昨日大型バイクの加速を「ドカン」と表現した後、私は子供かと反省した。では的確な表現はと考えると、なかなか浮かばない。「ドンッ」でもあるし「ドゴンッ」でもある。リアルなのは「ド、キュキュキュ」。ワルキは走行中でもタイヤが空転するのだ。となると「弩、急急急」がよいか。って中学生か。
加速表現の「弩、急急急」であるが、何度も眺めていたら、よいではないかと思えてきた。といって小説で使うのは難しい。それに私は擬音が嫌いなのだ。すべてを文字で表現するのが文学だと思っているのである。でも、新しいかもしれない。「手首を捻ると、『弩、急急急』と異世界の扉が開いた」とか。