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フィリップ・コトラー
中小企業診断士の、企業経営理論を勉強をしていると、色々な単元で出てくるフィリップ・コトラー。
マンガ経営戦略全史で、大まかに何を提起したのかが伺えます。
企業経営理論の教科書や問題には出てこなかったと思うのですが、コトラーの著作である「マーケティング・マネジメント」で、それまで提起されてきたマーケティング理論を体系化したそうです。
で、そこには「戦略的マーケティング・プロセス」として、
R-STP-MM-I-Cが紹介されています。
Research 調査
Segmentation セグメンテーション
Targeting ターゲティング
Positioning ポジショニング
Marketing Mix マーケティング・ミックス
Implementation 実施
Control 管理
これらを挙げていることからして、洗練された体系になっていますね。
特にSTPは各々、企業経営理論では頻出ポイントです。
市場を自分が有利なように分割(セグメンテーション)し、
標的とする市場を決定(ターゲティング)し、
競合に対してどんな差をつける(ポジショニング)
かを決めること
また、MMも頻出ポイント。
Product 製品
Price 価格
Place 流通
Promotion プロモーション
というマーケティング手段を組み合わせる…というもの。
それだけに、ちゃんと理解して基礎として押さえておきたいです。
これだけマーケティングを体系的に整理したコトラーを「マーケティングの伝道師」って呼ぶのは確かですね。
ところで、コトラーが31歳で教鞭をとるようになり、当時「マーケティング・マネジメント」を書いたのが、ノースウェスタン大学ケロッグ・スクールとのこと。
10年以上前になりますが、このケロッグ・スクールに立ち寄ったことがあるんです。
当時、コトラーの存在を知っていたら、めっちゃはしゃいでたな。きっと。
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