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閲覧用 脚本は学生時代の延長

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  • ショートドラマ「核のごみ~5万年後の君たちへ~」

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【シン·ウルトラマン 鑑賞雑記】

※ネタバレ少し含む シン·ウルトラマンを見てきました。面白かったのですが、個人的に楽しみきれないところがあったので、どうしてなのか考えてみました。 個人的な見解を整理したものなので、正直他の人に見せるようなものではないです… 大前提として、面白かったんですよ!あと、批判の意図はなく「分からない、感じないのは受け手側が足りていない」と考えています。そのために整理したいのです。 ①鑑賞前に見たコンテンツがノイズになった …鑑賞前にプライムビデオで配信されている、松本人志さんと

    • テレビの電波は遠くまで届かない

      学生のときに通っていた、アナウンススクールの先生が言っていました。 「テレビの電波は、雲の上の天国にも届く」 流石、言葉のプロは良いことを言うなあと思いましたが、よく考えると電波は雲の上までなんて届きません。そんな厳密な話をしても夢がないのですが、どこか引っかかっていました。 先日、BSで特集が放送されました。人工衛星まで行けば、まあ天国にも届いているだろうと1つモヤモヤが解消されました。 祖父は、私が北海道に来てすぐに他界しました。叔母は、その数年後に交通事故で亡くな

      • 飽き性

        ことしも雪が解け始め、春がやってきた。 今シーズン最初の、ゴルフの打ちっぱなしに行って、ふと思った。 「ゴルフ飽きてきたな」 私は多趣味だ。自分で言うのもなんだが、大抵のことはできる。器用貧乏というやつだ。新しいことを始めるのが好きで、最近もスノーボードを始めた。何か新しいことを始めると、代わりに何かを止める。要は、飽きっぽいのだ。 ゴルフは、ベストスコアが108までいった。ゴルフを嗜む人なら分かると思うが、まったく大したことはない。しかし、これ以上上手くなりたいとはあま

        • 母とオリンピック、夢の諦め方

          私の母は競泳選手だった。 さらに、私の父も競泳選手だった。 二人はごく普通の結婚をしました。でも、ただ一つ違っていたのは、奥さまはオリンピック候補選手だったのです。(奥様は魔女風) (以下、伝聞と調べものを基に記述しており、一部事実と異なる可能性もあります。半分フィクションだと思って読んでいただけると幸いです) さかのぼること、1980年…くらい。 私の母親は当時大学生、専門は背泳ぎ。いわく、「日本一になったことはなく、常に2位か3位が続いていた」とのこと。 女性アスリ

        【シン·ウルトラマン 鑑賞雑記】

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        • ショートドラマ「核のごみ~5万年後の君たちへ~」
          1本

        記事

          ショートドラマ「核のごみ~5万年後の君たちへ~」④(完)

          ※この作品はフィクションです ―――2×××年      霞が関・食堂 幕内「終わりっていうのは、あっけないもんだなあ」 原田「ひどい話だよな」      ……原田回想…… 青木「ピラミッドは、いいアイデアだと思いますけどねぇ」 幕内「税金を使って許されますかね」 近藤「これから5万年かかる話なんだ。岡田総理だって名が残る」 原田「名が残るって……原発の再稼働も、地元と話をつけたのも、何代も前の総理でしょう」 近藤「構造の問題だな。都合の悪いことは前例踏襲。マニュフェスト

          ショートドラマ「核のごみ~5万年後の君たちへ~」④(完)

          ショートドラマ「核のごみ~5万年後の君たちへ~」③

          ※この作品はフィクションです ―――2×××年 日本      会議室、円状に並んだ机 近藤「ピラミッドはどうでしょうか」      幕内、顔が引きつる 幕内「近藤さんとおっしゃいましたよね?どういう意味でしょう」 近藤「5万年後に日本は残っているのでしょうか。それなら、世界中の誰が見てもわかるシンボルを作る方がいいのではないでしょうか」 幕内「……面白いアイデアだとは思いますが、まずは文書と形を整えて……」 近藤「金田さん、5万年後も文字文化は残っているんでしょうか」  

          ショートドラマ「核のごみ~5万年後の君たちへ~」③

          ショートドラマ「核のごみ~5万年後の君たちへ~」②

          ※この作品はフィクションです ―――2×××年 日本      会議室の入口「総理直轄タスクフォース『核のごみ保存委員会』」と張り紙      会議室の後方、隣に座る原田と幕内 原田「そもそもの話なんだけど」 幕内「どうした?」 原田「どうしてお前がいるんだ?」 幕内「!」 幕内「冷たいねえ、同じ東大卒の同期じゃないですか。俺じゃ力不足ですか。お前、出世コースに乗って変わっちまったよ」 原田「だから出世コースじゃないって。そうじゃなくて、なんで外務省のお前が、核のごみのチー

          ショートドラマ「核のごみ~5万年後の君たちへ~」②

          ショートドラマ「核のごみ~5万年後の君たちへ~」①

          ※この作品はフィクションです ―――2×××年 日本     長い廊下を歩くスーツの男、二人。 原田「ツイてないよなぁ」 幕内「そんなことないって。総理直轄のチームだぞ?うまくいけば出世コースだ」 原田「そうは言っても、厄介ごとの押し付けだろ?」 幕内「でもお前、柴田さんから頼まれたんだろ?悪い話じゃないって」 原田「どうかなあ……」 ……原田 回想……      経済産業省 エネルギー担当室と書かれたオフィス  柴田「原田。ちょっといいか」 原田「どうしたんですか、柴田

          ショートドラマ「核のごみ~5万年後の君たちへ~」①