最近の記事
萌ゆる春 凜と一本 乗り出して 命の息吹き 尽きぬ花色
-
蜜の味 人の不幸を 言うけれど やはり旨しは 目の前の蜜
-
盛りまだ まわりは盛れど 慌てずに 咲くを急がず 房実るを待て
-
燃えと萌え いずれも赤く 空に花 広げた花びら 青空を焼け
萌ゆる春 凜と一本 乗り出して 命の息吹き 尽きぬ花色
-
蜜の味 人の不幸を 言うけれど やはり旨しは 目の前の蜜
-
盛りまだ まわりは盛れど 慌てずに 咲くを急がず 房実るを待て
-
燃えと萌え いずれも赤く 空に花 広げた花びら 青空を焼け
-
-
薄桜の 花片の海にて 横たわる 浮くは松かさ 波は春風
薄桜の 花片の海にて 横たわる 浮くは松かさ 波は春風
春晴れ間 あすは雨ぞと はやジワリ 感ずる湿気に 色増す桜花
春晴れ間 あすは雨ぞと はやジワリ 感ずる湿気に 色増す桜花
顔見せぬ 桜うしろへ 身を屈め 落ちる雨粒 差し出す傘先
顔見せぬ 桜うしろへ 身を屈め 落ちる雨粒 差し出す傘先
露払う 夜明けの風と 揺れる枝 朝陽差す花 抱くは水玉
露払う 夜明けの風と 揺れる枝 朝陽差す花 抱くは水玉
逆さにて 古き枝より 起立する 苔の足場に 桜軽やか
逆さにて 古き枝より 起立する 苔の足場に 桜軽やか
明日かな きょうでも良しと イトザクラ 膨らむその身に 添える手も染め
明日かな きょうでも良しと イトザクラ 膨らむその身に 添える手も染め
春本番 雨水散りばめ 紅の肌 寒さ忘れて 朝陽待つ花
春本番 雨水散りばめ 紅の肌 寒さ忘れて 朝陽待つ花
水滴に 打たれて揺れる 雪釣鐘 雨にて地鳴らす 春の足音
水滴に 打たれて揺れる 雪釣鐘 雨にて地鳴らす 春の足音
風雨去り 陽に誘われて 足下の 水面の桜 船に雨乗せ
風雨去り 陽に誘われて 足下の 水面の桜 船に雨乗せ
鮮やかに 緑へ鎮座す 紅椿 豊かな朝陽に 寒気も忘れぬ
鮮やかに 緑へ鎮座す 紅椿 豊かな朝陽に 寒気も忘れぬ
