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お悩みの社長必見!経営者タイプ診断のもう一つの使い方

世の中には色々な経営タイプ診断がありますよね?私も過去何度かやってみたことがあります。どれも、それなりの分析をしてくれ、『当たってる当たってる!』と思うことが多かったです。パッと調べただけでも色々なものがありますので、ぜひかたっぱしからやってみましょう。

さて、これらの診断は、自分の強みを知るために使う場合が多いと思いますが、経営というのは基本全方位的なノウハウがあった方がうまくいきます。経理・営業・集客・システム・事務などなど。だからこそ、強みを知るのと同時に、自分に足りないこととか、人に任せた方がいいことを明確にするのも、意味ある活用方法です。

人を雇うだけが補完方法ではない

私が日々経営者のご相談に乗る中で、一番多いパターンは『お金のことが苦手』というタイプです。たしかに、経理をしたくて起業される方は少ないと思いますし、経理の仕事自体が希少価値が高い部類に入りますから、とっつきにくい仕事かもしれませんね。ただ、経営はお金のことから逃げることは絶対にできません。なんとかしてお金の管理をしなければなりません。大事なのは、こういった診断を通して『私は、仕事をとってきたり売ったりするのは得意だけど、細かい作業とか「守り」の仕事は苦手だ。じゃあどうしよう』と、保管すべき機能と課題意識を持つことです。

そこまで行けば大丈夫。ひと昔前でしたら、できる人を採用するしかなかったと思いますが、今は世の中、色んなサービスがあります。経理業務をアウトソースする事務代行サービス。スマホ一つでお金の管理ができる会計管理業務。税理士さんに委託することだってできます。人一人雇わなくても会社の機能を確保することができるのです。

タイプ診断は、組織作りのヒントにしよう

そう思うと、タイプ診断は自分の事業を、成り立たせるために必要なことを教えてくれるツールにもなることがわかりますので、受けてみるのは良いと思います。

受けてみると分かるのですが、大体、長所と短所は表裏一体だったりします。私もとある診断を受けてみたのですが、結果は「強みは集中力・弱みはバランス感覚」でした。弱みの部分の解説を一部抜粋すると、「自分で背負いすぎてしまい、チーム力が上がらない傾向あり。全て完璧に仕事をこなそうとすることで、部下やチームに劣等感を抱かせてしまい、孤高のリーダーと揶揄されることも。一方で、少しの障害でつまずく脆さもあります。」と書いていました。めちゃくちゃ思い当たる節がありますし、こういった特徴で失敗したことも何度かあります(笑)。

ただ、今となってはこれこそ自分の特徴だと分かっているので、私を助けてくれるバランス感覚に長けた方と一緒に働くとうまくいくことが多いですし、経営をしていてもバランスに長けた人材はずっと下で働いていてくれます。採用の時も重視しているポイントかもしれません。

経営者たるもの、弱みは弱みとして受け止めて、それは他で補完すればよい、という合理的な考えを持つのは必要な素養かもしれませんね。



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