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②今までのわたし~農家になった!~

ついに憧れ(?)の農業に挑戦できることになり、とにかく色んなことに挑戦していこうと思っていました。不安はあったけれど、なんとかなる!精神で、あまり深く考えていませんでした。この記事では、就農して半年くらいまでに起きたことを書いていきます。

【理想】最初に抱いていた想い

私が無謀にも(笑)最初に抱いていた思いは主に3つです。

①仕事をたくさん覚えて、新しいこともたくさん挑戦したい!      今までいろいろな形で農業に関わって来たので、実際の農作業や販売、SNSでの発信などにも興味がありました。まずは現場の仕事を覚えて、とにかく自分のできることを増やしたいという思いがありました。

②畑もやりたい!野菜たくさんつくっておいしく食べて自給自足楽しむぞー!
今まで海外や日本でファームステイしてきたので、自給的な暮らしの豊かさを体感していましたし、自分もついに実現できるんだ!とワクワクしていました。「稼ぎ」としての農業だけでなく、「暮らし」として挑戦していきたい思いがありました。

③今まで人に恵まれてきたし、新天地でもみんなと仲良くできるはず!
海外でも、言葉は違えど理解しあえるものがあったり、仲良くなったりする経験を通して、基本的に人を信じて、わかりあおうとする態度が自分の中にありました。そのため、新しい環境でも「なんとかなるだろう」という根拠のない自信がありました。


さて、、、超前向きな人みたいに思われそうですね(笑)
でも実際には、全然うまく行きませんでした。というか、もやもやと違和感だらけでした。

【現実】実際に起きたこと

①仕事をたくさん覚えて、新しいこともたくさん挑戦したい!
→実際には…
・農業の仕事を覚えようと思っても、義家族も夫も今まで人に教えたことがないから、教え方がわからない・・・。
・新入社員のときのような研修プログラムもない、マニュアルもない…。
・聞いても「わからない」と言われ、見て覚えろと言われる・・・。
・どんどん色んな仕事を覚えたくて、色んな仕事に挑戦したいのに、「お嫁さんだから」という謎の理由で限界を設定されてしまう・・・。
・近所の農家のオッチャンに「どうせ子どもができたら働けないんだから仕事はそこそこにしな」と言われて、あまりの価値観の違いに絶句・・・。

②畑もやりたい!野菜を作っておいしく食べて自給自足楽しむぞー!
→実際には…
・野菜はほぼ買わない、おいしい野菜が毎日食べ放題で健康に!⇒ここは夢がかなった!
でも…
・最初は体力がついていかない。畑もやりたいが、本業の蓮根の仕事で体が疲れて動けない。日が暮れるまで畑仕事している義家族についていけない…。

③今まで人に恵まれてきたし、新天地でもみんなと仲良くできるはず!
→実際には…
・義理の家族と、ことごとく衝突してしまい、価値観の違いに戸惑う。
・新しいことをやろうとしても、まず否定されてしまう。お客様を呼んでイベントなどをやると、迷惑をかけてしまう。

今まで就職、進学をした先は、必然的に同じような考え・価値観、生き方をしてきた人の集団でした。だから気が付かなかったけれど、同じ志を持つ同僚の存在、友達の有難さを痛感しました。また、会社での仕事は大変なこともありましたが、新しく入った人にも仕事を与え、居場所を与え、仲間を与えてくれていたことに気づきました。
こうして、やる気はあるのに居場所が失われていく辛さを体験しました。

【対策】解決するためにしたこと(失敗編)

その結果、自分の中で解決策として下記の3つを考えました。

①まずは見よう見まねで仕事全般を覚えよう。マニュアルを作り、業務改善していこう。
②体力をつけて、いずれ畑のことも覚えてやっていけるようになろう。
③義家族とも、わかりあう努力をしよう。

とにかく、自分の努力次第でなんとかなる!という信念を崩さず、こういったアプローチで努力していこうとしました。
そして、できる限り頑張ってきた結果どうなったか…?次回に続きます。

※写真は特に関連はないのですが、田んぼの蓮の花の写真です(7月頃)。

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