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狂言の伝統を後世に伝えると云うこと

呟】十四回目の毘沙門堂詣も恙なく終えてござれば 今日は狂言面福の神の最終仕上げでござった 全体を研いてのち溝と云う溝へ汚しを掛けてござる その上より薄く伸ばした膠液を霧のように撒き掛けて和らかに留めてござる 間に合うかどうかと思ったこともござったが余裕をもって仕上がってござる

観)こんにったおうみ狂言図鑑のためJRと近江鉄道バス乗り継いで滋賀県日野町へ 狂言二人袴でシテの聟はおうみ狂言初出演の虎真師、熱演の可愛いお聟さんでござった 狂言真奪では残念な太郎冠者のあきら師がこれまた可愛いことでござった 新作狂言七つ道具では千五郎師の乙女がこれまった😆

狂言に纏わる画を描き貯みょうと存ずる

呟)今日は朝から毘沙門天詣り その足で岡崎の観世会館へ 茂山千五郎社中会「考究会」へ 普段社中会ではあまり出ない 花子や靭猿、千切木などもあり 見応え十分でござった 席を替えながら走り描きのお稽古も堪能できて満足してござる

呟)年末年始には和我家にもさまざまござって正月三日の多賀大社の翁と狂言の奉納は見逃してござるが奥さんと毘沙門堂へ初詣ができてござる これを機会と観じ週一度は毘沙門詣りを決めてござる 昨日は四時半に滑り込み 門が半分閉まってござった 家内安全狂言稽古を感謝して詣りまする

秋は狂言の季節

呟】狂言は続く 昨夜は茂山千五郎家を将来背負って行く二人と狂言する機会を得てござる 性格の違いはあれどいずれも狂言を続けていこうと云う氣もちを感じてござる 舞台後の反省や指摘し合うところも瑞々しく感じ この若者たちと一緒に狂言できる悦びを確と味わってござる

かぶら会狂言発表会が終わってござる

呟】土曜日はカッティングエッヂ狂言を観に西宮へ 今月はこれで六公演の観劇でござる かつて夏は能閑期などと云うていたそうで能楽師は閑だったそうにござる 舞台のない暇に乗じて装束の糊付けや面などを虫干ししていたようでござるが いまや舞台の合間を見ての作業となってござる

呟】明日はいよいよ狂言社中発表会「かぶら会」でござる 昨日は島田洋海社中の最終お稽古 八年目で初めて披露する狂言小舞『祐善』は和傘を持って舞うのが特徴でござる 後ろには四人の玄人が並んで地謡をしてくださるそうで その謡の力を借りて 力強く優雅な舞を目指してござる

呟】狂言のお稽古であれ 謡のお稽古であれ一番好きな処はお腹から声を出す快さでござる 最初の頃の鸚鵡返しも 徐々に覚えてのお稽古も 少々の間違えには構わず お腹から身体を響かせるように 声を出すこと 全身が上手く響かせられると 帰り道の足取りが軽くなるのでござる

呟】転職に伴って狂言に再會し 自ら狂言のお稽古を始めた2010年より 一昨年には狂言面を打ち始め 今年からほぼ毎週舞台に立つようになって 生活に占める狂言の割合は弥増してござる さりながら画を描くことや文具漫画読書映画ドラマ等等続いている趣味もござる 狂言に織り交ぜられば尚嬉しい

呟】七月になると京都はあちこちで祇園囃子が聞こえ始めまする 春三月よりこの祇園で舞台に出る機会を賜り 祇園がいっそう身近に感じられてござる 観光で来られる方も弥増すようで 今年の祇園祭は連休と重なりますれば さぞかし賑やかなものでござろうと存ずる 心和やかに愉しまれますよう

呟】翌日曜6月4日に高槻城公園芸術文化劇場で開催の茂山一族デラックス狂言会がござる その中で四年ぶりの演目狂言唐相撲がござる 現行曲では最多の登場人物となる狂言で三十人以上が出演 わたくしも唐人立衆として参加 七人で形作る▲の下段左に抜擢されて小躍り ともかくしっかり勤めまする

呟】ただいまお稽古中の狂言小舞祐善は 舞狂言『祐善』の中でシテが舞う舞でござる 祐善は傘貼り職人の亡霊で 弔いを求めて旅僧の前に現れ最後に舞うのでござる 以前このnoteの中で 雨降りの狂言はないと云うた覚えがござるが 冒頭雨をさけて旅僧が雨宿りするによって 狂言には雨もござる

呟】昨夕念願叶うて さる舞台で初狂言でござった 玄人二人と一緒に学び多く実り多い舞台でござった 装束を自身で着ける経験もできましたが こちらはまだまだお稽古が必要でござる

呟】こんにった滋賀は愛荘町へおうみ狂言を観に参ってござる 古典は瓜盗人と惣八の二番と云う渋い選曲でしっかりとした狂言を楽しみ 休憩挟んで新作狂言琵琶姫 富士山と淡路島が琵琶湖に求婚すると云う奇天烈なお話 それがしっかり狂言になってござる 最後まで楽しめる好い狂言会でござった

狂言をいつでも観らるるよう大きな野望でござる

狂言でなにができるでござろうか