個人がブランド化する時代に必要なコンセプトの見つけ方と表現の仕方とは?【”文化”を創ろう】
この記事はコアブラMTGの書き起こしです。
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この記事は、書き起こしとまとめです。
・9月28日開催分のオンライン講義、書き起こしとまとめです。
・ブランドコンセプトを作るための「コンセプトの見つけ方」についてです。
今回の議題:『ビジネスや商売を立ち上げる際に必要なものや、コンセプトとは』
【本題】ビジネスや商売を立ち上げる際に必要なものは?
今回はいきなり質問から入ります。
「自分でビジネスや商売を立ち上げる際、自分の個人的な表現、個人的な活動、意見、それらを価値のあるものとして提供するためには何が必要でしょうか?」
情報発信をする、ブログを書く、外に向けて表現していくときのことを、ちょっと考えてみてください。
さらに「表現を形にして提供したとき、商売として成立して、成功するために必要なこととは何でしょうか?」
少し抽象度が高くて答えにくいかも知れませんが、今回はこの質問から入っていきます。
自分の個人的な表現、感覚、フィーリング。あるいは自分の専門的な分野でも自分の主張でも、それを価値のあるものとして人に提供して、商売として成立させて成功するためには何が重要か?いくつか書き出してみてください。
すごく大きな質問ですが、コンセプトを考えるときのNGパターンに気付くことにもつながるので、考えてみてほしいんです。さて、何が必要でしょう? この質問のポイントは、実は前半と後半で分かれているということです。
前半①個人的な表現、活動、意見、それらを価値あるものとして提供する
後半②商売として成立して、成功させる
前半①と後半②で世界が違う、空気が違うということがなんとなくわかるかと思うんですが、この2つの部分が一緒になって、すごく複雑になってるわけなんです。
皆さんに回答いただいた「社会の役に立つこと」「人の欲求をかきたてて満たすこと」「価値がある風に見せる能力」「問題として問わせること」「希少性を感じさせること」「それを手に入れたときの未来を想像 できること」など、いいとか悪いとか正解はありませんが、前半のことを言ってる人もいれば、後半のことを言ってる人もいる、ということに気付いてほしいんです。
たとえば「希少性を感じさせること」は商売を成り立たせるためには重要かも知れませんが、希少性がありすぎると自分の意見とか表現が価値のあるものとして成立しなかったりします。前半と後半って、正反対のような世界なんです。この2つがドッキングした難易度の高い質問です。
①個人的な表現、活動、意見、それらを価値あるものとして提供したい
②商売として成立して、成功させたい
自分はどっちにあてはまるか、考えてみてください。 自分が無意識に①にフォーカスしていたのか、②寄りで考えていたの か、自分のタイプ診断みたいにどっちに意識が向きがちなのかを分析してみると面白いと思います。
皆さんこれからどういうことをするかいろいろあるとして「商売として成立させること」と「いい商品、コンテンツ、いい情報発信をする、いわゆる世界観を作ること」どちらも大事なのですが、別の脳みそを使う感じなんです。
自分の視点がどっちかの傾向に寄るってことはあります。でも、寄り過ぎてニュートラルじゃないといい商品が作れません。あるいは、いい商品なんだけど商売として成立しなければ、表現活動が続けられないの。
で、偏りすぎてはいけないことをセオリーとして覚えていただくといいと思います。非常に感覚的なことですが、まずは前半タイプかな?後半タイプかな? っていう風に考えてみてください。
マーケティングとブランディング
ブランディングの話をする人は、前半の話をしてる人もいるし、後半の話をする人もいるんです。前半①のように、自分が言ってることやってることを価値あるものだと表現することをブランディングっていう人もいるし、
後半②のように、売ってるものを商売として成立させるためにブランディングするんだよって言う人もいます。ブランディングもこの2つに分かれます。
もちろん両方のバランスが必要なのですが、ブランディングっていうと①前半のイメージが強かった人もいたかと思います。②後半はどちらかというと、ブランディングというよりマーケティングのニュアンスを感じますよね。
あなたはどっち?
①個人的な表現、活動、意見、それらを価値あるものとして提供したい
②商売として成立して、成功させたい
これまでの時代はコンテンツの力は弱くても、セールスやマーケティングがうまいから売れてた商品がいっぱいありました。逆もしかりで、いいもの、いい商品なんだけど、マーケティングやセールスが上手じゃないから商売として成立しなかったものもありました。
ですが、最近はトータルでブランディング戦略といった傾向になってきました。このブレンドが上手になってきて、むしろ混ざってないと、うまくいかなくなってきました。
インターネットやSNSの普及によって、みんな賢くなって違いがわかるようになってきたので、この2つがうまく融合するいいポイントを探るようになってきたということです。
マーケティングやセールスもブランディングとして考えられるようになって、売れるためのマーケティングじゃなくて世界観を作るためのマーケティングっていう新しい分野が確立されつつあります。
これまでマー ケティングやセールスだけだった世界にブランディングの要素が入ってきて、逆にコンテンツ開発の分野にはセールスやマーケティングの考え方が入ってきて、いまこの両方のセンスを持ってる人って、すごく重宝されるわけです。
このコアブランディングミーティングはすごく抽象的なことをやっていますが、たとえばものの売り方を教えますとか、稼げるコンテンツの作り方教えますとかだったら、参加しなかった方もいたと思います。
逆に、稼げるコンテンツを作りましょうとか、お金になる方法教えますとか、いわゆるセールス寄りに傾けたら参加するメンバーも違うと思いま す。だかと言って、ブランディングの方にだけ傾けると弱くなるんです。
この先については、両方のバランスで両方を融合させて、物事が見られるとかクリエイションできるっていうスキルが本当に貴重で、どこにいても重宝されるので、それを身につけてもらえると楽しいと思ってます。
①個人的な表現、活動、意見、それらを価値あるものとして提供する
②商売として成立して、成功させる
この2つの融合のスキルが、コンセプトづくりのスキルになります。
コンセプトづくりのスキルを身につけると、コンセプトをボスにして、 コンセプトからコンテンツとマーケティング・セールスに分かれていく 感じになります。
コンテンツ←←←コンセプト→→→マーケティング・セールス)
コンセプトからどんなコンテンツをつくる?コンセプトからどういうセールスをする? コンセプトを軸にすると両方に広がっていって、両方の方向性を確定できるという意味でコンセプトってすごく重要になります。
コンセプトづくりのNGパターン
なんとなくイメージわいたかと思うので、コンテンツやサービスを開発するときのNGパターンを紹介します。
最初でも出てきましたが、
①個人的な表現、活動、意見、それらを価値あるものとして提供する。
②商売として成立して、成功させる。
このどちらかに偏ることがNGパターンになります。
①タイプは自分は何がやりたいの?何を提供したいんだろう?って考えます。
②タイプは何が商売として成り立つの?何が売れるテーマなの?って考えます。
なので、自分の主張がわかったらコンテンツが作れるとか、何が売れるかわかったらコンテンツが作れるとか...この考えがもうNGなんです。NGと言っても、それで企画ができないわけではなくて、あんまり企画が進まなかったり、どこかで大きくつまずいたりしてしまいます。
いままではマーケットインかプロダクトアウトかっていう世界でした。 マーケットインは市場(買い手の立場)から入る。プロダクトアウトは コンテンツ(提供側の発想)から入る、という考え方でした。
ですが今は「コンセプトイン」という考え方になってきました。
まずコンセプトがあってから、コンテンツとマーケティングを考えるという方法です。
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もし人生が無条件に自由で豊かだったら何をするかと言われたら書く、というくらい書くことが生きる上で欠かせない人間です。10年間の集大成を大放出します。サポートは全て執筆と研究活動に使わせて頂きます