薛暮橋

胡耀邦 経済論争 1979-83

胡耀邦(フー・ヤオバン 1915-1989)が1987年に総書記を引退する経緯について7項目にわけて、胡耀邦の娘の滿妹がまとめている。そのうち経済に関係する最初の2項目の概略を述べる。なかなか興味深い。滿妹《回憶父親胡耀邦》天地図書有限公司2016年  pp.720-731

1.生産目的をめぐる論争
 もともとは宣伝部長として中央指導部の講話を用意する際に生じた問題で(1979年5月から10月)

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中ソ緊張激化と廬山会議 1958-60

魯彤 馮來剛 黃愛文《劉少奇在建國后的20年》遼寧人民出版社2011年
陽雨《“大躍進”運動紀實》東方出版社2014年
黃崢《風雨歷程:晚年劉少奇》人民文學出版社2018年    等

 1956年にフルシチョフが行ったスターリン批判。その後起きたハンガリー事件に際して、ソ連が中国共産党の意見を求めたことは先に述べた。しかし両党の関係はその後次第に悪化した。
 1958年にはソ連が中国領内にレーダ

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薛暮橋 (1904-2005)

百度百科

薛暮桥(シュエ・ムーチアオ 1904年10月25日ー2005年7月22日) 元の名前は雨林、江蘇無錫の人。1927年中国共産党に加入。1938年から1942年まで新四軍で働く。新四軍教導総隊訓練処副処長。通俗著作『政治経済学』教科書を書いたが、それは新四軍幹部の育成(培训)教材となった。中華人民共和国が成立後、政務院財政経済委員会秘書長と私営企業局局長とを兼任したほか、国家統計局局長

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薛暮橋 生平

维基(wikipedea)

薛暮桥(シュエ・ムーチアオ)(1904年10月25日―2005年7月22日) 江苏无锡(チアンス・ウーシ)の人。元の名は薛雨林(シュエ・ユーリン)、経済学者、中国科学院院士、元国家統計局局長。2005年第一回経済学傑出貢献賞受賞(獲得)。

経歴(生平)

 1927年中国共産党入党。沪杭甬铁总工会常任委員、組織部長を務めた。1931年より南京民衆教育館において「民衆

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経済学三巨頭の比較 張曙光

経済学三巨頭の比較
                            張曙光
張曙光《中國經濟學風雲史》八方文化創作室,2018より
p.1022  マルクス経済学において、孫冶方(スン・イエファン 1915-1974),薛暮橋(シュエ・ムーチアオ 1904-2005),于光遠(ユー・グアンユアン 1915-2013)は三巨頭であり、改革開放前の30年間、彼ら3人は当時の国内経済学の理論研究

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中国経済学史 後編

張卓元等著《新中国経済学史綱(1949-2011)》中国社会科学出版社,  2012年(写真は後楽園ジェットコースター2019年10月31日)

p.5   社会主義制度下の計画と市場の関係問題は、中国経済学界が建国以来最も熱烈に討論し、最大争いのあるところ、発表された文章も最も多く、成果もまた突出した問題で、わが国の老経済学者薛暮橋(シュエ・ムーチアオ)が1956年10月28日に人民日報で「計画

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薛暮橋  左傾のタブー(禁区)を正す

(筆者記載なし)《改革開放中的薛暮橋:冲破左傾“禁區” 》載《中國改革信息庫》  2014年7月17日 (閲覧2015年6月15日)
 1976年四人組は粉砕され、「文革」の大災難(浩劫)は終わったと宣言された。しかし1977年と1978年の2年間、全国の誤った路線を正す(糾正)工作はこれまでになく何も決められなかった(徘徊)。薛暮橋は憂いのあまり(憂心忡忡)何度も熟慮したうえで、率先して高い目標

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張卓元 薛暮橋回顧録を読む(2)

張卓元 對社會主義客觀規律的成功探索 經濟研究1996年第11期 55-59
(中略)
p.57 暮橋同志のわが国社会主義経済科学建設の貢献はとても多いが、紙幅に限りもあるので、ここではその主要点をただ列挙するにとどめる。
 第一に、比較的早く伝統社会主義理論の束縛を率先突破して、旗幟鮮明に我が国の現今の社会主義経済はただ一種の商品経済そして市場経済として存在できる(只能是)だけで、伝統的計画経済

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張卓元 薛暮橋回顧録を読む(1)

張卓元 對社會主義客觀規律的成功探索 經濟研究1996年第11期 55-59 
p.55  1996年の国慶節。私は逸(はや)る気持ちで(以先睹为快的心情)35万字の薛暮橋回顧(回憶)錄を読みとおした。書中に、一人の社会責任感のとても強い経済学者を見ることができた。彼は、60余年の仕事と研究実践において刻苦して深く研究し(刻苦鑽研)、社会主義の客観経済規律の探索に努力し、相当に成功したと人々に思わ

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社会主義経済の在り方

薛暮橋「中国社会主義問題研究」(1979年 人民出版社 なお1980年外文出版社から邦訳 手元には1983年版 人民出版社がある。こちらを原書として引用する)第3章。邦訳pp.79-106 原書pp.51-67
(薛暮橋は社会主義的共有制には全人民所有制の国有経済と集団所有制の協同組合経済があるという。最初は工業については全人民所有制への発展を描いている。つぎに企業内の管理を論じたところでは、企業

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