【お仕事経験③】非常勤講師(高校の先生)の話。※【注意】自慢話も
50社以上の職場で仕事をして来た男・・どうも、HATです。
今回は、僕が社会人になって最初に始めたお仕事『非常勤講師(高校の先生)』についてお話していきます。
最初に注意しておきますが、人によっては自慢話に聞こえて不快な気持ちにさせてしまうかも知れません。それくらい楽しく働かせていただきました。
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非常勤講師って何?
非常勤講師って何だ?って方もいらっしゃいますよね?
学校の先生には、
・正採用の教員
・常勤講師
・非常勤講師
の3種類の雇用形態があるんです。
自分が学生だった頃、教えてくれる先生が正採用なのか、非常勤なのかって知らなかったし、考えたこともありませんでした。
先生は、先生て感じですよね。
簡単に説明すると、正採用の教員は会社で言う正社員、常勤講師は社員並みにフルタイムで働く契約社員、非常勤講師はフルタイムもあれば、短時間で働くアルバイト…のような感じです。
正社員の教員は、
公立の場合、教員採用試験に合格した後、学校からお声がかかって採用されます。私立の場合は、一般企業の採用と似ています。授業だけでなく、担任を持ったり、生徒指導、部活の指導も行います。
常勤講師は、
正採用の教員と同じく週40時間くらいの勤務。同じく担任、生徒指導、部活なども行います。正採用との違いは、有給や産休の待遇がなかったり、もらえる給与やその昇給などが下回ったり、などです。
非常勤講師は、
受け持つ授業のみ担当します。1授業に付き、いくらといった時給制です。フルタイムで毎日授業を担当することもあれば、週に2、3コマの授業のみ担当するって場合もあります。担任や部活は任されません。副業をすることも可能です。
僕はこの3つのうちの非常勤講師をやりました。
教員、講師にはどうすればなれるのか?
ここも超カンタンに説明します。
教員や講師になるためには、専用の資格『教員免許』というのが必要になります。
教員免許を取得するには、教職課程(教員になるための授業)のある大学に通い、その単位を取得します。
そして実際に中学校や高校などで、教育実習を行います。教育実習の先生とかいましたよね。あれです。
また小学校や中学校の教員になるには、介護等体験というのも必要で、特別支援学校や福祉施設などでの体験勤務も行います。
それらの過程を経て、ようやく『教員免許』を取得することができます。教員免許にもいろいろ種類があるんですが、今回は割愛します。
ちなみに教員免許を取得できる学部は、教育学部だけではありません。数学系の学部であれば数学の教員免許、化学系であれば化学の教員免許を取得することができます。
僕は情報系の学部だったので、中学、高校での数学教員免許、高校での情報教員免許の取得が可能でした。全部取りました。
僕が非常勤講師になった経緯
元々教員になりたかった訳ではありませんでした。
大学に入学して知ったのですが、僕の行った大学には教職課程がありました。そして教員免許を取れることがわかりました。
取れるのであれば、せっかくなので取っておこう。
それが教員免許を取得した理由です。
ここで言っておきますが、簡単に取得できると思われるかも知れませんが…教職課程の単位を取得するということは、取得せずに大学を卒業する方の倍近くの単位を取得することになります。
簡単に言うと、2倍量くらいの授業を受けることになります。言い過ぎかな(;'∀')
そして教育実習という、実際に生徒さんの目の前で授業をやることになります。ここが一番大きいです。
教育実習のタイミングで一回後悔しました。あまりのプレッシャーに。なのでなんとなくで取得するには、そこそこ覚悟がいります。
でも実際に教育実習をやってみて・・・めちゃくちゃ楽しかったです。自分で言うのもなんですが、教員に向いてると思いました(笑)
教育実習でのエピソードはまた別の機会に語ります。
楽しかったので、教員を目指すか?というと、そうでもなく。僕は就職活動を一切せず、大学卒業を迎えます。
そんな中、教職課程の先生から電話がかかって来ます。
「非常勤講師の話があるんだけど、やってみないか?」
と。ほぼ常勤のフルタイム勤務でのお話でした。一瞬悩みましたが、他にも仕事をしたいのでとお断りしました。
それからしばらくして、またその先生から電話が・・
「授業8コマの週3での非常勤講師の募集があるんだけど、どんな?」
的な感じで。週3かあ、ならやってみようかな。
っていうことで、非常勤講師をやることにしました。しかも私立ではなく、県立の高校です。
時給は1授業に付き、2600円でした。週に8コマ、週3勤務だけでしたが、月収で8万以上もらえました。これは大きいですねぇ~。
ちなみに担当教科は高校1年生の「情報A」という授業でした。さらに言うと、メインの教員ではなくTTという、メインで教える先生がいて、それを補助する先生です。
TT(チームティーチング)とは、2人以上の教員が協力して授業を教える仕組みです。
非常勤講師生活①実際の業務
僕が赴任することになった高校は、総合学科という大学のように授業を自分で選択して単位を取るスタイルでした。これには驚きました。
僕の担当授業は必修科目(絶対に取る授業)だったため、学年全員を受け持つことになります。
非常勤講師は受け持つ授業のみの出勤で良いので、登校時間に出勤する必要はありません。そして授業が終わるとすぐに帰ることができます。授業以外の時間は、特にすることはありません。授業の準備くらいですかね。
授業以外の時間、待機する場所は職員室とは別の部屋が用意されていました。僕以外の非常勤講師の先生と2人部屋でしたね。これは学校にもよると思いますが。
非常勤講師生活②生徒との関わり
生徒とは、基本授業のみでの関わりになります。
休み時間中、生徒とすれ違う時にも会話することはあります。
当時、大学卒業したての22歳だったので、生徒とも年齢が近いこともあり、生徒の方から話かけて来てくれることも多かったです。
非常勤講師生活③他の先生との関わり
ほとんどありません。
何か問題があれば、注意をされることはあると思いますが、それ以外は特にありません。飲みにケーション的なことも。これは個人にもよりますが。
同じ控室だった先生とはよく話をしましたね。
非常勤講師生活④楽しい思い出
僕が勤務した年数はたった1年です。
しかも週3のみだったので、本当に短い期間です。それでも楽しい思い出はたくさんありますね。
教師の楽しみは、やはり生徒さんとどれくらい関われるか、だと思います。
特に何もしなければ、授業のみで生徒と関わることはほとんどありません。
僕はとにかく生徒たちとコミュニケーションを取りましたね。
自分で言うのもなんですが、僕は生徒からの人気があったと思います。←自分で言って恥ずかしくないのか!(笑)
休み時間はほとんど廊下で生徒と話していたと思います。
一緒に昼食も一緒に食べたりも。
生徒との距離が近いとのことで、他の先生からは快く思われていなかったと思います。
口癖は、「お前の夢はなんだ?」でした(笑)
思い出すと恥ずかしいですが、そんな感じで生徒の将来について考えてることを聞いたり、自分の夢について話したりしてました(笑)
僕が学校を去る時、僕が廊下を歩いていると、あるクラスの生徒たちが
「せーの、先生お疲れーー!!」
と言ってくれました。これは嬉しかったですねー。泣きそうになりました。←泣かないんかい!
一番嬉しかったことは・・学校を去って10数年後。
僕は飲食店オーナーに。
当時の生徒たちも16歳からすっかりいい大人に。結婚したり、子持ちになっていたりと。
そんな生徒たちがFacebookを通じて僕を発見してくれて、なんと僕のお店で結婚式の二次会をやってくれる、という。
しかも2組も。
本当に嬉しかったですね。
まとめ
学校の先生は、もう1回やりたいお仕事のひとつですね。
それくらい楽しかったし、やりがいのあるお仕事だと思います。
じゃあ、何で続けなかったのか?
もっとやりたいことがあった、それだけです。ただ社会経験を積んで、その経験を教えれるのであれば、また教員はやりたいな。外部講師的な感じ、で。
短い期間でしたが、生徒との絆をつくる秘訣が僕にはあります。
次回のnoteでは、僕が短い教員生活の中でどのようにして生徒との距離を縮めたのかをお話しますね(^^)/
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ではではーーーーー
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