関悦史

【句集紹介】六十億本の回転する曲がった棒 関悦史句集を読んで

【句集紹介】六十億本の回転する曲がった棒 関悦史句集を読んで

・紹介 関悦史氏の俳句に出会ったのは、俳句を初めて間もない頃だった。 そこは、東北地方の鄙びた喫茶店。仕事の休憩にと、ふらりと立ち寄ったその店の雑誌コーナー。 地方紙とスポーツ紙。何年も前の少年ジャンプ数冊。これまた何年も前の週刊誌。そしてこの、「六十億本の回転する曲がった棒」 運ばれてきたコーヒーが冷めるまで、夢中になって読んだものだった。 今回はそんな句集を紹介をさせていただく。 とにかく度肝を抜かれる句の数々である。 厳選十句からそんな世界の一端でも感じて

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俳句|関悦史

俳句|関悦史

首・数字・春 如月の駅軍服の男ゐる 来世また瓦礫と会はん春の雨 三・一一 三・一四一五九二六…… 龍天に登るその背に眼鏡の女性 人類平均睾丸一個万愚節 おのが首取れ接ぎなほす春の夢 春の昼一億の首消え残る

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NHK 文芸選評 2020「茸」落選作/関悦史選

NHK 文芸選評 2020「茸」落選作/関悦史選

茸狩の悲喜こもごもの山下り ハードエッジ 毒茸の天然色の美しき ハードエッジ 毒茸の毒々しさを辿りゆく ハードエッジ

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NHK 文芸選評 2020「暖か」落選作/関悦史選

NHK 文芸選評 2020「暖か」落選作/関悦史選

曰く言ひ難き思ひの暖かし ハードエッジ 暖かや天気予報のよく当る ハードエッジ 川幅も次第に広く暖かく ハードエッジ 暖かや小さき秘仏をまのあたり ハードエッジ 暖かに次の頁をめくるなり ハードエッジ 暖かな日にも夜風の容赦なく ハードエッジ

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