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世の中の独立した人は、結構「プレ独立」をしているって知っていましたか?

アントレ独立おたすけサービスに来るご相談の中で一番多いのが資金面のお悩みであることは、このブログで何度か触れてきました。私達の方で資金調達サポートも行っており、事業計画書の作成など融資のお手伝いなどは行っておりますが、一般的に融資を受けられるのは一定以上の自己資金がある方。そもそも自己資金が無い方は、私達がいくらお手伝いしても融資を受けることはできません。それをお伝えすると、がっかりした表情で諦めていきます。そこで独立自体は諦めてしまう方も多いですが、その方々はそもそも独立のステップを知らない可能性があります。どういうことか解説していきます。

会社員のお給料だけで独立資金を貯めるには相当な覚悟が必要。それに気づいてからが本番

そもそも会社員のお給料はどう使われるでしょうか?多くの場合、家賃またはローン、生活費、交際費、養育費、保険など必要そうな出費にかかる金額を確保することが優先され、貯蓄や投資に回るのはその後であることが多いでしょう。よほど貯蓄・投資を意識している人を除けば今の生活の満足度を上げることも大事なため、喜んでお金を使います。これ自体はQOLの意味では決して悪いことではありません。ただ、ここで言いたいのは、普通に生活していたのでは、独立に必要な資金は構造上貯まりづらい、ということです。

一般的な会社では今後の事業成長や事業存続のために、必要な資金を意識的にストックしており、その努力は一般家庭の比ではありません。独立するということは、事業をやるということ。会社ほどではありませんが。不要な支出は押さえる、資金を貯めておく意識を常日頃持っておく必要があるのです。それをして来なかった方が、「よし独立しよう」と思っても、そのタイミングで資金が足りないのは当たり前のことなのです。
思い立った時にお金が足りないのは、努力の差ではなく考え方の差です。不必要に落ち込んではいけません。

融資を受けられる人はだいたい、自己資金を貯めるための「プチ独立」をやっているもの

前に別の記事で違った角度から話したことがありますが、独立したい人がまず最初にやるべきことは資金を集めること以前に、ちょっと回りくどい言い方ですが、資金を集めるための融資を受けるための自己資金を集めることなのです。いわば独立スタートの手前の手前。ここでいかに踏ん張れるかがスタート台に立てるかどうかの分かれ目です。例えば、あの居酒屋の和民の創業者の渡邉美樹さんが最初に独立して飲食店をやろうとしたときはお金が足りず、その最初の資金集めのために佐川急便のドライバーを一年間やっていたのは、独立業界では有名なお話です。

もともと貯蓄や投資に充てていたお金以外にも、生活の資金を少し独立資金に振り分けておく。一年間は気合を入れて副業して資金を稼ぐ、など。独立前の「プレ独立活動」というのがあるものだ、と思っておくと、今の自分に焦ることはなくなると思います(全然焦らないでいいです)。

プレ独立を始めるのにひと踏ん切り必要なのは間違いありませんが、そこは誰しも通ってきた道。あなたが能力的にできない、なんてことはありません。自信を持ちましょう。


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