人気の記事一覧

雨上がり グズつく曇天 蒼と分け 隙間の陽光 照らす黄花

4週間前

涼求め 諸手広げて 水鉢の 雨中のスイレン 玉を着飾る

3か月前

大暑前 ハナツルソウは 朝にシャワー 水気弾けて しばし涼風

3か月前

水鉢の 水面揺れ立つ ホテイソウ 梅雨明け晴れて 花誘う暑気

3か月前

梅雨の間に 青き翼を 緩やかに 広げて揺れて 露払う風

4か月前

未草 梅雨の晴れ間に 灼熱の 水面に凜と 映える花影

3か月前

花の縁 足おぼつかず 雨粒が 揺れる足場で 震えふらふら

5か月前

葉陰にて 涼に寛ぐ 蟷螂の カマもダラリと 待つはひと雨

4か月前

ふんわりと 気品よろしく 未央柳 湿る夏風 揺れる柔き毛

4か月前

桜のち 脇に気づけば 大輪の 乙女椿が 甘く柔く

6か月前

ホタル入れ 子供遊びし 釣鐘草 雨降る気配 家路へ駆ける

4か月前

萌ゆる春 凜と一本 乗り出して 命の息吹き 尽きぬ花色

6か月前

盛りまだ まわりは盛れど 慌てずに 咲くを急がず 房実るを待て

6か月前

雨粒を 葉先に載せて 凜と立つ 花はまだかと 吹く風に問い

5か月前

蜜の味 人の不幸を 言うけれど やはり旨しは 目の前の蜜

6か月前

三色の 菫(すみれ)の黄肌に 滑り来る 雨の水玉 揺れつつ踊る

5か月前

夏誘う 天(あま)の呼び水 花に落ち 透ける雨粒 染まる水玉

6か月前

燃えと萌え いずれも赤く 空に花 広げた花びら 青空を焼け

6か月前

初夏告げる 刻(とき)の変わり目 雨粒を 乗せて散りばめ 紅バラの肌

5か月前

芝覆う 桜の花片 支えにす 春の緑は 朝陽心待ち

6か月前

明日かな きょうでも良しと イトザクラ 膨らむその身に 添える手も染め

7か月前

二つ玉 その身に抱え 遊蝶花 ヴィオラに染めて 雨後の彩り

5か月前

薄桜の 花片の海にて 横たわる 浮くは松かさ 波は春風

6か月前

顔見せぬ 桜うしろへ 身を屈め 落ちる雨粒 差し出す傘先

7か月前

水滴に 打たれて揺れる 雪釣鐘 雨にて地鳴らす 春の足音

7か月前

たっぷりと 空気はらみて 羽広げ 朝陽包んで 温しモクレン

7か月前

鮮やかに 緑へ鎮座す 紅椿 豊かな朝陽に 寒気も忘れぬ

7か月前

春晴れ間 あすは雨ぞと はやジワリ 感ずる湿気に 色増す桜花

6か月前

露払う 夜明けの風と 揺れる枝 朝陽差す花 抱くは水玉

7か月前

逆さにて 古き枝より 起立する 苔の足場に 桜軽やか

7か月前

風雨去り 陽に誘われて 足下の 水面の桜 船に雨乗せ

7か月前

別れなど 言の葉の乗る ハナニラも 人の数だけ 心に受け口

8か月前

雨上がり 見上げる木々より 露落ちて 花打ち弾ける 粒や玉滴

9か月前

カメラを変えました。

ゆったりと 優美に佇み 目を誘う 芳香微かに まとう石斛

7か月前

青ざめる 夜明けの桜桃 曇天に 揺れつつ待つは 刹那の陽光

8か月前

春本番 雨水散りばめ 紅の肌 寒さ忘れて 朝陽待つ花

7か月前

穏やかに 緑抱きて 薄桃の 椿一輪 風にゆらりと

7か月前

落ちてなお 凜と佇む 紅椿 裾枯れようとも 立ちて紅

7か月前

弥生並み ラジオが占う 肌温度 陽に咲く梅が 春と後押し

9か月前

隠れたる 花の横顔 盗み見て 透ける花片に 薄桃色濃く

7か月前

春近し 朝陽を胸に 遊蝶花(ゆうちょうか) 蝶は舞わねど 花微風に舞う

7か月前

鬱蒼と 葉に霜立ちぬ 畑の脇

9か月前

霜降りる 冬のつとめて 燃ゆる花

9か月前

春近し 風は吹けども 梅香は まだまだほのか 花は咲けども

9か月前

枯れ進む 砂利の上にて 落ち椿 褪せ逝く紅と 増しゆく薄紅

7か月前

先んじて 先達満開 桜桃の 少なき花蕾 いまだ頑固に

8か月前

小雨降る 脇の桜桃 点々と 弾ける水玉 春の彩り

8か月前

染まりたい 染まれぬ 我が身を 嘆かずに いつか色づく 時を思えば

10か月前

夜に光を浮かべてみれば…寒さ忘れる桃源郷

11か月前