副業の成功ハードルは思いっきり下げろ
独立するときに高い目標や夢を掲げることは決して悪いことではありません。目標がモチベーションになり、成果につながることもあるでしょう。ただ、私の副業経験を振り返ってみると、少々アレンジが加えた方がいいと思い、この記事を書くことにしました。是非参考にしてほしいと思います。
本業があってこそ、副業が成り立つ。
副業を始めるということは、イコール本業も続けるということ。当たり前ですが本業の仕事が減る訳ではありません。副業スタートの時は色々やることがあったり、バタつくことも多いでしょう。しかしスタート時期を過ぎたら、本業とのバランスを真剣に考えましょう。最悪なのは、副業があるばかりに本業の時間を削ったり、優先度を下げてしまったりすることです。
収入UPが動機で副業を始める人で、本業の収入を下げることを想定している人はあまり多くないでしょう。あくまでプラスアルファ、純増をイメージしていると思います。しかし、副業に勤しむあまり、本業のパフォーマンスに影響が出て、本業の待遇が上がらない・下がる、という現象は珍しいことではありません。まさしく本末転倒です。
本業は従業員、働くのは義務。副業は経営者、働くのは権利。
副業にかける時間は、意識的に制限することも大切です。例えば私は、面接などの特別な用事を除いて、夜20時以降になるまで自分のネイルサロンに行かない。土日は朝に行くことが多いのですが、朝9時までにお店を出ると決めています。そして、自宅でやれる事務作業も、平日は夜の21時以降じゃないと手をつけません。日中するのは、スタッフや業者とのLINEのやりとりくらいですね。
私の本業での立場は会社員です。意識やスタンスは高くあるべきと思っておりますが、法律上は従業員です。従業員は、安定収入をいただく対価として、労働を提供します。あくまで私の価値観ですが、コアタイムは極力本業に使うべきだと思っていますし、本業でその日やるべきことが終わらなければ、副業に時間を割くべきではないとすら考えています。副業をやる以上、本業をより大事にするのが自分の中のルールです。
副業の目標は自分で決められる。自分で自分を苦しめるな
本業も守りながら副業も進めていく上で、ひとつオススメの考え方があります。それは、「副業でそこまでの期待をしないこと」です(笑)。目標や夢は持っていて結構です。それとはまったく別モノと思ってください。
本業は会社なり組織が決めた目標を追うことが求められます。それに対し、副業は破産さえしなければいつまででも自分のペースで続けられます。
だからこそ、大義や目標は別にして、日々についてはあえて成功ハードルを低く置くのも、気持ちを保つコツだったりします。私の場合は、あまり時間や意識を割けない時期は、変に利益を求めたりせずに「単月で赤字にならないこと」「確定申告で節税ができること」など、商売が継続できる最低限の目標に切り変えていました。副業がどんな状況でも本業は頑張らなければいけません。気持ちのアクセル・ブレーキは、自分の裁量が及ぶ副業で利かせるべきだと思います。
副業をお考えの方、時間の使い方。仕事の進め方などは、アントレ独立おたすけサービスにいつでもご相談ください。
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