#5「行ってみよう!やってみよう!自分を知り、可能性を広げよう!」
「はたらく木曜日♪」では、10代〜20代の女子が日々直面するリアルなお悩みを、おしゃべりを通じてスッキリさせちゃうことを目指しています。Noteには、番組のハイライトを書き起こしています。
ラジオ内でしか言及していないこと、言葉のチョイスのニュアンスなど、「生の音声だからこそ」伝わる内容もありますので、ぜひラジオの方も、聞いてみてください。
こちらから、どうぞ!
ということで、今回のテーマはこちら。
「行ってみよう!やってみよう!自分を知り、可能性を広げよう!」
こちらのテーマで、四つの質問に答えていきます。
Question.1:キャリア)就職活動のスタートは、何から取り組むべきですか?
Answer.1:就職活動は、企業と人の「縁結び」。婚活や恋活と一緒で、「これで絶対大丈夫」というお作法はないので、「就職活動をスタートする自分は、どんな状態か?」という自己理解からスタートするのが良いでしょう。一般的には自己分析や適性診断などが紹介されるかと思いますが、今回は自分の外側にある人的ネットワークに変化を加えることで、自分の可能性を広げる方法をご紹介します。
人的ネットワークに変化を起こす
キャリアの岐路における重要な考え方の一つに、「強いつながりと弱いつながり」という人的ネットワークを分類する概念があります(米スタンフォード大学社会学部教授マーク・グラノヴェッター:Mark Granovetter1973年提唱)。
1 強いつながり
「強いつながり」とは、既によく知っていて信頼できる、いざという時に助けを求められる人たちとの関係を指します。物理的に近い距離の人とは強いつながりが育まれやすく、一緒に住む家族や、同じプロジェクトを進める同僚・上司、同じ学校で生活を共にする学友など、密接で強い信頼関係がある人とのネットワークが該当します。
2 弱いつながり
「弱いつながり」とは、それほど頻繁に会わず、ある程度知っているが親しくない、あるいは初対面であるなど、関係性を維持するためのコストが限りなく小さい人たちとの関係を指します。強いつながりに比べ、弱いつながりで結びついている人の方が数的に多く、新規性の高い情報を得やすいので、就職や転職などの岐路においては「弱いつながり」の方が重要となるとされています。
コロナ状況下にあっては、強いつながりばかりが強化され、弱いつながりがある人の母数がそもそも広がる余地がない(新しい人と出会う状況がほとんどない)方が増えたのではないでしょうか。
3 アーティスト・ディの設定
そんな状況を打破するアイデアとしておすすめするのが、1週間に1度「アーティスト・ディ」を設定すること。(参考:ジュリア・キャメロン「新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。」)
「アーティスト・ディ」とは、自分がまるでアーティストになった気持ちになって、幼い頃からの憧れを思い出して、やってみたいと思っていた行動や、行ってみたいと思っていた場所に行く日をつくることです。おすすめは、1週間に1度、丸1日でも2時間でも良いので、自分をVIPと思ってアーティスト・ディを実行することを、自分と約束すること。
自分の目的や志に合致する相性の良い相手(企業や仕事)と巡り合うための活動が、「就職活動」なのだとしたら、初めから業界や仕事を特定するのではなく、「憧れの場所」や「昔から気になっている人」とのご縁をつくる、種を蒔くところからはじめてみるのはいかがでしょうか。自分のキャリアは、きっと、自分の想像以上ですよ!
Question.2:恋愛)学校の先生に恋をするのは、アリですか?
Answer.2:年齢にもよりますが、ナシです。13歳未満の場合、刑法の性交同意年齢(セックスすることについて同意する能力があるだろうとみなされている年齢)と性的同意年齢(キスなど性交以外の行動に同意する能力があるだろうとみなされる年齢)に達していないため、恋愛に伴う行動を取った先生が罪に問われることになります。
性交同意年齢・性的同意年齢
2022年10月に法制審議会では、性交同意年齢について、現在の13歳以上から16歳以上に引き上げる試案が示されました。今回のお悩み相談者は中学生の方ということで、地方自治体の条例などによっても、先生が罪に問われる可能性が否定できないため、「ナシ」と言わせてください。秘めたる恋で、恋愛関係を結ばないのであればアリかなと思います。
自分の居場所を増やす
他方、「出会っている恋愛対象の母数が少ない」状態で恋愛しようとすることは、少しリスクがあるかもしれません。恋愛対象になる方との接点そのものがとても少ない時や、仲良くなれる可能性ある人の母数がそもそも少ない場合、家と学校・会社など限られた場所で限られた人としか会っていないと、その中にいる人が素晴らしく見えてしまって、視野が狭くなっているかもしれません。(もちろん、それも素晴らしいことですが)中学生なのであれば、ぜひ、家(1st Place)でも学校(2nd Place)でもない第3の場所(The 3rd Place)、男女限らず多様な人と出会う「自分の居場所」をつくってみましょう。
コロナ状況下では、先ほどの「強いつながり」は強化されやすい一方、「弱いつながり」が生まれにくいので、日常がなんだかつまらなく感じられてしまって、道ならぬ恋のような刺激を求めてしまう欲求が普段より強くなるところもあるかもしれません。限られた時間の中でも、今いる場所以外の場所で「サンプルを増やそう」という意識で新しい人との接点をつくってみてください。
生き甲斐は、葛藤の先にある
子ども食堂や施設でのボランティア活動など、社会貢献に時間を投資してみるのはいかがでしょうか。やりがい・生きがいは、困難や葛藤の先にあると言われています。「めんどくさい」「ハードル高い」は、伸びしろポイントと思って、生活に紐づく欲求以外で「やりたい」と感じる具体的アクションが特定できたら、ぜひチャレンジしてみてください。
Question.3:最近、入国規制が緩和されてきましたが、気になっている国はありますか?
Answer.3:イギリスです!「人生100年時代」の共同提唱者リンダ・グラットン氏に弟子入りしたいと思っており、お会いしたいからです。ロンドン・ビジネス・スクール経営学の教授であり、コンサルタントして企業経営にも携わっていらっしゃる彼女に、ぜひお会いしてみたい。
働き方にまつわる国の制度と運用、市民生活を学びたい
私は、全ての人がイキイキと自分らしく働く社会をつくりたいと思っています。働き方を支える国の制度や働き方改革のあり方は様々ですので、それぞれの国の制度を知り、またその制度がどのように運用され、どのような働き方・暮らし方が実現されているのか、市民生活や企業活動を視察したいと思っています。よって、イギリスもそうですが、欧州、アメリカ、(ももちゃんの関心である)アセアン諸国も気になりますね。
海外渡航の目的は、経年変化しました
学生時代に設定していた海外旅行の目的は二つで、①精神修養と②思い出づくり。学生の時は精神修養だけを目的に、どれだけ危機的状況を克服する力を身につけられるかを主眼において、友達と観光などは一切せず、一人でバックパックをしていました。社会人になってからは、家族や友人との②思い出づくりの大切さも身に沁みるのと同時に、時間がないからこそ目的意識を持って③学びに行く・会いに行くことの重要性を感じています。
Question.4:体調管理で気をつけるべきことは?
基本的なことを大切に
Answer.4:まず何のスタートでも、「その人の状態」はどうかによりますよね。ベーシックな体調管理の手法としては、栄養バランスの取れた食事、たっぷりの睡眠、適度な運動、家の整理整頓などで身体と心を整えること。欠けているところがあれば、実現できるように生活習慣を見直しましょう。
+α・朝から入浴で身体を温めること
+アルファの取り組みで、私が最近やっていることは、テレワークなど在宅勤務をする前に「お風呂に10分浸って身体を温めること」です。身体を温めてから仕事をスタートすると、人に優しくなれたり、柔軟な頭で発想豊かになったり、良いことが多いです。
たとえば人からイライラをぶつけられるような場面でも、その人の「イライラ」の感情と、言ってくれている「アドバイス・指摘」のロジックを切り離して、良いところだけをピックアップして感謝することができるようになっている気がします。
冷たい態度や言葉に対して、同じように返すのはもったいない。自分の身体が物理的にポカポカしていると、冷たい言動に対して冷たいまま返さず、少し自分の温度に調整してお返しできる余裕が生まれているように思います。特に最近、とても寒いので、おすすめです。
おわりに
ということで、「行ってみよう!やってみよう!自分を知り、可能性を広げよう!」をテーマに、お話ししました。物理的に寒いと、外出はおろか、布団から出ることも億劫になってしまいますが、そこから一歩踏み出して、靴を履いていきましょう。
一人では勇気が出ない時は、友達や家族に手伝ってもらうのも大事なことです。少しでも前進できたって思えたら、最高の1日ですね!それではまた、次の機会に。ぜひラジオ本編の方も、視聴してみていただけますと幸いです。良い1日を、お過ごしください!
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