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#6 社会人生活のイメージが湧く!無理なくキャリアと自分時間を両立する方法

この番組では、10代〜20代の女子が日々直面するリアルなお悩みを、おしゃべりを通じてスッキリさせちゃうことを目指しています。Noteには、番組のハイライトを書き起こしています。

ラジオ内でしか言及していないこと、言葉のチョイスのニュアンスなど、「生の音声だからこそ」伝わる内容もありますので、ぜひラジオの方も、聞いてみてください。

こちらから、どうぞ!

ということで、今回のテーマはこちら。
「社会人生活のイメージが湧く!無理なくキャリアと自分時間を両立する方法」

こちらのテーマで、三つの質問に答えていきます。

Question.1:営業の仕事とは?ノルマがあって、他の職種に比べて女性に向いていないのではないですか?

Answer.1:三省堂国語辞典第八版では、「営業」を下記の通り定義しています。

辞書における定義

営業【えいぎょう】
① 店や会社、事務所などが利益を得るために仕事をすること(営業時間、営業日)
② (ものやサービスの)販売関係の仕事/部署
③ 商品などを売り込むこと
④ 芸能人の地方まわり、地方営業

販売するものやサービスの価格帯、顧客(法人/個人)、業界により営業スタイルはバラバラですが、「お客様に役立つことや困りごとをお客様以上の精度で言語化し、お客様のありたい姿の実現までのストーリーを描いて自身の商品販売につなげる職種」と整理することができるでしょう。

重要なスキルと先入観

重要なのは、①お客様が抱えるモヤモヤを親身になって聞いて、②「これが解決策なのでは?」と一緒に仮説を立てて、③実現するプロセスの中で儲けることを忘れないこと。

仮にこれらのスキルを①傾聴力、②ストーリー構成力、③利益構築力と整理すると、三つのスキルのうち、①②は女性に向いている人が多いのではないかと思いますし、③は技術として身につけるものなので、男女限らず学習と経験により獲得するスキル。よって、「他の職種に比べて女性に向いていない」のは思い込みと言えるかもしれせん。

営業は、職種(仕事の種類)の一つです。職業選択の際、思い込みや先入観で選択肢を絞ってしまうのはもったいない。業種(業界/事業の種類)と職種を組み合わせながら、様々な場面・場所に足を運び、経験を踏まえて「自分はどんなプロセスにやりがいを見出すのか」「楽しいと思うか」自分を観察して、望む職業位置を見つけていきましょう。

Question.2:毎日「寝るのが目標」ってくらい忙しい!楽しい反面、一人になった時の虚無感がすごいです。勉強、仕事、友達との交流、全部余裕を持ってやりたいので、時間の上手な使い方を教えてください。

Answer.2:まず、日々忙しく人生を歩んでいる、貴方に拍手!!生きるだけでしんどいのに、義務を果たしながらパワフルに人生を謳歌しようとしている方って素晴らしい。ただ、虚無感に苛まれる状態は、改善の余地アリかもしれません。

エネルギー切れの自覚

一つは、「エネルギー切れ」を自覚すること。毎日使用できる元気・エネルギーは有限ですが、10代・20代は寝たらすぐ回復できるので、毎日エネルギー切れになるまで思いっきり動き切っても良いのでは?

30代以上になると、エネルギーの有限性を自覚して効率運用する観点がより重要になります。もし、現状以上にエネルギーのキャパシティを増やしたいのであれば、運動によってエネルギーの器を広げる・貯蔵量を増やすことがおすすめです。

全てのタスクをこなそうとすること、そのものが間違い

もう一つは、「全てのタスクをこなそうとすること、そのものが間違いである」と言う感覚をインストールすること。たとえば忙しいと、「こんなはずじゃなかった」、「どうして思い通りにいかないのだ」という状況に直面しやすくなります。エネルギーがある時は、そういった反省ポイントを見つけても、「次回は改善しよう!」とポジティブな方向に転換できるもの。

他方、エネルギー切れの状態では、「どうして」と自分(あるいは他人)を責める気持ちだけが自分の中に残ってしまって、「いつか時間に余裕ができたら」「いつか素敵な人・仕事と巡りあえたら」、その時初めて自分の人生を生きることができる!と充実感を先延ばしにしてしまいます。

「限りある時間の使い方」(オリバー・バークマン著)では、たとえ、時間に余裕ができたり、素敵な人と巡り会えたりしたとしても、その時はまた、充実感を先延ばしにするための理由がいくらでも見つかると指摘されています。「時間をうまく使えば自分の人生はもっと上手くいく」と言う考え方は、強迫観念のように、時間がPCやスマホと同じように使いこなすことのできる「道具」である認識で成り立っています。「全てのタスクをこなすことはできない」との前提のもと、時間をどう使うかではなく、「今何をやるか」を決めること。

「今何をやることが、私のミッションなのか」を定義する

では、どのように「今何をやるか」を決めれば良いのでしょうか。やることの優先順位を決める前に、自分のミッションを定義した上で、やらない仕事を特定しましょう。例えば、私の場合、私の仕事は、トリム・タブを動かすことだと思っています。トリム・タブとは、船や飛行機についている小さな方向舵のことです。どんなに小さな自分の行動でも、他人を動かし、その単位が徐々に大きくなることで、組織をも変えることができます。本当に自分がやらなければならないことは、このトリム・タブを動かすこと、と決めたら、それに該当しない仕事は人にお願いしたり、なくす方向を考えたり、保留したりして、トリム・タブを回すことに集中するようにします。

「私の仕事一覧」をつくり、チーム・上司に相談してみる

もし、仕事に慣れていないフェーズの場合は、折に触れて「私の仕事一覧」をチームや上司にシェアすることがおすすめです。シェアする中で、「私はこれが今のタスクと思っていますが、他に仕事はありませんか?一緒にできることはありませんか?」と相談すると、お手伝いをしていただきやすくなったり、組織の中における自分の仕事の位置付けが見えやすくなったりして、仕事の充実度が上がりやすくなります。

To-doリストをこなす毎日は辛いものですよね。お願いされたタスクをこなすだけでは、自分の人生を生きている感覚が薄れてしまいがち。時間を上手に使おうとする前に、時間は今しかないから、自分の最も強い欲求や目的に合致するタスクは「これだ!」と特定して、自分のペースで実行する時間を積み上げていきましょう。エネルギー量は人それぞれなので、こなせるタスク量を人と比べず、「自分のエネルギー貯蔵量はどれくらいか」「エネルギー・チャージのための食事・睡眠・運動習慣はできているか」を内省する方が、充実した毎日の近道かもしれませんね。

Question.3:社会人は忙しそうですが、自炊できますか?何を食べていますか?

Answer.4:私の話をしてしまいますと、100%外食の時期もありましたが、コロナ禍以降、8割ほどの自炊率になっています。社会人の自炊は、いかに短時間かつ少ない負荷で「料理を作って食べるサイクル」を確立するかが重要です。料理に対してハードルを下げて、毎日続けられる形をつくるのがいいのでは?例えば、私の場合、以下五つのアクションを実践しています。

短時間・小負荷で自炊するための五つの行動

① 1週間に1度、野菜・果物・肉魚などをまとめ買いする
② 全ての食材を切って、ジップロックに入れて、冷凍庫に保管する
③ 調理するときは、個別に食材を取り出して使えばOK
④ 日持ちする料理は、タッパーで冷蔵保存。作り置きタイムをつくる
⑤ 最低限、ご飯を炊いてお味噌汁を作っておけばなんとかなる

あらかじめ食材をカットしておけば、調理の際、まな板と包丁を使って洗う手間が省けます。また、急な外食や用事により自宅で食事できない日が続いても、冷凍しているため賞味期限を気にしなくて良くなり、心理的な負担・罪悪感が減ります

例えば、テレワークで一日在宅勤務をする場合には、ランチの時間に鍋焼きうどんを作るのがマイブームです。お出汁を取って、塩で調整したら、あとはうどん・ネギ・油揚げ・ちくわ・ほうれん草などを冷凍庫から取り出してお鍋に入れて、煮立ってきたら卵を入れて蒸せば完成。美味しく栄養満点の食事を食べて、しっかり後片付けしたら、頭がスッキリして午後からの仕事にも気持ちが入ります。

ラジオの中では、越後湯沢のおにぎり、お米の神様が元気をくださった話をしましたが、私のおすすめは、炊き込みご飯を作っておにぎりにして冷凍しておくこと。レンジでチンすれば、おかずがなくとも1食分になりますし、急な外出の際コンビニご飯を食べるくらいならバックの中に忍ばせておきましょう。

「冷凍なんてもってのほか!」「ズボラで料理とは言えない」と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、そう言う方は、毎日台所に立つ人なのかな?少なくとも、忙しく仕事をしながら食事の用意をするって、とても大変なことなので、「お店のような料理を毎日実践はできない」と自分に許して、続けられる形を作ることが大切です。忙しい中でも自炊しようって思うこと、行動すること、そのものがとても尊い時間です。自分を誇りに思って、美味しいご飯をエンジョイしましょうね。

おわりに

ということで、「社会人生活のイメージが湧く!無理なくキャリアと自分時間を両立する方法」をテーマに、お話ししました。確かに大学生の頃、あるいは社会人なりたての頃は、仕事をしながら自炊するってとても難しいと思っておいましたし、実際難しかったので、少しでもお役に立てると嬉しいです。

ラジオの最後では、ももちゃんと奥野が英語学習の進捗を報告し合っています。日本に住んでいると、英語を使う機会が少ないため、どうしても英語学習を続けるモチベーションが維持しにくいもの。毎日少しずつ前進していますので、温かく見守っていただけると嬉しいです。

それではまた、次の機会に。ぜひラジオ本編の方も、視聴してみていただけますと幸いです。良い1日を、お過ごしください!

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