答えは「偶然の出会い」にある。僕がこれから切り開く、やさしさを届ける介護への道。
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答えは「偶然の出会い」にある。僕がこれから切り開く、やさしさを届ける介護への道。

「本当に表情から変わった」「最初が信じられないくらい明るくなった」と、メンターや運営陣が思わず声がもらすほど、第1期のBASE CAMP(*1)を通して変化したのは、熊本の老人ホームで介護士として、今年の春から働き始める、ふうた(18)です。

ふうたは、自分自身の「人見知り」な性格や「本当にこの道でいいのか」と進路と、何度も何度も葛藤しながらも、最後は自信を持って、介護士の道を進むことを決めました。今回のnoteでは、彼の中で起こった大きな変化を、彼の高校生活から見出します。

「Choose Your Life Story」では、ハッシャダイソーシャルに出会って、一歩踏み出した若者たちのリアルな声や感情をお届けします。

(*1) 3カ月のオンラインプログラム「BASE CAMP」は、ハッシャダイソーシャルが運営する新しい仲間や大人と出会いながら、自分の人生をデザインしていくオンラインの学校です。

▼BASECAMPの詳細や3期生の募集はこちらから!


町の小さな高校で、人見知りな僕が直面した最初の”不安”

僕が通っていた高校は、熊本県郊外の小さな学校でした。毎朝1時間半、自転車を漕ぎ続ける通学路に広がるのは、どこまでも連なっているような緑が深い山々、ふと耳をすませば聞こえる川の音。そんな自然豊かで、静かな町の学校でした。

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高校に進学した当初、僕は全く誰とも話しませんでした。小さい頃から人見知りが激しかったからです。ふと周りの人が気さくに話しかけてくれても、自分の殻に閉じこもってしまい、急に言葉が出なくなる。そんな経験を何度も繰り返しました。

昔からの人見知りが、高校生活に響いてしまった・・・。そう感じた僕は、気がつけば「学校まで道に迷ってしまったらどうしよう。」「この学校を好きになれるかな」など。あれよあれよと、今まで考えなくてもよかった様々な不安が降り積もるようになりました。

こうして僕の高校生活は、不安がいっぱいのスタートとなりました。

「本当にこの道でいいのか」人生最大の決断をする時、衝動的に惹かれた、ある言葉。

でも、この町の美しさやあたたかさを知れば知るほど、自分の学校が好きになってきました。

しかし、そんな日々も束の間。高校2年生がもうすぐ終わるという冬、僕は人生最大の悩みに直面することになります。高校卒業後の進路についてです。

僕は、小さい頃から介護士を目指し、高校は福祉コースで勉強していました。

「ふうたは優しい子だから、周りの子にも優しくするんだよ。」
小さい頃から、家族は僕に何度もそう教えてくれました。それもあってか、自然と将来は「自分が持つ優しさを周りの人に届けたい、そして包み込みたい。」という想いを持つようになりました。

ただ、自分が「高校3年生」に近づき、「就職」という道がリアルに見えれば見えるほど、「本当に、このまま介護の道に進んで良いのだろうか」という葛藤が生まれる自分がいました。

こうして、人生で最も大きな決断に迫られた時、僕はある日「CHOOSE YOUR LIFE 」という言葉に出会いました。そう、ハッシャダイソーシャルの三浦さんが僕の学校に講演に来てくれたんです。

トウキョウで働いている。
ゼンコクの若者たちにきっかけを届けるシゴトをする
日本のキョウイクに関わっている・・・・・

僕は、三浦さんの講演を聞けば聞くほど、ザクザクと新しい何かを発掘していくような気持ちになりました。

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「こんな場所で働く人もいるんだ」「こんな生き方もアリかも」と、聞いたこともなかった働き方や生き方を知り、思いを馳せることに、単純にワクワクしたんです。

人見知りだったはずの僕は、気がついたら初めて出会った三浦さんに、自分から連絡をしていました。

「僕、今進路のことで迷っていて。もうどうすればいいか分かりません。」

3年生に近づくにつれ、ついつい進路の話が多くなってしまう、今までの自分の周りの人たちではなく、どこか遠くにいてラフに相談できる人たちを、この時、求めていたのかもしれません。

再びやって来た”不安”を取っ払ってくれたのは、他県の仲間との出会いだった。

そこで、三浦さんから誘ってもらったのが、ハッシャダイスクールオンラインの3カ月プログラムである「BASE CAMP」でした。

BASE CAMP初日。僕は、また高校入学当初と同じような不安に襲われました。パソコンの中に並ぶ顔はみな、見たことも会ったことない。ましてや、熊本県以外の高校生もいれば、大人もいる。

「ふうたー!表情、硬いよーー!!!」と明るく声をかけてもらえても、勝手に顔も全身もギュッと縮こまって、頭の中は「どうすれば良いんだろう」と焦りで真っ白になっていました。これが僕にとって、初めて出会う熊本県以外に住む人たちでした。

そんな僕が少しずつBASECAMPに馴染めてきたのは、ある男の子との仲良くなったことがきっかけでした。その子は、自分とは全く違う地域の京都に住んでいました。だけど、高校3年生、自然豊かな学校、来年から社会人・・・など僕と多くの共通点がありました。

熊本で生まれ育ち、熊本で就職し・・・と今までもこれからも熊本で過ごす予定だった僕が、まさか全く違う場所で生まれ育った人とこんなにも共通点があるなんて。この、何とも言えない不思議な面白さを知った時から、少しずつBASECAMPでの時間が、自分にとって居心地が良くて、安心できるものになっていきました。

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熊本から全国へ、内側から外側へ。「好きなことを好きだと言える」自信をもつ。

「最近のふうたは、表情が明るくなってきたよね。」ちらほらとBASE CAMPの仲間たちにそう言われるようになった頃、僕の中でも変化が起こりはじめていました。

”自分の趣味である「歴史」や生まれ育った「熊本」を、もっと周りの人に知って欲しい!”

「歴史」や「熊本」のことを調べていくことは、今まで単に自分の好きなことでした。だけど、自分とは違う環境や考え方を持った人と出会って、自分の想いを、外に出してみたい!と思うようになったのです。

「歴史のオンライン授業をやってみます!」
「noteで発信を始めます!」

そして僕は思いついた事から、とにかく始めてみました。もちろん、相変わらず人見知りだった僕は、話すことも伝えることも緊張しました。だけど、もう既にこの時には、「好きなことを好きだと伝えたい」という思いが、圧倒的に勝っていました。

見える視野は、熊本から全国へ。
向く方向は、自分の中から外へ。

自分と違う地域に住む人と出会って、色々な好みや考えを持っている人と出会って、「今の自分の好きなことをどう活かせそうか」と自分のことを少し離れてみることができるようになった気がします。

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記念すべき第一回の歴史授業にて。

メンターと二人三脚で見つけた、ゆるぎない僕の道

BASECAMPが終わる3カ月目には、みんなの前で緊張が和らぎ、心から笑えるように、伝えることが楽しめるようになっていました。

そして、自分の道に確信を持てたのは、最終プレゼンテーションでした。それは、自分の過去から現在、そして未来までと、自分自身にとことん向き合あなければいけない、とてつもなく高い壁でした。

この時に僕を支えてくれたのが、メンターの存在です。いつも夜遅くまで、プレゼンの深堀りに付き合ってくれたり、発表ギリギリまでスライドの色や文字などのこだわりを一緒に考えてくれたりしました。

就職活動をつづけながら、自分自身ここまで向き合うことは、先が見えなくて、何度も何度も折れそうになりました。だけど、本気で向き合い続けてくれたメンターがいたから、最後まで考え抜くことができました。

そして迎えた最終プレゼン。
僕が発表した言葉には、迷いがもう一つもありませんでした。

「介護士になります。」
僕は、みんなの前で、小さい頃からの夢を追いかけていくことを宣言しました。

現実的になればなるほど、「この道で本当に良いのか」と迷った日もありました。だけど、自分の言葉を紡げば紡ぐほど、介護士になりたいという夢は強くなっていることに気づきました。

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新しい”不安”とこれから。

現在、僕は、高校を卒業し、春から実際に介護士として老人ホームで働くことが決まっています。

3年間の高校生活も、3カ月のBASECAMPも終わって、また新たな環境に飛び込もうとしている今、正直、不安もあります。だけど、今までの”不安”とは違う気がしています。

不安の先には、楽しみが待っていること。心の底からやりたいことが待っていること。そして、僕の夢が叶った瞬間、全力で喜んでくれて、今でも応援してくれる人がいること。そんなことをハッシャダイソーシャルとの出会いで知ったから。

最後に、僕はこれから誰かに教えてもらってから何かをやり始めるのではなく、自分から何事にも挑戦していきます。

そして、これから関わっていく、目の前の人々に優しさを届け続ける介護士になります!


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<取材・文=ハッシャダイソーシャル広報PR・木村りさ>

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