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『新しい農業で地方を救う!見つけた、自分だけの道』新堂秀さん

【運営メンバーからのひとこと紹介】
はたらく部の初期メンバーとして立ち上げ期から参加して下さっていたしんどぅーくん。
入部当初からはたらく部内でも存在感を発揮して、周りとの議論や、一緒に何かを生み出すための活動を積極的にされていました!
誰よりもはたらく部愛の強かった印象でしたが、今回頂いた体験談を拝読して、あらためてしんどぅーくんの毎日を楽しくさせるような経験になっていたんだなと、嬉し涙が出そうになりました!

自己紹介

秋田県立大学生物資源科学部アグリビジネス学科1年の新堂秀と申します。高校までは東京で過ごし、今は秋田県大潟村で暮らしています。はたらく部には初期から参加しており、はたらく部の力を借りて自分の進路やキャリアを描いてきました。今回は、はたらく部に参加するきっかけや、参加したことで自分が変わったことなどを書きたいと思います。

はたらく部代表・もっつさんとの出会い

府中市にある東京都立農業高等学校に通っていた私は、都市園芸科に所属し、実習や座学を通して農業の基礎的な技術や知識を学んでいました。小学校卒業時に日本の農業に貢献する人材になることを志し、中学で農業法人を起業すると決意して、意気揚々と農業高校に入学しました。
日々の実習で作物の生産技術を身に着け、座学で日本の農業の現状を学び、自分の将来像を膨らませていった私。しかし、高1の冬に差し掛かる頃、ふと、あることを思いました。

“起業って、いったいどうやればいいんだろう?”

高校では農業は詳しく学ぶけれど、起業やビジネスのことは学んでいませんでした。そのことに危機感を感じ始めていた12月、ある人が高校の出前授業にやってきました。現はたらく部代表山本将裕さん(もっつさん)です。
もっつさんが出前授業に来た目的は、働くことの楽しさを伝えることと、教育サービスを始めるにあたっての高校生へのヒアリングのためでした。ヒアリングに協力することになった私は後日、zoomでの座談会に参加しました。そこで山本さんと将来の話をしたり、社会の面白い話を聞いたりしました。そして高校2年の6月、はたらく部のサービス開始と同時に、はたらく部に参加しました。

はたらく部を通じて感じた自分の変化

はたらく部に参加して起きた自分自身の変化として挙げられるのは、将来像を具体的に描けるようになったことだと思います。参加する前までは、ただ茫然と“農業で起業したい”とだけ思っていましたが、はたらく部のセッションを受けて、またコーチや運営の方など多くの一流社会人と話をしたり、自分の意見をぶつけたりしたことで自分のやりたいことが明確になり、自信をもって将来像を描けるようになりました。
さらに、同じように意欲的な他のメンバーと関わることも良い刺激になっています。時には討論で熱くなったり、時には協力して一つのプロジェクトを推進したり、オンラインでしか会っていなくても、かけがえのない仲間をつくることができました。
さらに、自分の描く将来像も変化していきました。これまでは、生産法人を立ち上げて食料供給を行うことが日本の農業の課題を解決する最善策だと思っていましたが、はたらく部で社会のことを学び、大人たちがやっていることを間近で見て考えが変わりました。
社会そのものを変革しなければ、問題を根本から解決できないと考えを改めたのです。そこで、今まで農業を一次産業の視点からしか捉えてこなかったのを、サービスとしての農業に視点を変え、日本人の農業への意識を変えるような新規事業をつくるという目標を立てました。

これからの私のやりたいこと

農業が抱える様々な課題と同時に、日本の過疎化にも危機感を覚えた私は、農業で地域を活性化させる事業をつくるために秋田に来ました。私が通う大学の学科では、農村社会学や地域ビジネス起業論といった科目を学ぶことができます。さらに、1年次から研究ができる制度があるため、これを利用して農村の現地調査などを行い、地域を活性化させるビジネス案を考えたいと思います。

はたらく部への入部を検討している中高生へ

私ははたらく部に入って、明日が楽しみになりました。というのも、入る前はただ目標だけ持って、それを何もせずにただ眺めているだけでした。その目標と今の自分との距離を知るのが怖く、その距離が変わらないまま日々が過ぎていくことに焦りを感じていました。
しかしはたらく部でいろんなことを知り、スキルを身に着けていったことで目標への道筋が明確に見え、その道を着実に歩いていると実感できました。そして、明日はどんな発見があるだろう、どのように成長しているだろうと、日々を過ごすことが楽しくなっていきました。
過去の私と同じような悩みを持っている人は是非はたらく部に入ってください。はたらく部に真面目で堅いというようなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、全くそんなことはありません。
コーチも生徒も遊び心を持って楽しく活動しています。
将来をちゃんと考えたい人、学校だけじゃ刺激が足りない人、新しい出会いが欲しい人。誰でも大歓迎です。一緒にはたらく部で活動しましょう!

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