寝転びたい飼い主vsのしかかりを決め込む犬
体力がないので、よく寝っ転がる。昼間でもいつでもゴロゴロしながら過ごしている。
そんなわたしの邪魔をしてくるヤツがいる。犬だ。
彼はわたしが仰向けで横になると必ず上に乗ってくる。小型犬とはいえ、7kgの体重でお腹の上にのしかかられるとそこそこのダメージを負う。
ここで、彼とわたしの攻防戦が始まる。よいしょと横に下ろすと、すかさず再び乗ってくる犬。もう一度下ろすと、またのしかかり。これが半永久的に繰り返される。
そしてギブアップするのは、いつも人間側だ。上に乗ることを許容し、苦しみながらもゴロゴロを続行する。
わたしの理想は、横になると側にピタリと寄り添って丸まる犬。しかし現実は、のしかかりで飼い主を「グエッ」と唸らす犬である。
しかしすべての原因は、なんだかんだでそんな犬をかわいいと思っていることにある気がする。だって、寝転ぶたびにうれしそうにやってくる犬なんてかわいいに決まってるじゃない。
そんな甘い気持ちが犬に伝わっているんだろう。その証拠に、普段はダメなことは「ダメ」と言えばちゃんとわかってくれるのだ。ソファには登らないし、顔を舐めることもない。
夫曰く、犬にのしかかられたわたしは顔が緩みきっているそうだ。この勝負、犬の完全勝利。
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