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コラム『はたゆかの頭のなか』

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頭の中をシェアするコラム記事集。コシがあるけどツルッと食べられるそうめんくらいの感じを目指しています。
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#顕在意識と潜在意識

【コラム】分かり合えなくても『分かち合える』なら

いろんな人と関わり、いろんな人の心と触れて仕事をする中で、本当の意味で他者と分かり合うことは不可能だとわたしは考えています。 それは悲観的な考えではありません。 どうあがいても自分以外の他者を生きることはできないため、同じような経験をしていても、同じような環境にいたとしても、その人の本当に感じている感覚や感情、痛みや歩んできた心のプロセスを、全部自分のこととして体験することはできないからです。 しかし、分かり合えることは無理だとしても、”分かち合う”ことはできます。むし

【あっち側が教える】ネガティブ感情の取り扱いと自分を大切にすることの意味とは(書きっぱなしリーディング記事)

先人たちの知恵や師や先生からの教え、他者からのアドバイス、心配やただのマウンティングも全部有り難く受け取った上で、自分のコンパスに全意識を集中させ小さな違和感を頼りにしていくと、自分だけの道が見えてくる。 違和感を覚えること、不満を感じることを恐れる必要はない。しかし、違和感や不満感といったネガティブなエネルギーそのものになってはいけない。つまり、そのネガティブな感情そのものに飲まれてはいけない。 ネガティブな感情は何かを責めているわけでもなければ、誰かを咎めているわけで

【私的記録】人は、物質から放たれている非物質しか観ていない?今年のとっておきな出来事から思うこと。

わたし、今、人生で一番お肌が荒れています。 この記事は、私的記録(超個人的な日記)のようなものなので、のっけから私的な発言いきなりぶっ込んですみません。 ただね、今人生で一番肌荒れしています。それなのに、人生で一番『綺麗ですね』って言われるんです。意味がわかりませんよね。えぇ、不思議ですよねぇ。 自分史上最高に肌が荒れている時期に突入してからこの3ヶ月ほど、驚くほどたくさんの人に『綺麗になっていきますね』『モチモチしてますね』『艶がすごいですね』と言われるんです。 ・

【固定】ハタユカの活動報告とまとめ情報(2021.07更新)

現在は表立った活動をしていないのと、風の流れが変わったためホームページをごっそり削除(笑)いたしまして。 何してるの? 情報はどこから得たらいいの? 講座とかやっているの? というか、何者? という方のために、ちょっとした近況報告をしたいと思います。 プロフィールはこちら 本当に興味がある人しか読む意味のない備忘録的な記事なのでございます。なんの学びもありませんので悪しからず。 最近の活動は主にこんな感じです。 ■自分主導のもの ・意識学としてのコア学研究所 所

【コラム】自分を生かす約束事を捨てる。

「誰かにとっての光でありたい」 そんな風に願ったことさえ20年以上忘れていたけれど、ある時を境に急にあふれ出すようになった。 あれは今も忘れない、一晩中泣きはらした時のこと。 わたしはひどく傷ついたことがあって、パニックになって、ひとり部屋の壁と壁に包まれるような小さなスペースに座り込んで泣いていた。 ほぼ嗚咽に近いような声を押し殺しながら、とめどなく流れてくる滝のような涙のしょっぱさをどこか冷静に観察しながらも、自分の中からこだまする声を静かに聞いていた。 「ただ

何をやっても満たされない理由【10年かけて見つけた、心の穴を塞ぐたったひとつの方法とは】

※有料記事として書きましたが、ほとんど無料で読めます。 いきなりですが、今あなたの心は満たされていますか? なかなか難しい質問だと感じる方もいるかもしれませんし、即答できる方もいるかもですね。 個人的に、”心の満たされ状態”は職業柄、常にチェックするのですが、『あーなんか心の穴が・・・』と感じて気持ちがあまり良くないときも、あります。 この、心に穴を感じる、あるいは心に穴が空いている感覚を虚無感と言ったり、虚しさや無価値感、という風に表現することが多いと思いますが、こ

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幸せの形を見極めるメンタルケア【素敵なものが増えて不足感が減るとき】

これがあれば、あれができれば、それが叶えば、幸せになれるに違いない!と盲信しているときは、脳みそが何者かにハイジャックされているなと思うようにしています。 この、「今わたしは脳みそが何者かにハイジャックされているシミュレーション」みたいなゲームは結構お気に入りで、割と日常的に行います。嫌だ嫌だと避けるのではなくゲームだと思うと、今自分の脳内で何が起きているのか客観視することができるからです。盲信している自分を避けて通るのではなく、ハイジャックにより盲目的になっている自分を見

執着の種が美しい花を咲かすとき。【手放せないと苦しいときに読む記事】

20歳の時、「絶対結婚する!」と決めた人にフラれた。それをきっかけに、わたしは彼との”復縁”にのめり込んだ。四六時中、彼とどうやったら復縁できるか考え、大学の授業をサボって、復縁の方法をグーグル先生に聞き続けた日々は今ではもうセピア色。 そんなわたしが怪しい教材をくぐり抜けて出会ったのが、”潜在意識で復縁”という言葉だった。訳もわからず、ネット上にある復縁掲示板を読み込んだ。そこには、当時の自分からすると魔法のようなテクニックと復縁報告の書き込みが羅列していて、キラキラする

「何がやりたいのか分からなくて苦しい」ということが人生から消えたとき【なぜ、自分のやりたいことが分からないと人は苦しむのか】

私たちは、様々な現象を通して常に自分自身とのパートナーシップを築くそのプロセスにいます。自分自身とのパートナーシップを築く、というのはつまり、自分という器の中にある様々な機能や性質、素材というものをいかに調合して生命を形づくるのか、ということです。ですから、自分自身とのパートナーシップを築くことに終わりはありません。つくっては壊れ、つくっては壊し。その連続をひたすらやるのです。 つくられた形が自分なのではなく、そのプロセスの中に”自分”がいる、ということを楽しめるようになる

正しさから抜け出すと共存するしかなくなる。【なぜ自分らしく生きると人は助け合うことになるのか】

あらゆる問題意識の根本にあるのは人間関係だ、ととある有名な心理学者は言っていました。(著者を忘れてしまいましたが) 人は誰でも自分自身にかけた”呪い”を解く旅をしていると思います。その旅路の中で、”人とどう関わるのか”という課題に誰もが取り組まされます。 仕事の悩みも、見た目の悩みも、その大元を辿るとある種の”孤独”に対する根源的な恐れが見えてきます。お金を稼ぎたい、仕事で成功したい、美しくなりたい表面の理由はそれぞれだとしても、その枝葉を辿っていけば”自分は孤独であると

25歳の時、人生が語りかけてくるようになった話。【最強の味方はわたしの人生そのものである】

人生が語りかけてくる時がある。 こうやって書くとなんだか怪しい感じがするかもしれないけれど、もともと怪しいと言われる精神世界にどっぷりなので、まぁいいかと思いつつ、これとは別の表現をするなら、人生がわたしに望んでいることがある、とでも言おうか。 そうだとしても、怪しさは抜けない。人生なんていう抽象的な概念を人格化している時点で無理があると思うかもしれないが、どうにもこうにもわたしにとっては人生と言う名の別の自分がいる気がしてならない。 そんなことを思うようになったのは、

男性性と女性性を理解するから、オンナでもオトコでもない”わたし”に出会う。

去年からあたためてきた企画が、あたため過ぎてとっくに孵化してヒヨコからニワトリレベルになってしまいそうだったので、思い切って形にしてみようと思い、始まりました。 男性性とか女性性とか、昔に比べたら随分とよく聞くようになりましたね。わたしは数年前からずっと研究してきましたが、特に重要なのは『男性性と女性性の違いについてしっかりと理解すること』だと考えています。 男性性って、オトコの人 女性性って、オンナの人 でしょ? と未だに思っている方は多いと思います。そもそも”男性

潜在意識の眼を持つと、アレよアレよと問題が解決する【世界が変わる魔法のフォーカスチェンジ】

想像すると嫌な気分になる未来や、意識を向けると心地よくない感覚になるような現実には、自分が離れたいと思っている解釈や物事の見方、卒業したいセルフイメージや、自己の本質からズレたねば・べきをいつも投影している。 嫌な気持ちになるフォーカスの先にあるものを見るのではなく、そのフォーカスの根本にあるものを見るようにすると気付ける。 今日は久々に、潜在意識について書こうと思う。 潜在意識、つまり潜在している意識のことで、これは一般的には目に見えないし意識することも困難だし、と言