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【超初心者向け】1分でわかるウイスキーのすべて

こんばんは!原田です。

note14日連続投稿7日目。今日でやっと1週間!何とか続いた……。

さて、今日のテーマはウイスキーについて。かなりかなーりざっくりとではありますが、バーでお客様からよく質問を受ける部分を中心に、ウイスキーの全体像をまとめてみました。

およそバーテンダーが書いたとは思えないような厳密さのない記事ですが、「1分でウイスキーの全体像を把握する(もとい、わかった気にだいたいなれる)」という目的においては、かなり精度の高い記事なっていると思います(原田調べ)。

細かいことはいずれ別記事で……。

それでは早速、行ってみよう!

そもそもウイスキーとは?

穀物を原料とする蒸留酒で、木製の樽で一定期間熟成させたもの。五大ウイスキーで言えば、次の3つの穀物が主に原料として使われています。

・スコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、ジャパニーズウイスキー
→主に大麦

・アメリカンウイスキー
→主にトウモロコシ(ライウイスキーは主にライ麦、ホイートウイスキーは主に小麦を使用)

・カナディアンウイスキー
→主にライ麦

ものによりますが、おおよそ40%前半のアルコール度数のものが多いです。ただし、アメリカンウイスキーのうちバーボンはアルコール度数が高い傾向にあり、50%以上のボトルも多く見られます。

ウイスキーの産地による分類

ウイスキーに関しては、以下の画像にまとめた産地による分類を大雑把に把握していればOKだと思う。少なくとも、バーでお酒を楽しむのには困らない気がします。

よくあるウイスキーの間違い

以下、ウイスキーの産地に関して、バーでもよく質問を受ける混同されがちな部分です。

①スコッチはクセが強いから苦手なんだよね。
上図の通り、スコッチは産地によって6つに分類されます。

よく、「正露丸みたいな匂いがする」「スモーキー、ピーティー」と表現されるゴリゴリに個性が強いウイスキーは、スコッチの中でも主に「アイラ」地方のものに見られる特徴です。

あまりのインパクトに、スコッチ=アイラと認識されている方は多いよう。しかしスコッチ全体で見れば、むしろクセのない飲みやすいウイスキーのほうが多いです。単純計算で、飲みやすいのに当たる確率5/6なのでね。

②アイリッシュウイスキーってスコッチの一種でしょ?
「アイリッシュウイスキー」と「スコッチウイスキー」は別の地方のウイスキーです。アイリッシュウイスキーの産地の一部にスコッチウイスキーの産地と同じイギリス領土が含まれるためか、混同されるケースが多いようです。

両者は原料や法定義にもあまり大きな違いはないのですが、個人的にはアイリッシュのほうが、ぐっとやさしい味わいになると思います(もちろん、ボトルによる個体差はありますが)。

ウイスキーとしての知名度が高いのはスコッチですが、歴史としてはアイリッシュのほうが古いようです。

③ウイスキーは好きじゃない。バーボンが好きなんだ。
バーボンもウイスキーの一種です。多くのウイスキーが主に麦を原料としているのに対し、バーボンは主にトウモロコシを原料としているのが最大の特徴。

原料の違いにより、香りや味わいも他の産地のウイスキーとは一線を画しています。「バーボンはウイスキーとは独立した別のお酒」と認識している方が多いのも、個人的には納得な気がします。

なぜ産地による分類を知っておくといいのか

ウイスキーに関して、少なくとも産地による分類を知っておくといいのは、自分好みのウイスキーに出会う確率が高くなるからです。

ウイスキーの香りや味わいは、作られる場所で育ちやすい穀物(=原料)、産地の地理的条件や気候に大きな影響を受けます。また製法も、その土地に合ったものが採用されているケースが多いです。

そのため、同じ産地のウイスキーであれば、味や香りも似通っている可能性が高いということ。

例えば、あるときバーで飲んだお酒がバーボンであったならば、また別のバーを訪れた際も「バーボンでおすすめを」と注文すれば、たとえそれが初めて飲むお酒であったとしても、あなた好みの可能性は高いと言えます。

もちろん、ウイスキーは本来ボトルごとに特徴があるもので、アメリカンウイスキーであれば、ジャパニーズウイスキーであれば、全部が同じ味わいというわけではありません。

けれども、ウイスキー沼にハマる最初の一歩としては、この記事の情報だけ把握していればとりあえずはOK!まずはお気に入りの1本と出会い、そこからさらにウイスキーの知識を深めていっていただければと思います。


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