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【コラム】自分からの信頼を取り戻し、悲しみも孤独も友とする

もし、自分の人生や生き方や人間関係、仕事の面で不満や違和感があるなら、あなた自身があなた自身の脅威になっていることに気づいてほしい。


自分が自分の脅威になっている、とはつまり、この世の誰よりも自分自身のことが一番信頼ならない状態だということ。


そんな時は、あなたの中にある自動的な神経システムがあなたのことを攻撃するようになっている。あなたの中にある防衛本能が、あなたを守るためではなくあなたをあらゆるものから切り離す。切り離すことで自分を守ろうとするそのシステムから、己を取り戻さなければならない。わたしたちはシステムの奴隷ではなく、システムを使う主なのだ。


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自己信頼を取り戻すということは、自分に対して本当の思いやりを持つようになるということだ。それはお金を稼ぐとか、顔のシワを無くすとか、体脂肪を落とすとか、沢山のいいねをもらうとか、仕事で成果を出すとか、欲しいものを買うとか、そういうことを通してではなく、まずあなたがあなた自身に常にナイフの矛先を向けていることに気づいて、そのナイフをそっと床に置くことからはじまる。


自分そのものがまず、自分にとって安心安全なホームでなければならない。他の人の言葉や態度や、他の人との関係を信頼する前に、まずあなた自身があなたの思考や選択、価値観や過去、記憶や積み重ねてきた全てを無条件に信頼する必要がある。


自分を許せないとき、私たちはとても臆病になる。許せないとき、私たちは間違った強さの使い方をしてしまう。本来持っている素晴らしい性質の強いパワーをうまくコントロールできずに、その悲しさでいっぱいになる。

だがしかし、自分のことを信頼できず自分自身でいることから逃げてしまうことで心の奥底から湧きだす、深い悲しみと絶望感は、せわしい日常に束の間の休息を与えてくれる。心は言う、休みたまえ、と。


あなたの悲しみは、あなた自身のかけがえのない友なのだ。


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自分を愛でることで、自分というホームが愛でたくさんの場所になる。あなたという場所が愛でいっぱいになった時、あなたの場所に招き入れられた人はそこで過ごすだけで、自然と愛に触れていく。


そうなったらあなたはもう、何もしなくて良くなる。誰に何かをしてあげなければいけないことはなくなる。あなたが作り込んだ、あなた自身という素晴らしい愛の場所に招き入れ、共に過ごす、あるいはそこにいてもらうということだけで十分になる。だから、他者を愛する究極の方法は自分という家を愛でいっぱいに満たすこと。さぁ、自分というすてきな帰る場所をつくろう。


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もし人生が無条件に自由で豊かだったら何をするかと言われたら書く、というくらい書くことが生きる上で欠かせない人間です。10年間の集大成を大放出します。サポートは全て執筆と研究活動に使わせて頂きます