見出し画像

雪が降るということの価値。

生まれてこの方、ここ大阪では滅多なことがないと雪が積もったりしない。

あったとてそれは数年に一度レベルの現象で、子どもの頃から、運動場に雪が積もる事に憧れがあった。だから、基本的に雪が降るだけでテンションは上がる。どうせ、寒いなら雪でも降ってほしいもんだといつも思う。

そんな声が届いたのか、先週末、大阪の街にも雪が舞い降り、薄っすらと雪化粧した街の様子が見られた。週末というのがまたミソでこれが平日だと十分に味わえない上に、交通機関が麻痺したりするとまた面倒なのである。

朝方、舞い降りる雪が、朝陽に照らされピカピカと輝く様子がとても印象的だった。

せっかく薄っすらと積もっていたので、どこか雪景色が綺麗そうな場所にでかけたいと思い、万博記念公園へ。容赦なく朝陽が大地を照りつけるもんで、昼前には全部溶けるだろうなと思い慌てて家を飛び出した。

雪の寒い日の朝、公園内はいつにもなく人がいない。そりゃそうかと思いつつ、ガッツリカメラを抱えた方がちらほらと。考えることはいっしょだなぁ。

慣れない雪道を、スニーカーで歩くと変なところに力が入って普段より疲れる。いっそのことスケートみたいに滑った方がスムーズである。

それにしても、やっぱり雪が降るといつも見てる世界がまったく違うものに見える。

まるで雪国に来たかのような風景が広がる。だけれども、ここは万博記念公園。この非日常的な日常(非現実的な現実)がとてもワクワクさせる。北海道で見る雪景色は、日常の景色で現実的だけど、ここで見る雪景色は非日常的で非現実的なのである。

雪を見るだけで、興奮するのはラッキーなことだと思ってる。雪国の人はそうは思わない(むしろ、勘弁してくれぐらい?)。海もそう。興奮できるものがたくさんあるってのは幸せなことである。

今、タイや台湾、香港など雪が日常にない国の人たちが、たくさん日本へ雪を楽しみにやってくる。東北、北海道、岐阜の白川郷にも連日たくさんの外国人観光客で賑わっている。京都に雪が降ったもんなら大興奮だ。

それだけ、我々(いっしょくたにするなと言われる)雪にあまり馴染みがない人間にとって、雪が降るということには相応の価値がある。

▼インスタ▼

▼Twitter▼


そういや昨年、念願の京都 ☓ 雪景色という世界を堪能できたのだけど、普段から仮に雪が積もったらこことこことここへ行こうというのは、頭に入れていたから雪が積もっていると分かった朝一から色んな場所を訪れた。今でも、次に積もったら、こことこことここ見に行こうをストックしている。

雪 ☓ 京都 を堪能したときのブログはこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?