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2020年9月10日~まだまだ考える人権

 今日もまだまだ人権について考えてみたいと思っている。人権。書いたところで、そうそう多くの人が読んでくださるわけじゃないですが、自分の勉強のために書きます。考えてみたら、自分が誰より人権について知らないのではないか?と思ったからです。

 人権、でちょっとググってみました。そうしたら文科省の「人権教育の指導方法等の在り方について」というのが出てきました。へえ。。。とちょっと読みだすとくらくらするほど長いです。学校で人権を教える先生方は、これをみなさん読んでいるのだろうか? たいへんだ。

 翻って子どもの頃、こんな風に人権を教わったっけ?と思うと、ほとんど記憶がない。もちろん、いつも授業中というと外の風景を見たり、机の上の穴に(昔の机は木製で穴が開いてたりよくしたんです)消しゴムのカスをせっせと詰めたり、意味のないメモを書いて友達に廻したりばかりしていて、ほとんど勉強なんてしてなかったんですが。

 それでも、記憶がなさすぎる。

「人権を理解するには、人としての尊厳と価値を踏まえながら、人とは何か、権利とは何かを具体的に考えなければならない」

 とかあるけど、そんなこと、考えたことはないだろう。

「個々の権利にはおのずから優劣や軽重はないのであるが、今日、全国各地で児童生徒をめぐって生じている様々な事態にかんがみる時、人間の生命がかけがえのないものであるという点については、改めて強調しておきたい」

 という重要なことも書いてあるのだが、こんなこと言ってもらっていたかな? 人間の命はかけがえのないものです。あなたの命も。あなたの隣に座る人の命も。先生の命も。みんなの命はかけがえのない大切なものですよ、と言ってもらっていたかな?

 さらにだ。

「人権を侵害することは、相手が誰であれ、決して許されることではない。全ての人は自分の人としての尊厳と価値が尊重されることを要求して当然なのである。したがって、誰であれ、他の人々の尊厳や価値を尊重し、それを侵害してはならないという義務と責任とを負うのである」

 これを、涙も流さんばかりに学校で先生が語ってくれたら?

 たとえば河原に住むホームレスの男性。わあいわああい、などと騒いでストレス発散のために石を投げたりする中学生や高校生、なんて事件が起こったりするが、この言葉を、先生が涙を流さんばかりに語って、他人の尊厳と価値を尊重し、侵害してはいけない義務がある。責任がある。それはあなたが生きる上で、絶対に、絶対に、犯してはいけないことなんですよ!と力強く言ってくれたら? ああ、そうした言葉、本当は戦争やりたがる為政者に聞かせたい。

 人権を学ぶことって、すごく大事だ。学校の授業には「人権」という科目があってもいいぐらいだと思う。週に1時間、必ず人権について学ぶ。そういうことがあっていい。

 国連が定めた人権教育の定義の1つに、

「全ての国家、先住民、全ての国民、先住民並びに人種的、民族的、種族的、宗教的及び言語的な諸集団の間における理解、寛容、男女平等並びに友好の促進」

 というのがある。これなんて、日本で今、最も問題になってることの一つだろう。日本だけじゃない。世界で、だ。

 すべての問題の基本に人権が必ずあるように思えて来た。人権を学ぶことは、すべての問題解決に欠かせないかもしれない。

 今一度、人権を考えてみましょうよ、共に。

 

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