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緊急時に信用を勝ち取れば、その功績により平常時も信用を得られる。   平常時に信用があれば緊急時にも信用される。 『現代語訳 言志四録 完全版 (現代語訳文庫)』水上基地, 佐藤一斎著

待つことの大事さ   需は雨天である。   つまり待てばいつか晴れる。しかし待たないと濡れてしまう。 『現代語訳 言志四録 完全版 (現代語訳文庫)』水上基地, 佐藤一斎著

政治家が「一つの物を見て全体の是非を判断してしまう」「一時の利害に拘って永久の利害を判断しない」という状態だと国は滅びる。 『現代語訳 言志四録 完全版 (現代語訳文庫)』水上基地, 佐藤一斎著

身を常に病んでいる人は、慣れてしまって痛みを感じない。   心を常に病んでいる人も心の痛みに慣れてしまって、悪事を働いても痛みを感じない。 『現代語訳 言志四録 完全版 (現代語訳文庫)』水上基地, 佐藤一斎著

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1年前

敬を持っている人は火のようである。他人は畏れるが親しむことが出来る。 敬を持っていない人は水のようである。他人は一見馴れるが溺れさせてしまう。 言志四緑

薬は、甘みが苦みの中から生じるものがよく効く。 人も艱苦を経験すれば、思慮が自ずと細やかになり、よく事業を成す。 これは相似ている。

善いことをしろという時は、へりくだっていうべきである。 沢山いってはいけない。 騒々しくいってはいけない。

人の過失を責める時には、全部責めてはいけない。 二三分残して自棄を起こさせないようにする。 そして、自ら新しく立ち直らせるとよい。

二四、心は字に現れる   心の邪正、気の強弱は筆跡に現れ、隠すことが出来ない。   喜び、怒り、哀しみ、恐れ、勤勉、怠惰、静か、騒がしさ、全て字に現れる。   なので、一日に幾つか字を書いて反復観察すれば反省の助けとなる —『言志四録 完全版 』水上基地, 佐藤一斎著

三四、青年は老年、老年は青年   青年の時は老年を真似て経験を積んだように熟慮し工夫をすべきであり、老年の時は青年のような志気を持ち続けよ。 —『現代語訳 言志四録 完全版 (現代語訳文庫)』水上基地, 佐藤一斎著

佐藤一斎『言志四録』(1)言志録 第一条

四四、成功した時の注意点   思いが叶った時こそ先ず退路を確保すべきである。   昇り詰めた龍は墜ちるだけである。 —『現代語訳 言志四録 完全版 (現代語訳文庫)』水上基地, 佐藤一斎著

一三、目的と手段   学問は実際に役に立たせる。 そのために本を読む。   これは手段である。 —『現代語訳 言志四録 完全版 (現代語訳文庫)』水上基地, 佐藤一斎著