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お客さん

5年前

3行小説 第767回

1月29日 誰もいない暗闇を一台の車が駆け抜ける。 不気味なトンネルを抜けた先には、夜の湖が待っていた。 星空はささやかに輝き、夜の味を一層引き立てていた。

7年前

1月16日 冬の冷えた風が風呂でのぼせた体をなでる。 外は暗く周りには人の気配すらない。 寂しさをまとう空間の中に、僕はどこか安らぎを覚えていた。

7年前

1月11日 冬の空気は寒々しく、体を貫く風はより心細さを引き立てる。 一方空だけは広々と自由に澄み渡っている。 その空にひかれ、心がここでないどこか遠くへ飛んでいく。

7年前

1月10日 目が覚めるといつも通りの現実が待ち受けていた。 いつか夢でみた、自由に崩壊した世界はそこにはない。 今日も世界は無情に回り続けていた。

7年前

1月9日 電車の外から薄暗い世界が顔を出している。 その薄暗い世界が、己の心を体現しているようで嫌気がさす。 そんな僕の気持ちに構うことなく、電車は先へと走り続ける。

7年前

1月8日 貴重な1日が、惰眠により消化されていく。 起きたい気持ちとは裏腹に、体は眠りの淵をさ迷い歩いている。 目覚めても外を濡らす雨が、家から出る意欲を奪っていく。

7年前

1月6日 澄み渡る青空が、心地よい冬の陽ざしをつれてくる。 空気は透き通り体は冷たい北風が受け止める。 自由に満ち溢れた空間に身をおき、一時の自由を楽しむ。

7年前

1月5日 気がつけば意識は飛び、目覚めると朝がそこにいた。 時計を見て、ようやく己の過ちを自覚する。 その気持ちに構うことなく、朝日は心地よく輝いていた。

7年前

1月3日 3行小説 人がいない夜道は、静寂さを孕んでいた。 音は闇に吸い込まれ、静かに消えていく。 その中に身を置き、己の存在そのものが暗闇に溶け込んでいく。

7年前