過剰対応

いい子になりたい

かかとが浮く。上に引っ張られるように。

褒められるのが好きで、よいしょよいしょと持ち上げられるのが好きで、どこまでも膨らんでいく高揚感と共に、いつもかかとが浮いていた。

地に足が付いていない私は、本当はアンバランスであることを忘れて大袈裟なことをペラペラと喋っていた。

甘い毒のような香りのする「いい子ね」を欲して、架空の中で自分の身長を美しい城にしていった。

かかとはどんどん浮いていく。引

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膨らむように生きてゆく🎈
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