蓮目 萌々花|新和服 ファッションデザイナー

ファッションデザイナー/衣装デザイナー 日本の直線美と本質を追求する 新和服ブランドSUOU / TAORI ブランドオーナー/クリエイティブ ディレクター 2023.03 銀魂後祭り2023(仮) DOESステージ衣装 担当 ミニマルで新しい和服・着物スタイルを創っています

蓮目 萌々花|新和服 ファッションデザイナー

ファッションデザイナー/衣装デザイナー 日本の直線美と本質を追求する 新和服ブランドSUOU / TAORI ブランドオーナー/クリエイティブ ディレクター 2023.03 銀魂後祭り2023(仮) DOESステージ衣装 担当 ミニマルで新しい和服・着物スタイルを創っています

最近の記事

なぜ令和に「着物」が必要か。 日本の服づくりと美意識を考える。

私が SUOUを創ったのは 単純な疑問と、美意識からだった。 着物への特別過ぎる扱いや、業界の停滞した閉塞感。 古い着物は解体され、洋服に作り替えられる。 または美術品のように海外に売られていく。 今の「着物」はそのようにしか在れないのか、と。 温故知新とは、必ずしもそのもの自体をリメイクすることに限らず、 新たな可能性を模索することでもある。 西洋文化がベースとなった今、 この時代の日本人が、日本の文化をベースとした現代の「着物」を作ったら。   その答えの一つが、新

    • ステータスは時代で変わる

      SUOUでジャケットを作っている。 ボタンを多用するので、連日数多くの種類を調べている中で、 一つ思うことがあった。 最高級ボタンとされる「水牛ボタン」。 印鑑などにも使われ、水牛の角から切り出される天然素材。 ふと調べると、原料となる水牛の角は 一生伸び続け、生え替わらないので 生きたままでは取れないらしい… しかも中は空洞部分が多いので、一匹から取れる分も少ない。 (シカ科は角が生え変わるが、ウシ科は生え替わらない) (インドなど一部地域では食肉の為、副産物として輸

      • 「”新和裁”プロジェクト」始動。”新和服”を和裁士さんと作ります。

        noteをご覧いただき、ありがとうございます。 新和服ファッションデザイナーの蓮目です。 この度、SUOU公式サイトで「"新和裁"プロジェクト」として、一緒に商品制作に携わっていただける、パートナー技術者様の募集ページを公開しました。 実は、ブランド創設当初より念願だった今回のプロジェクト。 その背景と想いを、ここでもお話しさせていただきます! (ちょっと長いので、何回かに分けます、、!) 「和裁技術」をメインとする方向性の決定 あれ、今までも和裁じゃなかったの?

        • ファッションショーへの推薦枠の招待をいただいた話。そしてそれを見送った話。

          今年の2023年、初夏。 「GLOBAL FASHION COLLECTIVE*」というファッションショーへの出演のお誘いDMが、突然Instagramアカウントへ届いた。 「推薦枠」という、運営側が選び、さらにサポートを手厚くした枠での出演とのこと。 もちろん出展日は自己負担だが、海外でのショーのサポートや、ヘアメイク・モデルの手配もしていただける。 しかし、今回は止むを得ず、お断りをさせていただいた。 魅力的なお誘いをお断りするべきと思った理由 結論から言うと、挑

          たまには立ち止まって、横を見てみようか。

          走る  走る  走る そんな思いばかり募って 想像の半分も進んでなくて まさに、また、 今、そんな感じ。 「新和服」という新しいスタイルを創り出すことを決めてから、 私はそれを”諦めること”を「諦めている」。 やめてしまおうかなんて微塵も思わないし、 やりたい事も尽きない。 それでも、そんな時は、ほぼ周期的にくる。 走るためには補給が要る。 今回は、これも補給だったと思い出した話。 他愛のない話をした。 好きな漫画、キャラクター、最近観た映画。 今

          たまには立ち止まって、横を見てみようか。

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          今さらかも、でも要るかも、何書くかな、と静かに葛藤して半年、 決断のつかないまま書き出しました。 改めまして、新和服デザイナーの蓮目です。 日本の直線美と本質を追求した「新しい和服」を創っています。 「SUOU(スオウ)」というブランドを立ち上げ、作品を増やしながら 新和服スタイルで、衣装デザインや制作を行なっています。 書いていくこと そんな私が、言葉を綴る意味。 読んでいて何が面白いだろうかと暫く考えましたが、 一番は「ここにしかない熱量」だと思いました。 新和