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面談をコントロールするって…(泣)

今週末に試験がある人には間に合いませんでした・・・
この記事は、来週以降の22回受験者の方

23回以降の受験者に届けば良いかなぁ~と感じています

そのホルダーは間違いです

ロープレの練習でオブザーバーで入ったときの出来事

面談の途中で、急に
『どんな経験をしたんですか?』
(この質問にある『経験』という言葉にも問題があるとおもいますが・・・)

まずは、なぜこの言葉をクライアントに投げかけたのか?
とキャリコン役の受験生に聴いたところ・・・

衝撃の言葉が・・・

以前の勉強会で
『5-10分ぐらいで経験代謝に繋がる質問をしないと落ちる』と言われた
それから、ある程度、聴けた段階でこの質問をしてきました・・・

『泣』
私の心はこの一言

このマインドのキャリコンが増えるのは危険だな~
それにしてもこのフィードバックしたキャリコンに会いたい!!!

そして、私はこの方に一言
『あなたは対人支援をしてはいけない』と言いたいぐらいです

もし、JCDAの採点がこのような基準が設けられているのであれば
この資格は、完全に対人支援の資格ではないと言いたいぐらいです

私が見てきた受験者でこのような関りをロープレ試験でした受験生が合格率は悪いと思います
所謂『不合格』ということ

キャリコンの技術の前に、対人支援の『傾聴』を理解しているのか?
という事です

『クライアント中心療法』とは


傾聴を大切している人は、ロジャーズという方の考え方が大切と考えている人は多いです
やはり偉大でこれを超える考え方に私は出会っていません
だから・・・ですが・・・

ロジャーズの考え方に『クライアント中心療法』という考え方があるからです
でも、『5-10分ぐらいで経験代謝に繋がる質問をしないと落ちる』という言葉には、その面談には、受験生が中心にいるということ

経験代謝に繋げたいのは、受験生で、クライアントではないのです

クライアント中心療法は
聴き手が聴きたい話を聴くのではなく
話し手が話したい話を聴くということです

まだ、気が付かない人は、試験を受けないで欲しいです
それぐらいの勢いです

クライアントが第一声が
『ある出来事の経験を語りたく、そして、新しい価値観に出会いたいので話を聴いて欲しい』と来談されたら、それは、経験代謝しなきゃ不合格です
だって、クライアントが経験を語って新しい価値観を=これが経験代謝だから

でも、普通のクライアントは
『迷っていて・・・』話を聴いて欲しい
『不安で・・・』話を聴いて欲しい
とか言って面談をスタートをしていませんか?

クライアントは、話を聴いて欲しいと来ていて、別に経験代謝をしてほしいと来談している訳ではないのです

経験代謝をしたいのは、JCDA試験の養成講座を受けた人がやる面談で、やりたい事を一言でまとめたのが『経験代謝』という言葉で、それをやりたいのは、クライアントではなく、キャリコンなのです


確かに経験を語る事が『価値観』を見つける事につながる


勘違いしないで欲しいのが、経験を語れば、自ずと何らかのクライアントの価値観に繋がります

JCDAが言っている『経験代謝』と
面談でクライアントから語られる『価値観』は
イコールではありません

そう、面談で出てくる価値観は、クライアントが話したい話から出てきている価値観で大切だという事です
しかし、来談時のクライアントを『受容』出来ていないと、クライアントが語った価値観が来談時の問題に繋がる価値観なのか分からなくなります

しかし、それを理解していないのに、ホルダーが『経験代謝』という通り一辺倒のフィードバックをするから、受験生が混乱します

そんな混乱する受験生に、全て『経験代謝が大切』という一言で済ませているホルダーは本当の意味の『経験代謝』を理解していないので、価値観が語られた経験が、来談時のクライアントが抱えた問題に繋がる経験なのか?
単に、キャリコンの投げ掛けから語られたクライアントが持つ価値観に繋がる経験を語った事なのか?
ホルダーが分からなくフィードバックしている可能性があります

だからこそ、この『経験代謝』という言葉が一人歩きしている事に違和感を感じている一人です

的確なフィードバックが出来ていない人が、何となく、経験代謝という言葉を使えば、フィードバック出来ていると勘違いしている有資格者は、未来のキャリコンの為には、勉強会に参加してほしくないと感じるぐらいの嫌悪感を抱く今日この頃です

最近のホルダーは理解していない人ほど、『経験代謝』を連呼している印象です

受験生に問いたい事
自分の周りのホルダーで、『経験代謝』を始めの勉強会から連呼していた人はいませんか?
そのホルダーは的確なオブザーブ出来ていますか?
見極めるのは大変ですが、それを見極める技術も必要ですよ~
じゃないと合格できない勉強会に時間だけ取られてしまいます


『それはどんな経験?』そんな質問を普段の会話で質問しますか?


この記事のトップに書いた質問例に『経験』という言葉が出てきます

普通に生活していて、どんな経験したの?と聴きますか?

唐突に質問する時はしますが、対人支援で唐突な質問は厳禁です・・・
なのに・・・

それは、経験代謝という言葉を知っているから使っていませんか?
経験代謝という言葉を知らない時に、そのような質問を自分はしていましたか?
私はしていませんし、経験代謝という言葉を知らない人は、質問されるときに『どんな経験をしましたか?』と聴かれたら、スゴイ聴き手に距離感を感じるぐらい、堅い言葉です

私なら・・・
5W1Hを使いながら少しづつ経験を語って貰うのです
それが皆さん、話を聴く時に手を抜いて質問だったり、聴き手にスキルがないから、端折って質問しているのです

5W1Hの質問が出来ない人でも・・・『どんな経験』という聴き方ではなく
『それはどんな出来事でしたか?』ぐらいの言葉の柔らかさがクライアントの為には必要だと思います~

皆さんの投げ掛けは、自分のスキルがないから出た質問の言葉なのか?
理解が必要です
その質問をそれたクライアントがどう思うのか?
それも一つクライアント中心法の醍醐味です


でも、口頭試問は違う


これだけ面談について語りましたが、でも口頭試問は違います

だから大変なんですが、口頭試問は、面談のマインドでは受からないという事です

さて口頭試問です

これは、プロとして、この面談がどのような面談だったか?
そうここで初めて、経験代謝理論のあの図に当てはめて、今の面談が何処まで進められていたのか答える場面です

だから、来談時の気持ちに繋がる経験が語られていたのならそれを答える

もし、違う価値観に繋がる経験を語ってもらった面談なら、それを理解し、でも、それは悪い面談ではなく、クライアントの一つの価値観を知ることが出来た面談と受け止め、当然、今後の展開で、来談時に抱いていた気持ちの経験を聴いていくという展開を試験官に答えるという時間だけなのです

そこで、15分の面談で、経験代謝が出来ていなくても、出来ていないという事を理解していて、今後の展開でやる事を伝えれば良いのです

試験官もロープレはクライアント中心で進んでいるのを理解しているので、無理やり経験代謝させる人は落とします
そして、逆にクライアント中心で進んだ面談をして、それを理解した口頭試問する事が合格のカギになるのです

決して、面談の15分で経験代謝されることが合格に直結している訳でなく、今の面談を如何に冷静に見て口頭試問するか!?
合格のカギはここ


この事を理解したホルダーにフィードバックが欲しい方は


個別にカウンセリング等受けたい方は



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