「気をつけます」を言わない|ミスから学ぶ結果を出すチームの秘訣
「チームワークが成功の鍵を握る」
この言葉はよく耳にしますが、具体的に「結果を出すチーム」とはどんなチームなのでしょうか?
このことを考える時、多くの人が考える通りの戦略やスキルだけが重要なのでしょうか?
いえいえ、実はもっと深い要素があるのです。
今日は、通常とは異なる視点から、結果を出すチームの本質に迫ってみたいと思います。
この記事のきっかけとなったのは、キングコング西野亮廣さんのvoicy「結果を出すチームの作り方」を聞いたことです。
西野さんは、「結果を出すチーム」を作るときの核となるのは、ミスに対するチームの対応方法であると言います。
これらのアプローチが、どのようにチームの成果に影響を与えるのか、一緒に見ていきましょう。
①「気をつけます」を言わない理由
「気をつけます」という反応は、問題の根本原因を探求せず、一時的な解決に留まることが多いです。
このフレーズは自己防衛的な態度を示し、実際の改善には結びつきません。チームとしては、ミスから学び、具体的な改善策を考えることが重要です。
例えば、会議でのプレゼンテーション中に誤ったデータを使用してしまったメンバーがいた場合、彼または彼女が単に「次は気をつけます」と言うのではなく、プレゼンテーション前にデータをチームメンバーと共有し確認するという新しいプロセスを提案することが望ましいですよね。
②「気をつけろ」と言わない理由
同じように、「気をつけろ」では、根本的な解決にいたりません。また、批判的な言葉遣いは、チームメンバーの自信を損ね、創造性やチーム内のオープンなコミュニケーションを阻害してしまいます。
建設的なフィードバックをすることで、問題を解決し、チームメンバーが自身のミスから学び成長する機会となります。
例えば、 製品の品質問題が発覚した際に、リーダーが「気をつけろ」と非難する代わりに、「どうすればこの問題を解決し、将来的に防げるか」をチームで話し合い、共同で解決策を探ることで効果が出そうです。
③二度とミスが起きない仕組みを提案する理由
ミスをした人が主体的に改善策を提案することで、その経験がチーム全体の学びに変わります。これは、単にミスを修正するだけでなく、将来的な同様の問題を予防する効果があります。
例えば、顧客サービスチームでの誤った情報伝達が起きた場合、そのミスを犯したメンバーがリードして、情報伝達のプロセスを見直し、誤情報を防ぐためのチェックリストを作成するなどの対策を講じることで、次の機会でのミスを起こさないばかりか、ミスをしてしまった人の自信を取り戻すこともできます。
私たちが今日探求してきた「結果を出すチーム」のアプローチは、単なるビジネスの戦術以上のものです。
これは、私たちの日常生活や人間関係にも適用できる深い教訓を含んでいます。
トーマス・エジソンの言葉にもあるように、「私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」
ミスは失敗ではなく、学びの機会です。
この考え方を心に留めて、あなたのチームや組織、個人的な挑戦に向き合ってみてください。ミスや困難を恐れることなく、それらを乗り越え成長するためのステップとして受け入れることができれば、無限の可能性が広がります。
私たちのミスや失敗は、成功への道のりの重要な部分です。それを理解し、受け入れ、そしてそれらから学ぶことが、真の成長に繋がるのです。
今日も、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
みなさんのお役に少しでも立ててれば、幸いです。
では、また明日。
了
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