16. 財布の中のお札を触って下さい。最初に銀行の預金口座から引き出されたからこそあなたの財布に入ることができたんです。銀行が誰かがお札を預けてくれないと預金が生まれないわけではありません。
2. 預金は銀行が融資を行った瞬間に発生する。現金を預け入れても預金残高は増えるが、それはかつて預金口座から引き出したお金を元の銀行預金の形に戻しているだけのこと。
36. GDPでドイツに抜かれ世界4位になったことを深刻に思う人もいるが、問題はそこではなく、世界のGDPにおける日本のシェアが下がり続けていること。世界の人々は日本人が豊かではないことを見抜いている。
29. 実は物々交換によって成立した社会は発見されていない。相手に対して借りがある、ということの記録がお金のはじまり。
38. 政府の赤字はみんなの黒字。安藤元衆議院議員は1つのフレーズを普及させるために活動している。この簡単なことを国民が理解すれば日本は蘇る。
45. 国債発行と財政支出は政府による貨幣創造。これを理解するには年金の受取や国から受注した公共事業の支払いで利用でできる銀行預金が増えることをイメージしてみること。
8. 信用創造は複式簿記の知識がないと理解しにくい。普通の人は働いて給料をもらって生活しているので、預金が無から生まれるという説明に納得がいかない。その場合は、お金がなかった太古の時代を想像すればよい。最初に無から創り出さない限り、この世の中のものは何も存在しない。
3. 一般に、銀行は預金を預かって貸し出していると説明されるが、これは間違い。預金は口座単位で管理される。預金口座からお金を引き出せるのは預金者本人だけであり、銀行が別の人に融資するために口座の残高を減らされたという人は未だかつて存在しない。
22. 7月から新札に切り替わるがそのニュースはほとんど聞かれない。1万円札の肖像は渋沢栄一。日本で最初の銀行をつくった人物です。
10. お金の発行者はお金を発行するときに自らの負債として発行する。お札(日銀券)は日銀の負債、銀行預金は銀行の負債という具合に。貨幣発行主体の負債はお金の発行した金額ということになる。
15. 銀行は他行からの振込を受け入れて預金という負債が増えると、振り込んできた銀行から日銀当座預金という資産を受け取る。これで振込の前後で金融機関の純資産は一定に保たれる。
預金は銀行が融資を行った瞬間に発生する。現金を預け入れても預金残高は増えるが、それはかつて預金口座から引き出したお金を元の銀行預金の形に戻しているだけのこと。
6. 信用創造の反対に、預金が減る(消滅する)取引が2つある。それは銀行融資の返済と政府による徴税。
34. 今年7月に行われる新札へ切替えに関するニュースがほとんどない。このことを深読みする発信者もいるが、大きなトラブルもなく切替は行われるだろう。
9. お金には発行者と利用者がいる。お札は日銀が発行者、貨幣(コイン)は政府が発行者、それと同様に銀行預金は銀行が発行するお金の一種。現金は本物のお金で、預金は偽物という認識を脱すれば信用創造を理解できるようになる。
33. マイナンバーカードと預金口座との紐づけをすれば政府からの給付金をスムーズに受け取ることができるというメリットもある。心配なのは情報流出のリスクだろう。
30. もしあなたが大きな無人島で新しい国をつくるとしたら、きっと新しいお金を発行するでしょう。あなたの国の人々に労働と繁殖をしてもらうために。そのお金はあなたの負債として発行されるが、それに何か問題でもあるだろうか。
44. 日本凋落の最大の原因は財務省にあるが、これを変えるのは至難。財務省に何か別の目標、役割を与えればよいのでは?と考えている。
43. 積極財政が必要なことを理解する政治家も、財務省には逆らえず、日本経済を復活させることはできていない。麻生太郎でさえ、財務省を潰すことはできなかった。
35. 紙幣や貨幣のデザインにはメッセージが込められているという議論があり、面白い。その真相を自分で確認することはできないが、貨幣の発生や消滅に関する原理は自分の頭で考えれば解決できる。だからこそ貨幣観を正すことが先。
財布の中に現金があるのは、かつて誰かが預金口座からその紙幣を引き出したから。現金より先に預金が存在することに気づくのが正しい貨幣観への第一歩。
11. その考え方を拡張すると国債の発行残高は政府が発行したお金の金額ということになる。日本国内を流通しているお金は政府の国債発行&財政支出と銀行による融資で発生したもの。
21. 貨幣(コイン)に関する理解 ・政府が発行 ・政府の負債ではなく、純資産になる ・五円玉だけ漢数字 ・合計はと666円(聖書にも出てくる悪魔の数字) ・法律上、一度に使える枚数に限りがある
17. 銀行が預金を集めるのは預金者との取引拡充が主目的。また、預金を増やすと結果的に日銀当座預金という手元資金を厚くできる。融資の原資として預金を集めているわけではない。
32. あなたが稼いだお金は銀行の融資や政府の財政支出によって生まれた預金が流れてきたもの。
20. だから、日銀当座預金は日銀、銀行預金は銀行がそれぞれ信用創造を行うから発生したものであって、預金を調達するという表現は物凄くミスリーディングな表現。いい加減改めたいものだ。
27銀行預金は信用創造によって発生し、返済によって消滅するが、暗号資産は違う。信用創造できない暗号資産の弱点はどのように克服されるか、気になるところ。
23. 預金は銀行融資に横流しされていない、つまり、預金は融資の財源ではない。それと全く同じ理由で、徴税によって集めたお金が財政支出に使われているわけではない。要するに税は財源ではない、ということ。
13. 日銀にお金がジャブジャブあるのに金融機関は融資に回さない、という批判はお金のことを何も理解していない人の発言ということになる。融資は預金からするのではなく、融資をすることで預金は生み出される。
31. 国、政府にとっての負債は発行されたお金のことを意味するのだから、負債をゼロにするということは国をたたんで、終わらせるということに他ならない。
14. 民間の企業や個人は日銀当座預金というマネタリーベースを受け取ることはできない。逆に日本銀行も民間預金というマネーストックのお金を直接受け取ることはない。民間銀行だけはMBとMSの両方に関与している。
4. 銀行が融資を行った瞬間、預金が生み出される。生み出された預金は別の口座へと移されたり、現金として引き出されたりするが、返済期限になると預金残高が減る形で返済される。無から預金が生まれたのと反対に、預金は無に戻っていく。返済とは銀行が預金という債務から解放されることでもある。
18. 2022年のセンター試験では政治経済で正しい信用創造、現代社会で誤った信用創造(又貸し説)の問題がそれぞれ出題されて物議を醸した。来年あたりもう一度信用創造の問題を出すことで世論を喚起してほしい。試験委員も本当は分かっているはずだから。
28. お金の発生をマクロとミクロで捉えよう ・マクロ:お金のなかった太古の時代➡銀行預金が存在する現在 ・ミクロ:無の状態➡融資によって新たな預金が発生 預金が大量に存在する現在も預金は無から生み出されている。
7. 銀行以外の金融機関は融資をしても信用創造(預金を無から生み出すこと)はできない。例えば消費者金融の会社は自社の口座から借入人の口座にお金を移転させる形で貸出を行っている。この場合、預金が移るだけなので、世の中全体の預金残高は一定。
法人への融資は多くの場合、返済期限が来たら継続されるので、銀行預金は消滅から免れる。銀行は毎年、融資を実行するので世の中の預金残高は伸び続けていく。銀行預金が増える要因はもう一つあって、それは政府による財政支出である。
19. 預金と日銀当座預金のアナロジー。銀行は預金を集めないと預金がない、のではなく元々あった預金が引き出されて、再び預金の形に戻る、というのが現金の預け入れ。同様に、日銀だって、銀行が日銀に預け入れた現金はもともとあった日銀当座預金を復元しているに過ぎない。
12. 同じ日本円というお金でもMB(マネタリーベース)とMS(マネーストック)に分かれる。MBは主に日銀が発行した日銀当座預金でMSは主に民間銀行が発行した銀行預金。この2つは原則交じり合うことはない。金融緩和で増えた銀行の当座預金は直接誰かに融資されることはない、ということ。
国家観・貨幣観・世界観。人間が正確に現実を把握するのに必要な視点は想像以上に多い 学校などでは教えてもらえないからこそ身につかず、人間の衰退に気づかない だが、面倒くさがって後回しにした付けは今返ってきている。 人間は個人では生きられない。ならば集団で生きるために視点を増やすべし