のない生活させるためにはお金は絶対に必要だし、子供のメンタルケアをする余裕も必要。
お金だけあっても精神的に弱ければ子供と向き合う余裕も作れない。
精神的にも経済的にも自立する覚悟がないなら、離婚するな。
離婚してもしんどい生活が待っているだけ。
だから、私は安易に離婚は勧めたくない。
動物だって、お父さんお母さんが揃って子供を育てている。
両親揃って幸せに暮らすことが、子供にとって何よりも一番幸せだと思う。
離婚をする前に、一度自分が変わる努力をしてほしい。
意固地にならず子供のため自分のためと思ってやってほしい。
自分が変われば、必ず何かが変わるから。
例え相手が変わらなくて離婚せざるを得なくても、ひとり親として育てていく土台さえできていれば安心して離婚できる。
子供が幸せになれる離婚が出来るなら何よりだ。
親には幸せになるための選択肢があるが、子供にはない。
子供は親の選択に従うことしかできない。
幸せになれるかは親次第。
それを理解した上で、親は自分の生き方やあり方を考えなければならないと思う。
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