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育成計画はまだ悩み中だが、「リーダーに求められるスキル」について考えてみた

みなさん、おはようございます。ハタノです。

60名近い社員を抱えてる社長(私)が、日々向き合っているリアルなマネジメント課題や、得られた気づきをnoteにメモしています。マネジメントに関わる方や、これからリーダーを目指される方に少しでも参考になれば幸いです。

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さて、リーダー育成計画について引き続き考えている最中なので、前回↓

の続きを書いていきたいと思います。

一般的なビジネススキルとは

ビジネスにおけるスキルは、いわゆる「仕事の5力(ごじから)」や人間力(人格)のような基礎的なビジネス力と、社内ルールや商品や顧客に対する知識など、仕事を進めるために必要な業務スキル、その業種や業界の仕事をするために必要な専門スキルの三つに大きく分類されます。

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※仕事の5力については、こちらの書籍が結構有名なのでご参考いただければと思います。(聴く、考える、話す、書く、時間力)

いわゆる優秀な人、仕事ができる人、というのは、このビジネススキルの部分を磨き、それができるようになった方々だと思いますが、リーダーに必要なスキルと言われると、この分類に当てはめることができません。

おそらく、ビジネススキルの教科書には載っていない「リーダーのスキル」という分類が存在しているような気がしています。

リーダに求められるスキルとは

リーダーといえば、マネジメント力というイメージがありますが、実は、マネジメント業務は、マネジメントができる人たちに任せることもできます。

私がこれを言うと、いつも部下の人たちは???となりがちです。

しかし、なるべくわかりやすい表現をすると、マネジメントとは、決められたゴールをしっかりと守り、進めていく業務であり、リーダーの仕事は、ゴール自体を決める、または、ゴールにたどりつくための流れを作り出すという仕事なので、これはリーダー本人にしかできない、ということになります。

(※このマネジメントとリーダーシップ違いというような話は、詳しくはまた触れたいと思います。)

私の個人意見としては、リーダーは、必ずしもマネジメント力は必要ではない、と考えています。

え? じゃあ、マネジメント力がない、リーダーに必要はスキルは何なんだ?と聞きたくなりますよね。笑

私は、以下の3つがリーダーに求められるスキルとして、集約されるのではないかと考えます。

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方向性をうち出すスキル

まずは、今、チームを取り巻いている状況に対して、どのような方向で進めるかを決める力(方向性をうち出すスキル)が大事だと思います。

これは、状況が複雑に変化していく中で、みんなが納得する、あるべきコンセプトを作る力と言い換えることができます。

判断力とはまた少し異なりますが、周囲の状況や、関係者(ステークホルダー)たちの考え、チームメンバーたちの気持ちや、持っているスキルなどを総合的に考えながら、「どの方向に進むことが、自分たちが進むべき道なのか」を言い当てなければならない場面が、多々出てきます。

もちろん、最初は勘というか、適当にリーダーの立場として意見を言っているだけだと思います。しかし、経験を積み、そのスキルがアップして優れたリーダーになると、単に周囲を納得させるだけではなく、周りを熱い気持ちにさせるような素晴らしいコンセプトを、方向性として伝えることができるようになっていきます。

関係性を構築するスキル

2つめは、顧客や上司・部下、オンライン・オフライン、人種や性別や年代を問わず、関係性を構築する力が必要と感じています。

部下にせよ、取引先にせよ、人と人の何かしらの関係性があって、初めて仕事が成立するので、関係性はとても重要です。しかし、この関係性は、自分だけの問題ではなく、相手がどう感じるかも含めて考える必要があるため、通常のビジネススキルと比べて、難易度が一気にアップします。

これは、対人能力といって、相手の気持ちや状況を把握して、それに合わせながら、自分やチームのやるべきことを進める、という合わせられる力(協調する力)とも言えると思います。

この関係を構築するスキルを高めていくためには、人に興味があるかどうかではなく、「人に対して興味を持つように意識する」、または「ある程度、人を許容する考え方」を身につけておく、必要があると思います。

自分ごとで捉えられるスキル

最後の3つめは、有名な「7つの習慣」という書籍にも出てきますが、主体性といわれる、身の回りに起きる出来事を、他人や環境のせいにせず、自分を中心とした責任や可能性として捉える感覚を持ちながら、さらには周りの状況と折り合っていける力になります。

(※7つの習慣という本はあまりにも有名ですし、私も大好きな本でもありますので、一応リンク貼っておきます)

リーダーとは、見る角度によっては、苦労だけが多い損な役回りのように捉えられたり、自分自身がそう感じる時もあります。

しかし同時に、大きなやりがいや、達成感もあります。そして何より、自分が充実感を持って、最短ルートで成長していくことにつながります。

自分ごとで捉えられるスキルとは、「みんなのために努力することが、自分に大きく返ってくる、ということを信じて、自分や仲間の身に起きることを、自分の軸で捉えて、うまくいく良い方向にフィルタを変換して、周りに伝え、導いていくスキル」と言い換えることができます。

自分や自分のチームに起きる事象は、良いことであっても、悪い話でもあっても、他人事ではなく、自分たちに関係することなんだという、いわば、当事者として捉えられる意識や感覚が身に付くと、不思議と求心力が生まれてきます。

逆に、どこか他人事だな、とか、どこか逃げ腰だなと感じさせてしまっているリーダー・管理職の方は、もしかすると、部下の方が、この感覚に優れている可能性があります。

それはつまり、リーダー自身の何らかの不安な要素や、ネガティブな捉え方を、部下が敏感に感じ取っているということになりますので、そういった状況では、わりとリーダーが気苦労を重ねてしまうパターンがあります。

そして、リーダーや管理職として、気持ち的に頑張っている人であればあるほど、この意識や感覚を持つというスキル、が不足していることが原因となって、組織内の問題が起きているとは、当の本人は、まさかこれっぽっちも気づかないと思います。
 したがって、解決は難しく、本人も部下たちもなんとなくやりにくい、とか、大変と感じるようなので、もし、そういったことが当てはまりそうでしたら、この点を一度振り返ってみてもらえればと思います。

まとめ

とまぁ、自分でもできているわけでもないのに偉そうに書かせていただきましたが、もちろん、こういったリーダーのスキルに関する習得方法について、現時点で、まだはっきりと答えが出せているわけではありません。

結果、タイトルが釣りみたいになってしまってすみませんっ。

ただ、次回も引き続きゆっくりと考えていきますので、もし、読まれた方で、何かおすすめなやり方があれば、ぜひ教えてください。

実際は、リーダーという立場でやってみて、さまざまな苦労を経て、初めて身につけていくスキルというジャンルではありますが、しかし、もしも、これらのスキルを身につけることができたら、リーダーや管理職をするのがとっても楽しくなるのではないかと思っていますので、ぜひこれらのスキルについても、興味を持ってみてください。

よろしくお願いします。

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