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フィリップ・コトラー

中小企業診断士の、企業経営理論を勉強をしていると、色々な単元で出てくるフィリップ・コトラー。
マンガ経営戦略全史で、大まかに何を提起したのかが伺えます。

企業経営理論の教科書や問題には出てこなかったと思うのですが、コトラーの著作である「マーケティング・マネジメント」で、それまで提起されてきたマーケティング理論を体系化したそうです。
で、そこには「戦略的マーケティング・プロセス」として、
R-STP-MM-I-Cが紹介されています。

Research 調査

Segmentation セグメンテーション
Targeting ターゲティング
Positioning ポジショニング

Marketing Mix マーケティング・ミックス

Implementation 実施

Control 管理

これらを挙げていることからして、洗練された体系になっていますね。

特にSTPは各々、企業経営理論では頻出ポイントです。

市場を自分が有利なように分割(セグメンテーション)し、
標的とする市場を決定(ターゲティング)し、
競合に対してどんな差をつける(ポジショニング)
かを決めること

マンガ経営戦略全史-確立編- p.108

また、MMも頻出ポイント。
Product 製品
Price 価格
Place 流通
Promotion プロモーション
というマーケティング手段を組み合わせる…というもの。

それだけに、ちゃんと理解して基礎として押さえておきたいです。

これだけマーケティングを体系的に整理したコトラーを「マーケティングの伝道師」って呼ぶのは確かですね。

ところで、コトラーが31歳で教鞭をとるようになり、当時「マーケティング・マネジメント」を書いたのが、ノースウェスタン大学ケロッグ・スクールとのこと。
10年以上前になりますが、このケロッグ・スクールに立ち寄ったことがあるんです。
当時、コトラーの存在を知っていたら、めっちゃはしゃいでたな。きっと。

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