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コーチングstudy④|ていねいに目標を立てる

ハニーベリー☆ハスカップ農家で新規就農を目指して、4月から研修をスタートさせている元教員のハタセンです。

マーケティングや農業経営など、その他あなたに役立つ情報を、1500〜2000文字で書き貯めています。

好きなドーナツは、オールドファッションです。
いつもご愛読ありがとうございます。

教員から農家へとキャリアチェンジをして、早4ヶ月が経ちました。
ハスカップ専業農家をしながら、加工品販売、カフェ経営、ECコンサルタントなど複業での生きる道を模索しています。

そして、複業の一つとして、農家の方や教員の方へのコーチング業を行いたいと、現在、本格的にコーチングを習っております。

講師は、ニューヨーク在住のコージローさん。
一緒に学ぶのは、カタール在住のソーヤさん、日本在住のムサシさん。
なんとも国際的な学びの場となっています。

これまでに、

こんなふうに3回学んできました。

そして先日、初級講座の第4講(全5回)を終えました。

今回の学びは、この2つ。


1.コーチングでのエゴとは?

エゴとはなんでしょう?

GPTくんにたずねてみると、

エゴという言葉は心理学や哲学でよく使われる概念で、簡単に言うと「自我」や「自己意識」のことを指します。もっと分かりやすく言うと、自分自身の存在や、自分が他人とは違う個別の存在であるという意識です。
エゴは自分を守るために必要なもの
私たちが「これが私だ」と感じる部分は、エゴによって形成されています。これにより、自分の意見や感情を大切にし、自分の身を守ることができます。
時には問題を引き起こすことも
エゴが強すぎると、自分のことばかり考えて他人を無視したり、他人と対立する原因になることもあります。例えば、自分の意見が絶対に正しいと思い込み、他人の意見を受け入れない場合などです。

エゴをコントロールし、バランスを保つことが大切です。自己主張することと、他人の意見や感情を尊重することのバランスをうまくとることで、より良い人間関係を築くことができます。

コーチングにおいては、エゴは目標達成の障害と捉えます。
恥、怖れ、怒り、罪悪感という意識であり、現状から変わりたくないという抵抗ともなりえます。
もちろん、現状を維持することは時には必要なことであり、正しい選択のこともあります。
しかし、目標を立てて何かを成し遂げようとするとき、このエゴによってそれが叶わないことにもなりかねません。

次の3つが三大エゴとしてあげられます。

やめないエゴ:肺がんと知らされても、たばこをやめられない。
続かないエゴ:毎日発信したほうがいいが、続けることができない。
始めないエゴ:起業するのであれば、退職しなければいけないが、なかなか動き出せない

これらのエゴに取り込まれてしまうと、目標達成は難しく、逆にエゴの扱い方を知っていれば目標達成がしやすくなります。

エゴとゴール(夢・目標・望み)はトレードオフの関係であり、エゴが強すぎるとゴール達成が難しくなることがあります。

例えば、キャリアの転換を想像してみてください。

安定した仕事を辞めて、自分の夢である新しいビジネスを始めたいと考えている人がいるとします。
この人には、こんなエゴが生じるかもしれません。

  • :もし失敗したら、周りにどう思われるだろう?

  • 怖れ:安定した収入を失うのが怖い。

  • 怒り:他人が自分の夢を理解してくれない。

  • 罪悪感:家族に経済的な負担をかけることへの罪悪感。

このようなエゴが強い場合には、

  • これらの感情に囚われ、新しいビジネスを始める決断ができない。

  • 現状に留まり続け、夢を追いかけるチャンスを逃す。

しかし、これらのエゴを克服できたとしたら

  • 恥や怖れ、罪悪感を認識しつつも、それに縛られずに行動する。

  • 新しいビジネスに挑戦し、自分の夢に向かって進む。

  • 成功することで新たなキャリアを築く。

つまり、目標達成をしたければ、一旦エゴを手放さなければなりません。
そして、コーチングセッションでは、クライアントが気づかずに表出しているエゴを、コーチはしっかりと捉え、一緒に向き合う必要があります。

2.目標を一緒に立てるコーチング

初級講座第4講では、6ステップコーチング、ライフチャートコーチングに続く、新しいコーチングセッションのためのスキルを学びました。
それが、クライアントの成し遂げたいことの目標を設定するためのコーチングです。

良い目標設定には次の3つの条件があります。

①分野を決める
②期限・時期を決める
③数値化する

まず、どの分野・ジャンルの目標設定にするかをたずねます。
ここからは、今回の講座の中でコージローさんが私にコーチングしていただいた内容を再現して示していきます。

①分野を決める:「自分の望みを思い描いてください」

私:コーチングを学び、やがては複業の一つとしたい。

ここで出てくる望みが抽象的なもの(例えば、「笑顔で過ごしたい」「やりたいことができている」など)の場合は、もう少し具体を聞き出します。

「どんな出来事が起きたらそれが叶ったということなりますか?」

この問いで、抽象を出来事化するのです。
例えば、「笑顔で過ごしたい」という望みであった場合は、
「どんなことがおきたら、毎日笑顔で過ごせそうですか?」
「やりたいことができている」という望みであった場合は、
「やりたいことをやっているというのは、具体的にはどんなことをやっていたら、そう感じますか?」
という具合に望みを出来事ベースで出てくるようにします。

②期限・時期を決める:「いつごろ報酬が得られるコーチングを始めますか?」

私:「コーチング初級講座が終わり、中級講座を始めたころ」

期限や時期がはっきりしない目標では、不十分です。目標達成の進捗状況や目標の達成状況などがつかめず、結局、実行・行動ができないことに繋がりかねないからです。
仮でもいいので、期限や時期を決めておくことは大切です。一旦決めておいて、必要に応じて、早めたり伸ばしたりすればよいのです。

③数値化する:「何人のクライアントにコーチングを行い、どれくらいの報酬を得ますか?」

私:「第4講、第5講が終わった段階でそれぞれ10人のクライアントに無料でコーチングを行い(練習として)、中級コースが始まった段階で、初級コーチングとしてワンコイン(500円)で行う。10人クライアントに、月に1回か3ヶ月に1回程度のコーチングを行う。最終的には、1回あたり5000円のコーチングを行うことで、月に50,000円の収入を得たい。」

ここでは、目標をより具体化することを目指します。つまり、目標を数値化することで、ぐんと具体度がアップします。

例えば、「お金に困らない」という望みを「欲しいものがなんでも買えている状態」と出来事化し、さらに「貯金が1000万円」と目標である金額を数値化するようなことです。

ここでのポイントは、

望む状態は現状の3倍まで
中間目標としては、1.1~1.3倍

としておきます。これくらいが現実的ということでしょう。

④行動に落とし込む:「目標を達成するために、どのようなことができそうですか?」

私:「コーチング練習として無料コーチングを2回行い、顧客となる人たちにコーチングの良さを知ってもらう。無料コーチングでていねいにコーチングを行い、私のコーチングにおける信頼度を上げる」

ここでは、目標達成につながる行動を引き出します。
ただし気をつけなければならないのは、「実現に役立つ度」です。

出された行動のアイデアが、直接的か、間接的か見定める必要があります。
直接的な行動は、実現に役立ちますし、間接的な行動は、実現にはいたらないこともあります。

例えば、「イタリアに行きたい」という望みに対しての行動が、
「イタリアに一緒に行ってくれる友達を探す」という行動は、間接的であり、実現できる可能性は低いです。
一方「来週、旅行代理店に行って、チケットを予約する」という行動は、直接的であり、実現できる可能性はぐんと高まります。

コーチングセッションでは、こうした「実現の役立ち度」のスケールを共有しておき、出てきたアイデアに対して、「その行動の役立ち度は何点くらいですか?」と聞いたり、「もっと役立ちどの高い行動はなんですか?」と切り返す必要があります。

時には、コーチからアイデアの提案をすることもあるでしょう。
気をつけたいのは、あくまでその行動を決定するのはクライアントであり、コーチングセッションでは、いくつかの選択肢の中からクライアントが選べるようにするということです。

ここで、再びエゴの登場です。
つまり、出された行動案に対して、「そこまでは、できない…」とクライアントが不安になることがあります。
怖れというエゴが出てきているのです。このエゴによって現状にとどまろうとしてしまうのです。
そんなときこそ、コーチの腕の見せ所です。

「何が怖いですか?」と尋ねて、怖れをまな板の上に出し、それをクライアントに認識してもらいます。
初級コーチングでは、勇気づけという方法で、クライアントにその怖れを乗り越えてもらうようなアプローチができるでしょう。
また、「どれからできそうですか?」と行動できそうなことを細分化して、クライアントに選んで決めてもらうことで乗り越えることができるかもしれません。

最後に、目標設定における大切なことがあります。
それは、目標の目的です。
なんのためにその目標を設定するのか?ということです。
「目標を達成すること」を目的化してはならないということです。
目標は、「行動が変わること」が目的であり、目標設定したその瞬間からクライアントの行動が変わっていくことが大切なのです。


いかがでしたか?
自分もこのコーチングを受けてみたいなぁと思われた方は、どうぞ私に練習をさせてください。

コーチングとは、対話を通じた対人支援となります。
ですので、多くの対話を通じて、スキルの向上が図れると思っています。
6月に同様のお願いをした時には、12人の方にご協力いただき、コーチング練習にお付き合いいただきました。

今回も厚かましくも、また練習にお付き合いくださる方を募集させてください。
現在ご用意できるコーチングメニューは、
①未来に向けての展望が開けるかもしれない6ステップコーチング
②人生におけるさまざまな視点からチャートを結ぶライフチャートコーチング
③やりたいことを実現するための目標を一緒に立てるコーチング
があります。
①②は60分、③は90分くらいのセッションとなります。
お礼はできませんが、あなたのコーチとして、何かのお役に立てることがあるかもしれません。
リピーターの方もご新規の方も、ぜひお待ちしています。
「いいよ!協力してやるよ!」とおっしゃっていただける方は、コメント欄で教えてください。

日程調整させていただければと思います。

よろしくお願いします!

いつも最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
次回も、新たな発見を一緒に楽しみましょうね!

他にも、教育×○○や、マーケティングの話なんかもいろいろ書いています。

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