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人間は、○か✖️ではないんですよ。

皆さん、こんばんは。蓮沼五朗でございます。

少し考えたことがあったのでキーボードに向かっています。

僕はゆっくり進みたい。普段から仕事が忙しく、プライベートでも何かとバタバタしている。なのでゆっくり進みたいです。

どうも世の中はそうも言ってられないらしく、とかくスピード重視で人をカテゴライズする傾向にあると思う。

けど人間はそうではない、もっと複雑な生きモノ。

僕も以前は「自分に合う=いい人=優秀な人」と「それ以外の人」に振り分けていた。

そして、人に期待した。あの人なら僕を分かってくれるだろうと。

世の中そんな甘いもんじゃない。

分かってくれる人は本当に少ない。だからお互いを理解するために言葉がある。そして言葉を使うのは自分がよければ良いのではなく、届いて、受け止めてもらって、伝わる言葉でなければならない。

僕の座右の書に、この本がある。

「弁証法とはどういう科学か」三浦つとむ著 講談社現代新書

この本の内容は「唯物論的弁証法」を優しく、簡単な言葉で書いています。

大まかに言って「対立物の相互浸透」「良質転化」「否定の否定」この3つの法則を解いてます。

3つとも人間の社会生活と密接に関係することです。

今回はその中の「良質転化」を例に挙げます。

本の本編では「薬」を例に挙げて説明しております。ある一定量までは無効量、徐々に服用する量を増やしていくと、薬効量、中毒量(依存量)、致死量との段階を踏んでいくだろうと。

こんな例もあります。

一粒一粒は「ごはん粒」だけど、それが集まって茶碗に入って「ご飯」となります。一粒の「ごはん粒」が「ご飯」という「質」に変化する例です。

人間関係にもそれは言えることで、この人なら厳しいことを言われて、ここまでなら許せるけど、それ以上は許せない、何てことがあるでしょう。

それは言われる人によっても違うはず。

それに一番目の「対立物の相互浸透」を絡めて考えると、人間関係の解像度がわかる。これは優れた本です。

なので量が質に転化するまで言葉を交わし、時間を共有する。時には言い過ぎたり会話上で行きすぎる時もあるかもしれない。

そうであれば一方が「この人はこんな言葉に腹を立てる」というのを学習していく。そんなやりとりを通じて、雑談をする仲が深い踏み込んだ話をするまでの「信頼関係」を構築していく。

結局は人同士は対立物。それを信頼関係まで高めるための言葉であり、成熟させるための時間である。

そんなふうに考えています。

だからゆっくり進んで行きたいのです。

コツコツと信頼関係を構築して行きましょう。

全く脈絡のない文章をここまで読んでいただき、ありがとうございます。

それは今日はこの辺で。またお会いしましょう。では。

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